WOO Network(WOO)は、2021年11月にBybitに上場したトークンです。
BybitローンチプールでWOOのステーキングサービスも行われ話題になったので、気になっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、WOOはビットコインやイーサリアムといった有名な銘柄に比べるとまだ知名度は低く、具体的な特徴や将来性などはあまり知られていません。
そのため、WOOトークンに興味はあるものの、購入するか迷っている人もいるはず。
そこで本記事では、WOO Networkのプロジェクトの詳細や特徴、将来性などを解説します。
なお、この記事は2021年12月12日時点での情報です。
- WOO Networkは低コストの流動性ネットワーク
- 独自の取引所を構築している
- 他のCeFiやDeFiにも技術が採用されている
- WOOトークンはBybitの現物取引、もしくはデリバティブ取引で購入できる
実際にBybitでWOOを購入する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
WOO Networkとは?
まずはWOO Networkとはなんなのか、その概要や特徴について紹介します。
WOO Networkは低コストの流動性ネットワーク
WOO Networkは、低コストの流動性ネットワークです。
簡単にいうと、他のDeFiサービスや取引所に、低コストで取引ができるネットワークを提供しています。
一般的なDeFiや取引所では、流動性の低さが原因でスプレッドが極端に高くなることがありました。
スプレッドとは買値と売値の差額のことですが、このスプレッドが高いと、ユーザーは取引をする際に損をしてしまうことがあります。
その点、WOO Networkは取引所などのデータをAPIを介して繋げることで、高い流動性を提供することに成功しました。
これにより、スプレッドを抑えられるのが特徴です。
DeFiや取引所の欠点を改善できるため、ユーザーにとっては大きなメリットといえるでしょう。
独自のCEX・DEXを運営している
WOO Networkは、独自のCEX(中央集権型取引所)とDEX(分散型取引所)を運営しています。
CEXは中央に管理者がいる一般的な取引所のことで、DEXは管理者のいないDeFiに分類される取引所のことです。
具体的には、「WOO X」というCEXと「WOO Fi」というDEXを運営していて、どちらも高性能かつ低コストを実現しています。
とくにWOO Xのほうは、メイカー手数料が0~0.02%、テイカー手数料は0.05%と他の取引所に比べても非常に安く、少ないコストでトレードできるのが特徴です。
独自トークンのWOOを一定枚数持っているユーザーは、手数料の割引も受けられます。
まだ日本ではそれほど知名度は高くありませんが、今後さらに注目を集めればユーザー数も増えてきそうですね。
他のCeFiやDeFiにも技術が採用されている
WOO Networkの技術は、既に他のCeFiやDeFiにも採用されています。
公式サイトを確認したところ、以下のようなエコパートナーが掲載されていました。
日本でも有名なSushiSwapやdydxの他、大手取引所のBinanceなどもパートナーになっています。
その他にも、HOO・Gate.io・MEXCといった取引所もパートナー企業として協力しているようです。
WOO Networkの流動性の高さやコストの安さは、こういったパートナー企業にとってもメリットになるため、お互いに利益をもたらす関係として成立しているのでしょう。
WOO NetworkのトークンWOOとは?
