大手取引所のBybitでは2021年の下半期以降、数々のIEOを行って新規トークンを発行しています。
そして2021年12月31日よりBybitローンチパッドの第8弾プロジェクトとして、KASTAというトークンのIEOが始まりました。
KASTAは個人間の仮想通貨送金を行うために開発された決済用プラットフォームで、非常に注目度の高いトークンです。
しかし、IEOで発行されるのはこれまでにはなかった新しいトークンのため「具体的な特徴や購入方法などは知らない」という人も多いでしょう。
そこで本記事では、KASTAの特徴や将来性、実際の購入方法などを解説します。
なお、この記事は2022年1月3日時点での情報です。
- KASTAは個人間の仮想通貨送金を迅速かつ手数料ゼロで行えるよう開発された決済プラットフォーム
- 世界的に有名な投資家・カール氏もプロジェクトに関わっており期待値は非常に高い
- これまでの仮想通貨における決済システムの常識を覆すような仕組みがあり、将来性も期待できる
- KASTAトークンはBybitのIEOイベントで購入可能
この記事を読めば、KASTAについて詳しくなるどころか、実際にトークンを購入して運用できるようになりますよ。
目次
KASTAとは?
まずは、KASTAがどういったプロジェクトなのかを紹介します。
仮想通貨の決済プラットフォーム
KASTAは、仮想通貨の決済プラットフォームです。
個人間の仮想通貨送金を迅速かつ安い手数料で行えるよう開発されました。
これまでの仮想通貨決済プラットフォームではガス代の高騰などが問題視されていましたが、KASTAでは取引における決済や送金を手数料ゼロで行える仕組みを構築しています。
ユーザーは電話番号やメールアドレスの入力、もしくはQRコードをスキャンするだけで、仮想通貨の決済が可能です。
PayPalなどもメールアドレスや電話番号を使って仮想通貨を送金できますが、KASTAもそういった決済アプリと同じようなシステムを導入しています。
また、Kastaと銀行間の送金、デビットカードの直接支払いなど、仮想通貨の初心者でも手軽に利用できる法定通貨サービスも開発しているようです。
世界的に有名な投資家であるカール氏も関わっている
KASTAは、世界的に有名な投資家であるカール氏もプロジェクトに関わっています。
カール氏は「The Moon」というYouTubeチャンネルでユーチューバーとしても活躍しているため、名前を知っている人も多いのではないでしょうか。
SNSやYouTubeの動画でもKASTAに関する情報を大々的に発信していて、多くの仮想通貨トレーダーから注目されています。
そのせいもあってか、KASTAはCRYPTO RANKの検索ランキングでビットコインに次ぐ2位の検索数にもなっていました。
ネット上では「PayPalを脅かす存在になるのでは」という声も挙がっており、非常に期待度の高いプロジェクトです。
オンラインストアで商品の売買も可能
KASTAは仮想通貨の決済や送金を手数料ゼロで行える他、さまざまな機能の開発が進んでいます。
たとえばKASTAを使ってオンラインで商品の売買を行うと、その場で料金を支払わなくても、いつどのように支払うかをユーザーが選択可能です。
ゆくゆくはステーキング機能を実装し、投資用銘柄として活用することも視野に入れているとのこと。
便利な機能を多く備えているプロジェクトなので、今後の展開に注目したいですね。
KASTAトークンの特徴は?
続いて、プロジェクトの独自トークンであるKASTAについて紹介します。
概要
トークン名 | KASTA |
---|---|
トークンシンボル | KASTA |
トークン総額 | 1,500,000,000KASTA |
ローンチパッド割り当て総額 | 25,000,000KASTA |
KASTAの配布総額は、15億枚です。
このうち1.67%にあたる2,500万KASTAが、Bybitのローンチパッドで配布されます。
Bybitの上場時は、0.04ドルのレートが適用されるとのこと。
公式サイトには、以下のようなロードマップが掲載されています。
チームメンバーへの配布やマーケティングなど、各種イベント・制度によって配布割合が決まっているようです。
発行の目的
KASTAはシステム内で、幅広いアプリケーションや価値を提供するために発行されました。
また、KASTAトークンの発行により、ユーザーが最大限にKASTAの支払い機能や特典などを利用できるようにすることも目的のようです。
他にもステーキングや投票など、さまざまな機能・イベントで活用することを目的に発行されたトークンといえるでしょう。
使用用途
KASTAトークンは、他の仮想通貨と同じく主にトレード用の通貨として使えます。
Bybitに上場したあと、実際に取引をすれば利益を出すことが可能です。
KASTAのメインプロジェクトである支払い用の通貨として使ったり、取引手数料を減らしたりといった使い方もできます。
また、KASTAをステーキングすることで、デビットカードのデザインを独自にカスタマイズすることも可能なようです。
その他、KASTAを保有しているユーザーはプロジェクトに関わる投票イベントにも参加できます。
ただトレードするだけでなく、長期的に保有していろいろなことに活用するのも1つの投資方法といえるでしょう。
KASTAの購入方法は?
