ApeX Protocolは2022年4月に、Bybitに上場したことで注目を集めている仮想通貨です。
最近よく話題に上がるDEX銘柄の1つで、ApeX NFT Predatorという独自のNFTを発行しているのが特徴。
ただ、新しく登場したDEXということもあり、ApeX Protocolの具体的なプロジェクト内容やトークン情報は知らない人がほとんどでしょう。
そこで本記事では、ApeX Protocolの概要やトークンに関する詳細、将来性などを解説します。
なお、この記事は2022年4月25日時点での情報です。
- ApeX ProtocolはArbitrumをメインネットにしているDEX
- サルをモチーフにしたApeX NFT PredatorというNFTを発行しており、独自のNFTゲームもローンチ予定
- DEXとしては珍しくNFTとの関連性が深いことから、将来性も期待されている
APEXの価格が上昇するタイミングもお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
ApeX Protocol(APEX)のプロジェクト概要
それではまず、ApeX Protocolがどんなプロジェクトなのか見ていきましょう。
APEXはDEX(分散型取引所の)の1つ
ApeX Protocolは、UniswapやSushiSwapと同じDEXの1つです。
DEXは日本語だと分散型取引所と呼ばれ、中央に管理者がいない取引所のことをいいます。
DEXではそれぞれブロックチェーンを基盤にしていますが、ApeX ProtocolがメインネットにしているのはArbitrumというチェーンです。
メタマスクなどの外部ウォレットと連携させることで、他のDEXと同じようにスワップやステーキングなどを行えます。
なお、現時点だとApeX Protocolはβ版のDEXしか公開しておらず、完成版の詳しいローンチ日時はまだ発表されていないようです。
ApeX NFTというゲームをローンチ予定
ApeX Protocolは、サルをモチーフにした「ApeX NFT Predator」というNFTを発行しています。
そのNFTを基軸にした、ApeX NFTというゲームをローンチする予定です。
ゲームに関する詳細は未発表ですが、NFTは2022年4月時点だと0.7~10ETH程度で取引されています。
日本円換算だと、安いもので25万円前後ですね。
各NFTは4,500枚相当のAPEXの価値があり、ApeX Protocol上でバーン(NFTを手放すこと)することで、3,000枚相当のAPEXトークンと交換できます。
また、NFTを最大6か月間ステーキングすると、残りの1,500APEXが付与されるとのこと。
実際にApeX NFTをプレイする際は、ApeX NFT Predatorが必要になるようです。
NFTのバーン機能は、ApeX NFTゲームのローンチ後に実装されるようなので、今後の情報にも期待しておきましょう。
大手企業がパートナーになっている
ApeX Protocolは、以下のような企業と提携しています。
世界的に有名なヘッジファンドであるTiger Globalや、大手投資会社のDragonfly Capitalをはじめ、さまざまなベンチャーキャピタルがバックについているようです。
その他、BybitのベンチャーパートナーであるMiranaなども提携しています。
これだけ大手企業がパートナーになっていることを考えると、提携企業がさらに増える可能性もあるでしょう。
ApeX Protocol(APEX)のトークン情報
続いて、ApeX Protocolが発行している独自トークンのAPEXについて解説します。
概要
項目 | APEXの詳細情報 |
---|---|
トークン名 | ApeX Protocol |
トークンシンボル | APEX |
トークン総額 | 1,000,000,000APEX |
APEXは、ApeX Protocolのプロジェクトにおけるネイティブトークン、およびガバナンストークンです。
ガバナンストークンとは、プロジェクトに関する投票権を与えられたトークンのことをいいます。
APEXの総発行枚数は10億枚で、供給割合は以下の通り。
総発行枚数のうち77%はプロジェクトの運営や管理に回し、残りのトークンはチームメンバーや初期に参加した投資家に配布されるようです。
発行の目的
APEXはプロジェクトの基軸通貨をつくり、DEXの運営や流動性提供をするために発行されました。
DEXには流動性を提供したり、ガス代を支払ったりするトークンがないと取引が成り立ちません。
そこで、DEXの基盤をつくるために発行されたのがAPEXです。
また、APEXはガバナンストークンなので、プロジェクトの運営や管理を円滑に進めるという目的もあります。
使用用途
APEXは主に、ステーキング用の通貨として使えます。
APEXをApeX ProtocolのDEX内や特定の取引所に預け入れることで、取引手数料が割引になったり、その他の特典を受けたりなどが可能です。
APEXを使って流動性を提供すると、インセンティブのような形でAPEXトークンの報酬も受け取れるとのこと。
また、APEXを保有している人は、ApeX Protocolの投票にも参加できます。
持っているAPEXを売却せず、ApeX Protocolの運営や方針に直接関与するのも使い道の1つです。
プロジェクトの投票などに興味のない人は、他の仮想通貨と同じく単純なトレード用の通貨として使うのもいいでしょう。
さまざまな用途があるので、自分の投資スタイルを考慮しつつ使い道を見つけてみてください。
ApeX Protocol(APEX)の購入方法は?