続いて、WOO Networkの独自トークンであるWOOについて紹介します。
概要
トークン名 | WOO Network |
---|---|
トークンシンボル | WOO |
トークン総額 | 3,000,000,000WOO |
WOOのトークン配布総額は、30億WOOです。
トークンの配布割合は、以下のように各報酬制度やトークンセールなどによって決められています。
なお、発行済みトークンの数量を減らすトークンバーン(焼却)も毎月10日に行うようです。
トークンバーンの詳細は、WOO Networkの公式サイトやTwitterでも公開されているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
発行の目的
WOOトークンは、WOO Networkのプロジェクトおよびネットワークを支えるために発行されました。
WOO Networkで構築されたDeFiやCeFiに組み込まれており、WOO XやWOO Fiでも実際に活用されています。
また、WOOは特定サービスの権利を付与するために機能する、ユーティリティトークンとしての役割も。
WOO Networkユーザーへの報酬付与や、ステーキングやファーミングといった各サービスの提供も、WOOが発行された理由といえます。
使用用途
WOOにはさまざまな使い道がありますが、ここでは代表的な4つの用途を紹介します。
ステーキング・ファーミング
WOOは、ステーキングやファーミングで活用できます。
ステーキングとは、対象となる暗号資産を保有してブロックチェーンのネットワークに参加することで、報酬を得られるサービスのこと。
ファーミングは、DEXなどのDeFiサービスに仮想通貨を預け入れて流動性を提供する代わりに、報酬を受け取れるシステムです。
簡単にいうと、WOOトークンを一定数保有しているユーザーは、各取引所のトランザクションや流動性マイニングなどに参加できます。
BybitではWOOが上場した際に、一定期間WOOを預けると無料でウォレット残高が増えるステーキングイベントを実施していました。
その他、Uniswap・QuickSwap・Sushiswapといった一部のDEXでは、WOOを使って流動性を提供すると報酬がもらえる、イールドファーミングも行えます。
トークンを預け入れるだけで報酬がもらえる場合もあるので、もしWOOトークンを保有する機会があれば、ぜひこういったサービスにも参加してみるといいでしょう。
投票権の付与
WOOトークンには、WOO Networkの運営方針やプロジェクトの方向性などに関わる投票権を付与するという機能もあります。
いわゆるガバナンストークンのような役割ですね。
投票権に関する詳細はまだ公開されていませんが、DeFi全体でWOO Networkの供給や透明性を高めるために、今後は分散型ガバナンス(DAO)に力を入れることも発表されています。
WOOを担保にしたレンディングサービス
WOOは、レンディングサービスの担保としても使えます。
レンディングサービスとは、特定の仮想通貨を担保にすることで、信用審査などを受けずに仮想通貨の貸し借りができるサービスのこと。
以下のようなDEXでは、WOOを担保にしたレンディングサービスに対応しているようです。
取引所でのトレード
WOOは他の仮想通貨と同じく、取引所でトレードする用のトークンとしても使えます。
たとえば、BybitでWOOの取引を行えば実際に利益を得られますし、もちろん日本円にも換金可能です。
ファーミングやレンディングといったサービスは便利ですが、通常の売買とは仕組みや手順が異なるので、初心者にはややハードルが高いこともあります。
そのため、仮想通貨にあまり慣れていない人は、まずWOOのトレードからはじめてみるのも1つの方法です。
WOOの購入方法は?
WOOを購入できる取引所はいくつかありますが、今回は大手取引所のBybitで購入する方法を紹介します。
WOOは2021年11月よりBybitに上場しており、現物契約とデリバティブ契約の両方で取引可能です。
現物取引の場合は、通常のトレード方法と同じく成行注文・指値注文・条件付き注文のいずれかで取引ができます。
注文価格や数量などを入力して「買い」、もしくは「売り」のボタンを押すだけなので、初心者でも問題なく購入できますよ。
デリバティブ契約の場合は、USDT無期限契約にてレバレッジをかけた取引が可能です。
通貨ペアはWOO/USDTで、レバレッジは最大25倍まで設定できます。
レバレッジ取引は現物取引よりも難易度やリスクも上がるので、仮想通貨のトレードに慣れてきたら使ってみるといいでしょう。
なお、Bybitは海外の取引所なので、日本円建てペアでの取引はできません。
Echeckというサービスを使って銀行振込をするか、国内の仮想通貨取引所から特定の通貨を送金してUSDTに交換しておくなど、事前準備もしておきましょう。
Bybitの口座開設は無料でできます。
登録は3分ほどで完了しますよ。
WOOの将来性は?
WOOの将来性は、WOO Networkのプロジェクトがどれだけ成功して注目を集めるかにかかっています。
WOOのようなユーティリティトークンは未知の可能性を秘めている部分も多く、本格的に仮想通貨で資産を運用しているトレーダーや投資家にとっては大きな存在です。
また、WOO Networkは流動性の提供や低コストといった、多くのメリットがあるプロジェクトとして注目を集めています。
近年、仮想通貨界隈ではDeFiが話題に挙がることも頻繁にあり、従来のCEXだけでなくDEXを使用する人も増えてきました。
WOOはDeFiやDEXとの関連性も高いトークンなので、今後数年間でトークンとしての価値が大きく上がる可能性もあるでしょう。
とはいえ、WOO自体の認知度はまだまだ低く、プロジェクトも始まったばかりなので、100%将来性があるとはいい切れません。
これからWOOが、どのように新機能の実装やプロジェクトの進展に力を入れていくのかにも注目しておきたいですね。
なお、ここで紹介している内容はあくまでも筆者独自の見解であり、WOOの将来性を保証するものではありません。
WOOの価格上昇が期待できるタイミングは?
