NFT関連銘柄として最近登場した、ApeCoin(APE)という仮想通貨をご存知でしょうか。
ApeCoinは類人類をテーマにした通貨で、海外のセレブからも人気です。
2022年3月には大手の取引所に次々と上場したことで、日本でも話題になりました。
しかし、日本だとApeCoinを扱っている取引所はなく、通貨の名前は知っているもののトークンの詳しい特徴までは把握していない人もいるはず。
そこで本記事では、ApeCoinの概要やAPEトークンの購入方法、将来性などを解説します。
なお、この記事は2022年3月28日時点での情報です。
- ApeCoinは人気NFTシリーズ・BAYCの独自トークン
- Amimoca Brandsなど大手企業と提携しており、ゲームとの関連性も高い
- NFT市場の需要を考えると、ApeCoinの将来性にも期待がかかる
APEの価格が上昇するタイミングもお伝えするので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
ApeCoin(APE)のプロジェクト概要
それではまず、ApeCoinが行っているプロジェクトの概要を解説します。
類人類をコンセプトにした仮想通貨
ApeCoinは、世界的に人気なNFT「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」の独自通貨です。
Bored Ape Yacht Clubは、米国のスタートアップ企業である「Yuga Labs」が制作したNFTシリーズで、類人類をテーマにしています。
世界のセレブからも人気を集めており、サッカー選手のネイマールや歌手のジャスティンビーバーなど、多くの著名人もBAYCを購入しているようです。
2022年3月時点だと、BAYCは5,000万円前後の価格で売買されています。
また、BAYCには姉妹プロジェクトとして「Mutant Ape Yacht Club(MAYC)」というNFTコレクションもあり、こちらも同じく人気です。
プロジェクト方針はDAOメンバーによって決まる
ApeCoinにおけるプロジェクトの方針は、DAOメンバーによって決まるのも特徴です。
DAOは日本語だと分散型組織と呼ばれ、簡単にいうとプロジェクトを運営するために必要な組織のことをいいます。
ApeCoinのプロジェクトでは、主に以下3つの組織が存在しているようです。
- ApeCoin DAO:ApeCoinのメインとなる参加者主導のコミュニティで、プロジェクトの方針やルールを決めるための組織
- APE財団:主にApeCoin DAOで提案されたアイディアの実現や管理などのサポートを行う
- 特別評議会(ボード):ApeCoin DAOで発案された提案を管理し、コミュニティの運営を促進させる
ApeCoinのトークンを保有している人は、上記のような投票への参加や、アイディアの提出などができます。
なお、特別評議会のメンバーはDAOメンバーの投票によって決まるとのこと。
APEトークンはゲームでも使用可能
ApeCoinのトークンは、大手ゲーム会社の「Amimoca Brands」と「Bored Ape Yacht Club」が開発している「BenjiBananas」というゲームでも使えます。
BenjiBananasは、サルを操作しながらバナナを獲得していくゲームです。
ゲーム内ではAPEトークンを使ってNFTを購入できます。
BenjiBananasはiOSおよびAndroid版のゲームがリリースされているので、興味のある人はチェックしてみるといいでしょう。
また、BAYCと提携しているAmimoca Brandsは、NFTやメタバース関連のゲームを開発している大手企業です。
そのため、今後はAmimoca Brandsなどゲーム会社の協力を得ながら、より多くのゲームと提携する可能性もあります。
ApeCoin(APE)のトークン情報
次に、ApeCoinが発行しているAPEトークンの詳細について解説します。
概要
項目 | APEの詳細情報 |
---|---|
トークン名 | ApeCoin |
トークンシンボル | APE |
トークン総額 | 1,000,000,000APE |
APEはApeCoinのエコシステム内で使用される、ERC-20規格のガバナンストークンです。
ガバナンストークンとは、プロジェクトに関わる投票権を付与されたトークンのこと。
ApeCoinの公式サイトには、トークンの配布割合が記載されていました。
ApeCoinの総発行数のうち、15%にあたる1.5億トークンはBAYCを運営しているYugaLabsに割り当てられています。
その他、総発行数の8%にあたる8,000万トークンがBAYCの創設者に配分されているとのこと。
発行の目的
APEトークンは、ApeCoinのプロジェクトを管理するために発行されました。
ガバナンス機能を付与したトークンを配布することで、プロジェクトの方針やルールを明確にすることを目的にしているのでしょう。
これにより、APEを保有しているユーザーはApeCoinの投票に参加して新しいルールやアイディアの立案ができます。
また、APEを使ってDAOやコミュニティのメンバーに報酬を与えることもトークンを発行した目的の1つです。
BAYCやMAYCのNFT保有者に対しては既にエアドロップも行われており、こういったインセンティブシステムを成立させることもAPEを開発した理由だと考えられます。
使用用途
APEは主に、ガバナンストークンとして使用できます。
プロジェクト概要の項目でも解説したように、APEを保有することで、ApeCoinのプロジェクトに関する投票イベントに参加可能です。
また、APEを保有しておきエアドロップなどの報酬を受け取るという使い道もあります。
その他、BAYCの新作NFTを購入するのに必要となったり、ApeCoin関連のゲームで使えるようになったりといった可能性もあるでしょう。
プロジェクトが進むにつれてAPEの新たな用途が追加されることも考えられるので、今後の情報にも要注目です。
ApeCoin(APE)の購入方法は?
