bybitでは、仮想通貨の購入にクレジットカードが利用できます。
これはクレジットカード購入が全面禁止されている国内の仮想通貨業者と比較すると大きな違いです。
ここではbybitでの仮想通貨購入方法(クレジットカード編)を伝授致します。
初めての方でもすぐに決済まで進めるよう
- 使用できるクレジットカード
- 購入できる仮想通貨
- エラー時の原因&対処法
まで詳しくまとめました。
仮想通貨のクレジットカード購入機能は海外業者ならではです。日本語サポートも充実しているので、この際にbybitの口座開設も行っておくと良いでしょう。
目次
bybit(バイビット)でクレジットカードを使う前に覚えておく事
bybitでクレジットカードを使い仮想通貨を購入する前に、覚えておきたい重要なことを列挙します。
- 日本のカード決済とは方法や流れが異なる
- 国際ブランド縛りあり
- 購入可能な通貨は3種類
利用可能なクレジットカードブランドは2種類
bybitで利用可能なクレジットカードの国際ブランドは
- VISA
- MasterCard
の2種類です。
とはいえ、日本で発行されているクレジットカードの多くは上記のブランドに属するため、基本的にはお手持ちのカードで決済が可能でしょう。
ただし、以下のカードは利用不可なので注意してください。
- JCB
- 銀聯
- ダイナース
- アメリカン・エキスプレス
- ディスカバー
クレジットカードで購入可能な仮想通貨は3種類
クレジットカード購入に対応しているのは
- BTC
- ETH
- USDT
の3種類です。
bybit(バイビット)で仮想通貨をクレジットカード購入する方法・手順
クレジットカードでbybitの仮想通貨を買う流れを解説します。
基本的に難しい工程はありませんが、初回決済時のみプロバイダ(決済代行会社)でのアカウント登録+本人確認があります。
※詳しくは後述します。
なお、購入に際して必要なものは
- IDセルフィ
- 身分証
- クレジットカード
の3点です。
スマホで操作する場合
スマホで操作する場合の流れを解説します。
ブラウザから公式サイトへログイン
まずbybitへログインしましょう。
bybitの公式サイトはこちらです。口座をまだお持ちでない方は先に口座開設を行いましょう。
ログイン後、右上のハンバーガーメニュ-をタップし、一番上に出てくる「暗号資産の購入」をタップします。
購入通貨・数量を決めて、購入ボタンをクリックする
画像のとおり仮想通貨の購入画面へ進みます。
なお以降はPC版のサイトがそのまま表示される部分が多いため、PC版の画像を使ってわかりやすく解説します。
ここでは以下の手順で手続きを行います。
- JPYを選択します。
- 日本円での購入希望金額を入力します。
- 自動で購入出来るBTC数量が表示されます。
- 「購入」をクリックします。
プロバイダ(決済代行会社)登録
ここでプロバイダ(決済代行会社)のアカウント登録を行います。
カード決済をするのはbybitではなく、決済代行会社のサービスを使用します。
現状はJPY(日本円)で購入する場合、moonpayとMERCURYOが主な選択肢となります。
以下に2021年6月11日時点の通貨ごとの対応プロバイダを列挙します。
- JPY→BTC:MERCURYO
- JPY→ETH:moonpay
ただしタイミングによってJPY→BTCでもmoonpayが使えたり、その逆が可能なケースもあります。
bybitのサポートチームに確認したところ、使用できるプロバイダは購入予定の通貨や購入するタイミング等によって変動することがあるとのことです。
今回は高頻度で選択肢に上がるmoonpayでのやり方をタイムライン+スクショで解説します。
- STEP
購入画面からmoonpayの画面へ移動
Eメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。
- STEP
メール認証
折り返しメールが届くので、認証コードを確認し、ブラウザに入力します。
メールは以下のような形で届きます。
- STEP
KYC(本人確認)設定
KYCのため、個人情報を入力します。
画像の様に、指示に従って情報を入力します。日本語表記なので、迷うことはなさそうです。
- STEP
カード情報追加
住所等の入力を済ませ、画面に指示が出た場合はIDセルフィや身分証明書の画像アップロードを行います。
KYCまで完了すると、カード情報が追加出来るようになります。
カード情報を入力し、画面の指示に従って決済を実行します。
決済