WOOはBybitで取引できますが、せっかく購入するなら価格が上がったタイミングで売却をして利益を出したいですよね。
ここからは、WOOの価格上昇が期待できるタイミングを紹介します。
WOO Networkの取引所やプロジェクトが注目されたとき
WOOの価格上昇が期待できるタイミングとしてまず考えられるのは、WOO Networkの取引所やプロジェクトが注目されたときです。
WOOの将来性でも解説したように、トークンとしての価値はプロジェクトがどれだけ成功するかに左右されます。
プロジェクトで新しい機能の実装などが行われユーザー数が増えれば、WOOの価格上昇も期待できるでしょう。
とくにWOO Networkは、独自の取引所であるWOO XとWOO Fiを構築しているのがメリットの1つでもあります。
たとえばWOO Xのトレード画面を確認してみたところ、既に70種類以上を超える銘柄を扱っていました。
チャート画面やインジゲーターも非常に使いやすく、他の取引所にも引けを取らないクオリティを誇っています。
大手の取引所に比べるとユーザー数や取引高は劣りますが、これからさらにWOO XやWOO Fiが注目を集めて取引高が上がれば、WOOの価格上昇も期待できそうです。
他の取引所への上場
他の取引所へ上場した際も、WOOの価格上昇が期待できるでしょう。
仮想通貨の価格は、流動性の高さや取引高に大きく左右される傾向にあります。
そのため、BinanceやFTXといった世界大手の取引所に上場すれば取引高も上がり、WOOの価格も一気に高騰する可能性が高いです。
ちなみにWOOは、Bybit・Huobi Global・KuCoinなどをはじめとする一部の取引所には上場していますが、BinanceやFTXには上場していません。
とくにBinanceへ新しく上場する通貨は、上場が発表されたタイミングで瞬間的に価格が急上昇することがよくあります。
まだ大手取引所に上場していない通貨は、上場前の価格が安いときに仕込めるチャンスでもあるので、ぜひこういった点にも注目してみてください。
仮想市場全体がバブル期に突入したタイミング
WOOの価格上昇が期待できるもう1つのタイミングは、仮想通貨市場全体がバブル期に突入したときです。
仮想通貨の価格というのは、市場全体の盛り上がりや時価総額などに左右されることがあります。
とくに仮想通貨の世界で重要な存在であるビットコインの値動きは、他のアルトコインの価格に影響を与えることもしばしば。
そのため、これといって大きなファンダメンタルズやプロジェクトの進展がなくても、仮想通貨市場全体が盛り上がれば、他のアルトコインの価格が上がる可能性も高めです。
たとえば2021年は仮想通貨バブルといわれ、ビットコインを筆頭に多くの銘柄が史上最高値を更新しました。
以下は2019年12月~2021年12月にかけての、仮想通貨全体の時価総額を表したグローバルチャートです。
2019年と2020年は価格が横ばいですが、2021年の5月と9月に時価総額が高値を記録しているのが分かります。
この2回のタイミングで最高値を更新したアルトコインは多く、なかには半年や1年ほどで100倍以上に価格が高騰した銘柄もありました。
こういったバブル期に入れば他のコインと同様、WOOの価格が上昇する可能性も高いでしょう。
上記のタイミングを逃さないためにも、Bybitの登録は早めにしておきましょう。
仮想通貨はタイミングが大事なので、後悔してからでは遅いですよ。
まとめ
WOO Networkは、低コストかつ高性能な流動性ネットワークです。
WOO Networkの技術は既に他のCeFiやDeFiにも採用されており、多数の大手企業や取引所もパートナーになっています。
また、独自の取引所であるWOO XとWOO Fiを運用していて、どちらも安い手数料で仮想通貨のトレードが可能です。
トレーダーや投資家からの期待値も高いので、プロジェクトの発展によっては今後の成長も期待できるでしょう。
なお、WOO Networkの独自トークンであるWOOはBybitで購入できます。
2021年12月時点では、現物取引とデリバティブ取引の両方で取り扱われているので、タイミングを見計らいながら、実際にトレードすることも検討してみてくださいね。
- WOOはBybitの現物取引、もしくはデリバティブ取引で購入できる
- レバレッジ取引の場合は、最大25倍のレバレッジに設定可能
- Bybitは海外の取引所なので、購入するにはUSDTが必要
Bybitの口座をお持ちでない方は以下の記事を参考に登録してくださいね。
わかりやすく解説しているので、お役に立てるはずですよ。