続いて、ApeCoinの購入方法を紹介します。
APEはBinance・Huobi Global・Gate.io・Bybitなどをはじめとする、一部の海外取引所に上場済みです。
今回はそのなかでも日本人からの人気が高く、使いやすいと評判のBybitで購入する方法を解説します。
Bybitでは、現物取引とデリバティブ取引の両方でAPEのトレードが可能です。
現物取引でAPEの売買をする場合は、まずBybitにログインしたあと、ページ上部の「Trade」項目からAPE/USDTペアを探します。
右側にある項目分けで「NFT」を選択する、もしくは「Search Coin」の箇所にAPEの名前を入力すると、簡単に探せますよ。
APEを選ぶと以下の画面に移るので、ページ右側の項目で購入したいAPEの数量や注文方法を選びましょう。
Bybitの現物取引は、以下3種類からいずれかの注文方法を選べます。
- Limit(指値注文)
- Market(成行注文)
- Conditional(条件付き注文)
注文方法を設定したら「Buy(購入)」のボタンを押して、APEの購入は完了です。
デリバティブ取引では、上記の注文方法に加えてレバレッジ設定などもできます。
APE/USDTペアの場合、設定可能な最大レバレッジは50倍です。
現物取引よりもリスクは増えるものの、短期間で大きな利益を狙いたい人はデリバティブ取引にも挑戦してみるといいでしょう。
Bybitの口座をお持ちでない方は以下のボタンより開設できます。
登録は3分程度で完了しますよ。
ApeCoin(APE)の将来性は?
NFT市場がこのまま拡大していけば、ApeCoinの将来性も期待できるでしょう。
ApeCoinのようなNFT関連の事業は、年を重ねるごとに拡大しています。
投資銀行Jefferiesの分析によると、世界のNFT市場規模は2025年に800億ドルにまで拡大する見込みとのこと。
2020年のNFT市場規模は3億4,000万ドル程度だったので、今後数年間のうちに大きな成長が期待されています。
現に2021年は、SAND・CHZ・ENJなどをはじめとするNFT関連銘柄の価格が大きく上昇しました。
NFTが注目を集める限り、ApeCoinも長期的に事業を拡大する可能性が高いでしょう。
また、MAYCなど一部のNFTを発売時に購入するにはApeCoinを保有しなければならないこともあり、既に通貨としての需要は確立されています。
海外の著名人による影響もあり、ApeCoinの人気や需要は高まっている状況です。
NFTのなかでも非常に注目されているプロジェクトなので、今後の将来性も期待できるのではないでしょうか。
なお、ここで紹介しているのはあくまでも筆者独自の見解であり、ApeCoinの将来性を保証するものではありません。
ApeCoin(APE)の価格上昇が期待できるタイミングは?