ここからは、APEXの購入方法を紹介します。
APEXは、海外取引所のBybitで購入可能です。
現時点ではBybitの現物取引にて扱われていますが、レバレッジ取引に対応するかどうかは発表されていません。
BybitでAPEXを購入する場合、まずはBybitのトップページを開きましょう。
次にページ上部にある「Trade」のメニューから「APEX/USDT」ペアを選びます。
以下の画面が表示されたら、右側の項目で購入したいAPEXの数量や注文方法を設定してください。
注文方法は、以下3種類のうちいずれかを選べます。
- Limit(指値注文)
- Market(成行注文)
- Conditional(条件付き注文)
指値注文の場合は損切注文や利食注文、条件付き注文ならトリガー価格など、高度な設定も可能です。
すべての項目を設定したあと、下にある「Buy(購入)」ボタンをクリックすれば、APEXの購入は完了します。
売却をしたいときは同じ手順で各設定を行い、最後に「Sell(売却)」のボタンを押せばOKです。
なお、BybitでAPEXを購入する際はUSDTという通貨を使います。
いつでもAPEXの売買ができるよう、USDTの準備も早めに済ませておくといいですよ。
Bybitの口座をまだお持ちでない方は以下のボタンより開設できます。
登録は3分ほどで完了しますよ。
ApeX Protocol(APEX)の将来性は?
ApeX Protocolの将来性は、プロジェクトがDEXとしてどれだけ注目されるかによって決まるでしょう。
最近の仮想通貨界隈において、DEXはDeFi分野の1つとして非常に注目されています。
とくに2021年あたりから、日本でもUniswapやPancakeSwapなどさまざまなDEXが人気を集めていますよね。
ApeX Protocolのような新しいDEXも次々に登場しており、DeFi自体も高い需要を保っています。
このままDEXやDeFiの需要が高まり続ければ、ApeX Protocolのプロジェクトも拡大していく可能性が高いでしょう。
ただし、逆にいえばDEXの世界では、競合が多い状況とも考えられます。
そのため、他のDEXよりも優れた機能や独自性がないと、長期に渡って支持されるのは難しいということです。
ApeX Protocolは、NFTゲームを提供するなど他のDEXにはあまりない強みもあります。
こういった点が、ユーザーからどのように評価されるのかにも注目しておきたいですね。
なお、ここで紹介している内容はあくまでも筆者独自の見解であり、ApeX Protocolの将来性を保証するものではありません。
ApeX Protocol(APEX)の価格上昇が期待できるタイミングは?