ここからは、Bybitで実際にKASTAを購入する方法を紹介します。
IEO
今回KASTAはBybitのIEOプロジェクトとして上場します。
IEOとは、取引所を介して新しいトークンを発行するセールイベントのこと。
BybitのIEOは、BITという銘柄と交換する形で新しいトークンを購入する仕組みです。
参加する際の流れは、主に計測期間・コミット期間・配布期間の3つのSTEPに分かれています。
具体的な流れは以下の通りです。
- BybitでBITを購入し、自分のアカウントに保有しておく
(現物アカウント・デリバティブアカウント・ByFiアカウントのどれか) - 保有しているBITの数量が5日間にわたって計測される
(日本時間の2021年12月31日9:00~2022年1月5日8:59) - コミット期間中にBITの任意数量を入力して「コミット」ボタンを押す
(2022年1月5日12:30~19:59) - コミットしたBITの数量に応じたKASTAと、購入に使われなかった残りのBITが現物アカウントに配布される
獲得できるKASTAの数量は、以下の計算式によって決められます。
購入できるKASTAの数量=(コミットしたBIT÷参加者全員がコミットしたBIT)×ローンチパッドのKASTAの割り当て枚数
IEOの参加人数が多いほど、1人あたりが獲得できるKASTAの数量は少なくなる仕組みです。
また、1人のユーザーが獲得できるKASTAの最大枚数は9,500枚までと決められており、上限を超える枚数の購入はできません。
コミットしたBITの数量すべてがKASTAの購入に割り当てられるとは限らないので、その点も考慮して何枚のBITをコミットするか決めるといいでしょう。
なお、ByFiアカウントの計測に関しては、ByFiアカウントに保有しているBITの数量および、ローンチプールで預け入れているBITの数量のみが計測されます。
ローンチプール以外のプロダクトに預けているBITの数量はカウントされないので、注意が必要です。
上場後
KASTAの配布期間が終わると、流動性の条件に達し次第、新たな現物取引ペアとして「KASTA/USDT」の取り扱いが始まります。
現物取引の開始は2022年1月5日21:00頃を予定しているので、上場したあとすぐにKASTAを売却したい場合は、この時間を狙って取引するといいでしょう。
ただし、BybitのIEOで新しく上場する通貨は、必ずしも予定時刻通りに現物取引が始まるとは限りません。
過去に上場したトークンのなかには流動性に問題が発生し、予定時刻よりも数十分遅れて現物取引が始まったケースもあります。
上場後すぐに取引したい場合は、Bybitの公式サイトやSNSで最新情報をチェックしながら待機しておくといいですよ。
ちなみに、Bybitは日本円建ての取引ができないので、KASTAを購入するにはUSDTが必要です。
もしBybitでUSDTを持っていない人は、銀行振込や他の取引所から通貨を送金するなどして、USDTの準備もしておきましょう。
まずはBybitの口座開設をしておきましょう。
登録費は無料で、3分ほどで完了しますよ。
KASTAの将来性は?
KASTAの将来性は、プロジェクトが成功するかどうかにかかっています。
仮想通貨は各銘柄で独自の特徴や仕組みがありますが、それらに需要がないと判断されると、トークンの価格も上がりません。
KASTAの場合、これまでの仮想通貨における決済システムの常識を覆すようなプロジェクトなので、世界中で注目されています。
一部のトレーダーからは「今までBybitが行ってきたIEOのなかでもっとも期待値の高い銘柄」という意見もあるほどです。
そういった期待値の表れなのか、KASTAのIEOで計測期間が始まって以降、BITの価格は10%以上の値上がりを見せています。
期待値の高さが原因とは言い切れないものの、KASTAのIEOに備えてBITを購入している人が増えていることが、価格上昇の主な理由と考えられるでしょう。
それだけKASTAのプロジェクトに注目している人が多いということなので、将来性も十分に期待できるのではないでしょうか。
なお、ここで紹介している内容はあくまでも筆者独自の見解であり、KASTAの将来性を保証するものではありません。
KASTAの価格上昇が期待できるタイミングは?