海外セレブからも人気のApeCoinですが、せっかく購入するなら価格が上がったときに売却をして、なるべく大きな利益を出したいですよね。
そこで、ApeCoinの価格上昇が期待できるのはどんなタイミングなのかを解説します。
BAYCの需要が高くなったとき
ApeCoinの価格上昇が期待できるタイミングとしてまず考えられるのは、BAYCの需要が高くなったときです。
仮想通貨はどの銘柄においても、プロジェクト自体の知名度や需要がトークン価格に大きく影響します。
ApeCoinは人気NFTであるBAYCの独自トークンなので、BAYCの需要が高くなれば、それに比例してAPEトークンの価格も高くなるでしょう。
なお、BAYCはApeCoinが仮想通貨市場に流通する前から人気だったこともあり、上場後は爆発的な値上がりを見せています。
こちらはBybitで確認できるAPEのチャート表です。
大手取引所への上場が相次いで決まったことも後押しとなり、上場時の価格は日本円で約120円でしたが、上場後は瞬間的に6,000円前後の価格を記録しています。
上昇率にすると、およそ50倍です。
BAYCが人気を集めていなければ、これほど価格が上昇する可能性は低かったでしょう。
APEが上場したあとはやや価格は落ち着いているものの、極端な暴落は見せていません。
今後BAYCの需要が今よりも高くなれば、APEのさらなる価格上昇も期待できるので、これからの展開に注目しておきたいですね。
他の大手取引所に上場したタイミング
ApeCoinが他の大手取引所に上場したタイミングでも、価格上昇が期待できるでしょう。
ApeCoinに限ったことではありませんが、仮想通貨は大手の取引所へ新しく上場すると価格が一気に上がる傾向があります。
これはユーザー数の多い取引所で売買されることにより、流動性が上がるためです。
APEは既にBinanceやHuobi Globalといった海外の大手取引所には上場していますが、日本の取引所には上場していません。
日本における仮想通貨の需要は高いので、今後国内でAPEを取扱う取引所が出てくれば、短期的な値上がりが期待できるでしょう。
たとえば2022年2月2日、大手取引所のFTXは日本の暗号資産取引所Liquid by Quoineの親会社であるリキッドグループの買収契約を発表しています。
この発表を受けて同日中に、日本の取引所であるLiquid by Quoineにて、FTXの独自トークン・FTTが上場することがほぼ確実になりました。
そして2022年2月2日のFTTのチャート表がこちらです。
FTXのニュースが流れた直後に、FTTの価格が10%以上値上がりしているのが分かります。
価格上昇の理由が、FTXのニュースによるものと100%言い切れるわけではありません。
ただ、値上がりのタイミングと上昇率から判断すると、買収契約ニュースの影響による可能性が高いでしょう。
BinanceやHuobi Globalなど世界的に有名な取引所に比べると影響はそれほど大きくないものの、日本の取引所への上場も、上記のように通貨価格に影響を与えます。
BAYCの人気や需要の高さを考えると、ApeCoinが日本の取引所に上場する可能性もゼロではありません。
もし国内でもApeCoinが扱われるようになれば、価格が上昇する確率は高いので、そういった情報がないかも定期的にチェックしてみるといいでしょう。
仮想通貨市場全体の価格上昇
ApeCoinの価格上昇が期待できるもう1つのタイミングは、仮想通貨市場全体の価格が上がったときです。
仮想通貨はバブル期と呼ばれるような市場全体が盛り上がる時期に入ると、BTCを筆頭にあらゆる通貨の価格が高騰します。
実際に2021年は仮想通貨バブルといわれ、BTC・ETH・ENJなど多くの銘柄が最高値を更新しました。
ApeCoinと同じNFT関連銘柄の多くも、高値を記録しています。
たとえば日本の取引所でも扱われているENJは、2021年1月時点ではおよそ15円でしたが、同年11月には史上最高値となる500円台にまで価格が上昇しました。
メタバースやNFT関連の銘柄が注目を集めたこともありますが、それに加えて仮想通貨がバブル期だったことも、これほどの値上がりを見せた要因の1つと考えられます。
上記のように仮想通貨市場全体の価格が上がる時期になれば、ApeCoinの価格も高騰する可能性が高いでしょう。
ただし、仮想通貨のバブルは永遠に続くわけではなく、いつかは終わりが来るものです。
バブルが崩壊すると、銘柄によっては最高値の半分以下にまで価格が下落することもあります。
バブルが来たからといって何も考えずにAPEを購入すると、高値掴みになって何年も含み損を抱えてしまうリスクも。
そういったことにならないよう、チャート分析や資産管理をしっかり行いながら、どのタイミングでAPEを購入するか見極めてくださいね。
仮想通貨で収益を得るためにはタイミングが大事です。
絶好のチャンスを逃さないためにも、Bybitには今のうちに登録しておきましょう。
まとめ
ApeCoinは、人気NFTコレクション・BAYCの独自通貨です。
類人類をテーマにしたトークンで海外セレブからの人気も高く、NFT自体も非常に高額で取引されています。
Amimoca Brandsなどの大手企業と提携しておりゲームとの関連性も高く、NFT市場が高い需要を保つ限りは、ApeCoinの将来性も期待できるでしょう。
なお、Apeトークンは海外取引所のBybitで購入できます。
BybitではAPEの現物取引とデリバティブ取引の両方に対応済みです。
取引する際はUSDTが必要なので、Bybitの口座開設とあわせてUSDTの準備もしておくといいでしょう。
- APEは海外取引所のBybitで購入できる
- BybitではAPEの現物取引とデリバティブ取引の両方が可能
- デリバティブ取引では最大50倍のレバレッジが設定できる
Bybitの登録でつまずいているという方は以下の記事を参考にしてみてくださいね。