決済完了後、長くても30分程度で口座に反映されます。
パソコンで操作する場合
PCでの操作方法を解説します。基本的にスマホと大差なしです。
ただし画面が大きく見やすいので、PCが使える人はPCからの購入を推奨します。
公式サイトへログイン
bybitへログインし、「暗号資産の購入」をクリックします。
購入通貨・数量を決めて、購入ボタンをクリックする
画像のとおり仮想通貨の購入画面へ進みます。
ここでは以下の手順で手続きを行います。
- JPYを選択します。
- 日本円での購入希望金額を入力します。
- 自動で購入出来るBTC数量が表示されます。
- 「購入」をクリックします。
プロバイダ(決済代行会社)登録
カード決済はbybitではなく、決済代行会社のサービスを使用します。
現状はJPY(日本円)で購入する場合、moonpayとMERCURYOが主な選択肢となります。
先ほどもお伝えしたとおり、使用できるプロバイダは購入予定の通貨やタイミング等によって変動します。
ここではmoonpayでの方法を解説します。
- STEP
moonpayへ移動
moonpayで決済するため、アカウントを作成します。
メールアドレスを入力して「次へ」をクリックします。
- STEP
メール認証
この画面が出たら、メールを確認しましょう。
このようなメールが来ていますので、認証コードを先程の画面へ入力して次に進みます。
- STEP
KYC(本人確認)設定
アカウント作成のため、個人情報を入力します。これがKYCに該当します。
- STEP
カード情報追加
KYCまで完了すると、カード情報が追加出来るようになります。
カード情報を入力し、画面の指示に従って決済を実行します。
決済
決済完了後、長くても30分程度で口座に反映されます。
bybit(バイビット)でクレジットカードが使用できない原因と対処法
bybitでクレジットカード決済出来ない時の原因と対処法を解説します。
特に日本での決済とは異なる部分があり、注意したい点が多いので、1つずつ確認しておきましょう。
クレジットカード番号が間違っている
- クレジットカード番号
- 有効期限
- セキュリティコード
上記3点のいずれかを誤入力している可能性があるので再度番号を確認しましょう。
特に、ブラウザにカード情報を保存している場合は「オートコンプリート」(自動挿入機能)に注意してください。別のカード番号が混ざったりすることがあります。
- 番号の再確認をする。
- オートコンプリートをオフにする。
クレジットカードの有効期限が過ぎている
古いカードだと有効期限切れで使えないケースがあります。
特に今回の決済のために普段使用していないカードを持ち出した場合は、カードに記載されている「有効期限」を確認してください。
有効期限は「月/年」で記載されます。
例えば、「05/19」と記載されている場合、2019年5月末で有効期限切れ。
「05/23」と記載されている場合は2023年5月末までカードは有効です。
- できるだけ普段遣いのカードを使う。
- 期限切れカードだった場合は更新済みカードが自宅に届いていないか要確認。
海外利用制限をかけている
カードの海外利用制限がかかっているケースがあります。
大抵はカード発行時・更新時などに自分で制限をかけますが、知らない間に制限されているケースもあるので確認をしましょう。
- WEBで確認して自分で解除する。
- カードデスクに電話して聞く&解除する。
(その場合は海外ショッピングと伝えると相手の理解が早い。)
ネットショッピング制限をかけている
海外利用制限と同様に、ネットでの不正利用を恐れてネットショッピング(決済)制限をけていた…というケースも最近はよくあります。
- WEBで確認して自分で解除する。
- カードデスクに相談する。
カードにショッピング枠がない
購入しようとしている仮想通貨の金額に対して「ショッピングご利用可能額」が足りないと決済不可エラーが出るケースもあります。
現在の利用可能額はカード会社各社のマイページから確認可能です。
オンラインで確認できない場合は、以下の計算式でおおよその利用可能額が算出できます。
ショッピング枠の利用可能額-(今月度の利用金額+リボ/分割払いの残債)
※利用可能額は契約書・カード案内等に記載されています。
例えば、「利用限度額100万円、今月すでに10万円をショッピングで使用、その他分割払いの過去利用分が30万円」の場合、100万円-(10万円+30万円)=60万円が現時点でのおおよその利用可能額です。
仮にこれが「利用限度額10万円、今月すでに7万円ショッピングで利用済み、残債が3万5,000円」の場合は利用限度額の10万円を超えていますので、カードでの決済は不可能です。