実際にKASTAを購入するなら、できるだけ価格が上がったときに売却し、より多くの利益を出したいですよね。
そこで、KASTAの価格上昇が期待できるのはどんなタイミングなのかを紹介します。
Bybitでの上場直後
KASTAの値上がりが期待できるタイミングとしてまず注目すべきは、Bybitでの上場直後です。
もともとIEOは新規トークンが上場する前の安い価格で購入するためのイベントであり、上場後には購入したときの価格よりも高騰するケースがほとんど。
過去にBybitのIEOで発行された他の通貨も、上場後はすべての銘柄が値上がりしています。
たとえば、以前BybitのIEOで上場したCBXというトークンは、瞬間的ではあるものの上場直後に50倍以上の価格高騰を見せました。
価格の上昇率には差がありますが、IEO銘柄は上場したあとすぐに値上がりするケースがほとんどです。
購入したKASTAをすぐに売ろうと考えている人は、こういったタイミングを狙うといいでしょう。
ただし、IEOで発行される新規銘柄の場合、上場直後は価格が乱高下しやすいという特徴もあります。
価格が上がったあとに暴落することも多く、買ったり売ったりをむやみに繰り返すと損失が出る恐れもあるので、取引のタイミングは慎重に見極めるよう注意してくださいね。
KASTAのプロジェクトがさらに注目されたとき
KASTAのプロジェクトがさらに注目されたときも、価格上昇のタイミングとしては狙い目です。
将来性の項目でも解説したように、プロジェクト自体が成功するかどうかによってトークンの価格は大きく左右されます。
KASTAはまだ始まったばかりのプロジェクトですが、有名な投資家による情報の発信や、Bybitへの上場などがあり、既に仮想通貨界隈での期待値は高めです。
しかし、今後さらに注目度が増して需要も高まれば、価格の高騰も期待できるでしょう。
KASTAはステーキング機能の実装やデビットカードの発行なども予定しているので、こういった新しい機能・サービスの追加にも注目しておきたいですね。
他の大手取引所へ上場したタイミング
KASTAの価格上昇が期待できるもう1つのタイミングは、他の大手取引所へ上場したときです。
仮想通貨はプロジェクトの内容やトークンの特徴とはあまり関係なく、大手の取引所に新しく上場すると、価格が高騰する傾向にあります。
なぜ価格が上がるかというと、ユーザー数の多い取引所で扱われると取引高や流動性が高くなり、それが価格にも影響するからです。
とくにBinanceやFTXなどユーザー数が世界トップクラスの大手取引所に上場した銘柄は、短期的な価格高騰が起きることが多々あります。
たとえば2021年12月24日に、SPELLという銘柄がBinanceへ上場しました。
そしてSPELLのチャート表がこちらです。
Binanceに上場した12月24日に大きく価格が上昇し、15%以上の値上がりを見せているのが分かります。
このように、大手の取引所に上場すると価格が爆上がりしやすいので、Bybitのあとで他の取引所への上場ニュースがないかチェックしてみるといいでしょう。
ただし、他の取引所へ上場して価格が上がるのは一時的なことが多く、上場後は価格が一旦落ち着くケースが多いです。
通貨を購入するタイミングが遅れると、高値で掴んでしまい損失が出ることもあります。
もし上場ニュースを知るのが遅くなってしまった場合は、むやみに取引せず別の機会をうかがうなど、冷静な判断をしながらトレードするといいでしょう。
仮想通貨で儲けるためにはタイミングを逃さないことが大事です。
チャンスをしっかりと掴むためにも、あらかじめBybitの登録は済ませておきましょう。
まとめ
KASTAは個人間の仮想通貨送金を迅速かつ安い手数料で行えるよう開発された、決済用プラットフォームです。
Kastaと銀行間の送金、デビットカードでの支払いなど、より便利な法定通貨サービスも開発しています。
有名な投資家がプロジェクトに関わっており、その機能性の高さからも、非常に注目度の高いプロジェクトです。
「PayPalを脅かす存在になるのでは」といわれるほど注目されている銘柄でもあるので、期待値の高い通貨に興味のある人は、KASTAの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、KASTAはBybitのIEOにて購入できます。
BybitのIEOはBITを保有したうえでコミットボタンを押すなど、一連の作業が必要です。
BybitのIEOに参加したい人は、ここで紹介したKASTAの購入方法もぜひ参考にしてくださいね。
- BybitでBITを購入し、自分のアカウントに保有しておく
- 5日間にわたってアカウントに保有しているBITの残高が記録される
- コミット期間中に任意数量のBITを入力してコミットボタンを押す
- 計測期間が終わったあと、コミットしたBIT数量に応じたKASTAと残りのBITが現物アカウントに配布される
Bybitの口座開設がお済みでない方は以下の記事を参考にしてください。
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