せっかくAPEXトークンを保有するなら、価格が高騰したときに売却してより大きな利益を出したいですよね。
そんな人のために、APEXの価格上昇が期待できるタイミングについて解説します。
ApeX ProtocolがDEXとして注目されたとき
APEXの価格上昇が期待できるタイミングとしてまず狙うべきは、ApeX ProtocolのDEXが注目を集めたときです。
仮想通貨はそれぞれでいろいろなプロジェクトを行っていますが、なかでもDEX系プロジェクトは、DEX自体の人気やユーザー数がトークンの価格に直接影響します。
たとえば2021年に注目を集めたPancakeSwapは、短期間でユーザー数が一気に増え、流動性も高くなりました。
こちらはPancakeSwapの独自トークンであるCAKEの、2021年1月~12月のチャート表です。
1月時点では50円前後だった価格が4月には4,500円台にまで高騰しており、90倍以上も値上がりしています。
2021年は仮想通貨市場全体がバブル期だったこともありますが、それをふまえても驚異的な上昇率です。
これほどまでの値上がりを見せたのは、PancakeSwapが人気を集め、多くのユーザーが参入したのが大きな要因だと考えられます。
ApeX ProtocolもPancakeSwapのようにDEX市場で注目を集めれば、APEXトークンの価格が上がる可能性も高いでしょう。
大手取引所への上場
APEXトークンが大手の取引所に上場したときも、値上がりが期待できます。
仮想通貨がプロジェクトを拡大させるには、有名な取引所への上場は欠かせません。
これはユーザー数の多い取引所で売買されるようになると、流動性が高くなるからです。
また、大手取引所への上場はメディアでも取り上げられるので、プロジェクトの知名度アップにも繋がります。
裏を返せば、大手の取引所に上場していない通貨が多くの人に知られるのは難しく、時価総額ランキングなどもなかなか上がらないということです。
とくに、Binance・Coinbase Exchange・FTXといった世界トップクラスの取引所に上場することが決まれば、プロジェクト拡大の追い風になります。
今回APEXが上場したのはBybitですが、今後上記のような大手取引所に上場するかにも注目しておきましょう。
重要なファンダメンタルズの発表
重要なファンダメンタルズが発表されたときも、APEXの価格が上がる可能性が高いです。
仮想通貨は先述した大手取引所への上場以外にも、重要なニュースが公になると、トークンの価格が高騰することがあります。
たとえば、大手企業との提携やプロジェクトの進展、機能のアップデートといったニュースは、トークン価格の上昇に繋がりやすいです。
ApeX ProtocolはDEX系プロジェクトなので、仮に今よりも便利な機能などが追加されることになれば、通貨の価格にも影響しそうですね。
また、ApeX ProtocolはNFTゲームも強みの1つにしています。
もし著名人がApeXのNFTを購入したり、NFTゲームが流行したりすれば、そういったファンダメンタルズでトークンの価格が上がる可能性もあるでしょう。
上記以外に、思いもしなかったことが要因となり通貨の価格が暴騰することもあります。
いざというときに乗り遅れないよう、ApeX Protocolに関する情報収集も行っておくといいかもしれません。
上記のタイミングを逃さないためにも、今のうちにBybitへ登録しておきましょう。
まとめ
ApeX ProtocolはDEXの1つで、Arbitrumをメインネットにしています。
他のDEXと同様、通貨同士のスワップやステーキングなどが可能です。
また、ApeX ProtocolはApeX NFTというゲームをローンチ予定なのも特徴。
ApeX NFTをプレイするにはApeX NFT PredatorというサルのNFTが必要で、今後はそれらの機能も実装する予定のようです。
なお、ApeX Protocolの独自トークンであるAPEXは、Bybitで購入できます。
BybitでAPEXを購入する際はUSDTが必要なので、口座開設とあわせて資金の準備も済ませておくといいですよ。
- APEXは海外取引所のBybitで購入可能
- 2022年4月時点だとBybitではAPEXの現物取引にのみ対応しており、レバレッジ取引に関しては発表されていない
- APEXを購入するにはUSDTが必要
Bybitの登録につまずいている方は以下の記事を参考にしてください。
どこよりもわかりやすく解説しています。