- 別のカードを使うか増枠申請する。
デビットカードを使用している
即時引き落とし型のカード。
クレジットカードと違い、後払いではなく決済と同時に紐付けした口座から引き落としがかかる。利用限度額は紐付け口座の残高と同額。
bybit・決済プロバイダ自体は「デビットカードにも対応」と明言してるのでデビットカードでも決済可能です。
ただし国内のデビットカードは海外決済や一部の決済システムに対応していないケースもあり、この場合は「デビットカード側の事情で」決済不可となります。
ちなみに銀行キャッシュカードがそのまま買い物に使える「J-Debit」はそもそも海外利用不可なのでbybitの決済には使えません。
- 別のカードを使う。
カード会社が取引制限をかけた
海外利用なので、決済の瞬間にカード会社が不正利用を疑って決済自体を止める(保留する)ケースがあります。本人の利用だとカード会社に伝えると制限解除可能です。
- カードデスクに電話して制限を解除してもらう。
非対応の国際ブランドを使っている
JCB、銀聯、AMEX、ダイナース、ディスカバーは使用不可です。
- VISA・MASTER(マエストロ)のカードを使用する。
bybit(バイビット)でクレジットカード使う際の注意点
bybitでクレジットカードを使う際の注意点5つを解説します。通常決済と同じだと思って使うと損をしますので必ず確認してください。
注意点のトピックを先にお伝えすると、以下のとおりとなります。
- 手数料が高め
- bybit側に購入限度額がある
- 制限国(日本はセーフ)ではカード決済不可
- スマホアプリでは購入不可
- トラブル時の日本語サポートなし
手数料が高め
海外の仮想通貨業者でクレジットカードを使用すると、やや高めの手数料が発生します。
以下でbybitと同業他社のバイナンスの手数料を比較します。
- bybit:支払い金額の4.5%(moonpayの場合)
- バイナンス:仮想通貨価格の3.5%もしくは10USDの高い方が請求される
※上記に加え、それぞれブロックチェーンのネットワーク手数料が発生します(変動制)。
ちなみに手数料で見ればバイナンス優勢ですが、サポート面・ネット情報の充実度で見ればbybitが強いといえます。
なお、国内はクレジットカードでの仮想通貨購入が出来ないので比較対象外です。
bybit側の購入限度額がある
- moonpay:1回あたり125万円まで
- MERCURYO:1回あたり4,000EUR(約53万円)まで
bybit側(≒プロバイダ側)に上記の制限がありますので、たとえクレジットカードにこれ以上の枠があっても購入限度額を超えると決済NGとなります。
制限国では購入不可
以下の国に居住している人、または渡航中の人は購入不可です。
現実的にあまりないケースだとは思いますが、念のため対象国を確認しておきましょう。
アフガニスタン、中央アフリカ共和国、コンゴ、コートジボワール、キューバ、エリトリア、ギニアビサウ、イラン、イラク、北朝鮮、リベリア、リビア、パナマ、ルワンダ、ソマリア、南スーダン、スーダン、ウクライナクリミア、イエメン、ジンバブエ
スマホアプリでは購入不可
スマホアプリではそもそも仮想通貨の購入機能がありません。WEB版を使用すると仮想通貨が購入できます。
トラブル時は日本語サポートなし
カード決済でトラブルが起きた場合、サポートとはすべて英語でのやり取りとなります。
bybitは日本語サポートに対応していますが、クレカ関連はbybitの管轄ではなく提携しているプロバイダ(決済代行会社)と直接やり取りしなければなりません。
bybit側では原則プロバイダとのやり取りに介入してくれないので、サポートとやり取りするための最低限の英語力が必要です。
とはいえ、最近はネットの翻訳機能も発達しているので深刻に考えなくてもOKです。
【Q&A】bybit(バイビット)のクレジットカード関連の疑問への回答
bybitのクレジットカード関連でよくある質問へ回答します。
クレジットカードを利用するメリット・デメリットは?
わかりやすく以下の表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
・手元に現金がなくても購入OK ・支払いが1ヶ月先 ・カードによって買い物利用ポイント付与あり | ・ついつい使いすぎる ・資金管理が甘くなるリスクあり ・トラブル発生時に英語力が求められる |
使えるクレジットカードの中でオススメがあれば教えてください!
結論として、以下のクレジットカードがオススメです。
カード名 (発行可&bybit対応の国際ブランド名) | 特徴&長所 | 審査の特徴 | 申込み~受け取りまでの日数 (概算) |
---|---|---|---|
三井住友カード (VISA) | ・総じて限度額が高め (ゴールドでMAX200万円、一般でもMAX100万。プラチナだと300万円以上) ・学生でも持てるカードがある ・初年度年会費無料 ・サポートに定評あり | 厳しめ | 1週間〜2週間程度 ※即日でカード番号だけ受取可能ケースあり |
楽天カード (VISA/MASTER) | ・楽天ポイントがつくのが大きい ・審査がスムーズ、これから申し込んでも遅くない ・年会費無料カード多数 | 比較的ライト | 1週間程度 |
エポスカード (VISA) | ・年会費無料 ・即日受け取りサービスあり ・海外決済に定評あり | 比較的ライト | 1週間~10日程度 ※即日受取も可 |
イオンカード (VISA/MASTER) | ・イオン系列ならいつでもポイント2倍 ・普段遣いとして持っている人はすぐに転用OK ・年間100万円程度の利用でゴールドカードへの招待チャンスあり | 厳し目 | 2週間~1ヶ月程度 |
セゾンカード (VISA/MASTER) | ・永久不滅ポイントの存在 ・年会費永年無料 ・申し込み当日に受け取る方法あり | 比較的ライト | 1週間~10日程度 ※即日受取も可 |
特にクレジットカードは利用&支払い実績が良好になればなるほど限度額が上がりやすい仕組みなので、仮想通貨取引と組み合わせると大きな相乗効果が生まれることもあります。
決済しようとしたらエラーが出て、カード会社から電話が来ました。なぜですか?
カード盗難または不正利用を疑われ、カード決済がロックされている状態です。
電話がきた場合は「本人が自分の意思で海外ショッピングをしようとしている」という回答をすると、大抵はすぐに解除してもらえます。
ただし海外の仮想通貨取引やオンラインカジノ関係の利用と判断された場合、カード会社の判断で決済出来ないケースもあります。
※詳しくは次の質問をご覧ください。
枠はあるはずなのに決済出来ません。なぜですか?
カード会社がmoonpay、MERCURYOいずれかへの決済そのものを拒否した可能性があります。今のところ目立った事例はありませんが、SNSで同様のクチコミが散見されます。
仮想通貨は日本において「本来クレジットカードでは購入できないもの」という前提があるため、カード会社側で決済に制限をかける可能性は十分に考えられます。
いずれにせよ「枠があるのにカード決済が通らない」というケースはカード会社側で決済を意図的に止めている可能性大です。
状況を確認するためにも、カード会社へ問い合わせをしましょう。
決済しても口座に反映されません。なぜですか?
- 単純に決済に時間がかかっている
- ブロックチェーン上の処理に時間がかかっている
- カード会社と決済代行会社のやり取りに時間がかかっている
多くの場合、上記のいずれかが原因です。
通常は決済から30分程度で口座に反映されるので、1~2時間待って反映されなければまずカード会社へ「○月○日、○時ころに行った海外決済が上手く行っているか確認したいです」と連絡しましょう。
bybitの決済プロバイダはどんなところですか?安全ですか?
MoonpayとMERCURYOはいずれもイギリスの決済代行会社(正確には仮想通貨を購入できるサービス)で、結論としては安全です。
最初にbybitで日本向けに導入されたのはmoonpayで、あとからMERCURYOが追加されました。
どちらも仮想通貨の購入プラットフォームとして海外では知名度が高く、仮想通貨決済が絡むサービスではよく利用されています。
なおかつセキュリティ・安全性に定評のあるbybitの公式プロバイダなので安心です。
まとめ
bybitでは仮想通貨(BTC、ETH、USDT)の購入にクレジットカードが使えます。
何かと使い勝手はいいものの、日本では馴染みのないシステムであること、さらに日本語の情報が乏しいことから難易度は若干高めです。
ただし、やり方さえ理解してしまえば早いので今回の記事をよく読んで、クレジットカードでの仮想通貨購入を進めましょう。