2021年3月8日に、大手取引所のBybitへ上場したGMX。
近年話題を呼んでいるDEX銘柄の1つとして、仮想通貨界隈でも注目されています。
以前まではGambitという名前でしたが、現在はGMXへと名称を変更しているようです。
ただ、GMXの知名度はまだまだ低く、Bybitのブログでもそれほど多くの情報は掲載されていません。
そのため、GMXの詳しいプロジェクト内容やトークン情報について気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、GMXの特徴やトークンの購入方法、将来性について解説します。
なお、この記事は2022年3月11日時点での情報です。
- GMXは現物取引やレバレッジ取引ができるDEX
- 2つのネットワークを採用しており、ガス代の安さや処理速度の速さに優れている
- DEXやDeFi関連のプロジェクトは市場拡大が進んでおり、GMXの将来性も期待大
GMXの価格上昇が期待できるタイミングについてもお伝えするので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
GMX(GMX)のプロジェクト概要
まずは、GMXがどういったプロジェクトなのかを紹介します。
現物取引やレバレッジ取引ができるDEX
GMXは、スワップ・現物取引・レバレッジ取引などができるDEX(分散型取引所)です。
DEXとは、中央に管理者のいない取引所のこと。
従来の中央集権的な取引所とは違い、DEXではユーザー同士が流動性の提供などを行って取引が成り立っています。
一般的なDEXでは取引をする際にガス代と呼ばれる手数料がかかりますが、GMXでは独自のマルチアセットプールを採用することで、ガス代を安く抑えているのが特徴。
DEX内ではステーキングやファーミングなどのサービスもあり、特定の通貨を預け入れて資産を増やすこともできます。
2つのネットワークを採用している
GMXではDEXの基軸になるネットワークとして「Arbitrum」と「Avalanche」の2つを導入しています。
それぞれのネットワークの特徴は以下の通りです。
- Arbitrum:イーサリアムのレイヤー2ソリューションで、ガス代の安さや処理能力の早さに優れている
- Avalanche:Defiに特化したブロックチェーンで、ガス代が安く決済処理速度も速い
どちらのネットワークも従来のイーサリアムブロックチェーンなどに比べると、優れた性能を持っています。
ユーザーはGMXを利用する際、いずれかのネットワークを選択可能です。
DEXの独自トークンはGMXとGLPの2種類
GMXでは、DEXの独自トークンとして下記2種類の通貨を採用しています。
- GMX:GMXのユーティリティおよびガバナンストークン
- GLP:流動性プールのLPトークン
メインのガバナンストークンとして発行されているのはGMXです。
GMXとは別に、パーペチュアルスワップなどにおける流動性プールのLPトークンとしてGLPが発行されています。
LPトークンとは、DEX内で流動性提供者になったことを証明するトークンのようなものです。
また、GLPには原資産のインデックスとしての役割もあるため、GLP価格は週に1度のペースでリセットされるとのこと。
GMXやGLPをステーキング・ファーミングすることで、手数料の一部からesGMX・ETH・GLPなどを報酬として受け取れます。
GMX(GMX)のトークン情報
次に、GMXトークンの詳細について解説します。
概要
項目 | GMXの詳細情報 |
---|---|
トークン名 | GMX |
トークンシンボル | GMX |
トークン総額 | 13,250,000GMX |
GMXのトータル発行枚数は、1,325万枚が予定されています。
このうちの一部はステーキングやファーミング報酬など、ユーザーへのインセンティブとして供給されるようです。
発行の目的
GMXはユーティリティトークンなので、主な発行目的はDEXの運営や流動性の供給だと予測されます。
GMXやGLPといったDEXの独自トークンを作ることで、プロジェクトをより円滑に進めることを目標にしているのでしょう。
また、GMXを発行することにより、コミュニティやプロジェクトに関する投票イベントを行うという目的もあるようです。
使用用途
GMXのメイン用途は、DEX内でのステーキングやファーミングです。
DEXでGMXをはじめとする特定の通貨を預け入れることで、流動性提供者はプラットフォーム手数料の一部などを受け取れます。
その他、GMXにはガバナンストークンとしての役割もあるのが特徴です。
ガバナンストークンとは、プロジェクトの運営や方針に関する投票権を与えられたトークンのこと。
つまり、GMXを保有している人は、GMXの投票イベントに参加してプロジェクトの運営や今後の方針に関われます。
ステーキングやDEXの投票などに興味がない人は、従来のようにトレード用の通貨として使うことも可能です。
GMXの使い道は1つではないので、どのような使い方をするかは自分の投資スタイルで決めるといいでしょう。
GMX(GMX)の購入方法は?
ここからは、GMXを実際に購入する方法を紹介します。
GMXはBybitで購入可能
現時点だとGMXは日本の取引所では扱われておらず、一部の海外取引所やDEXで売買が可能です。
今回は使いやすさで定評がある、Bybitで購入する方法を紹介します。
Bybitでは、2022年3月8日にGMX/USDTの現物取引ペアが上場済みです。
GMXのレバレッジ取引に対応するかどうかは、まだ発表されていません。
BybitでGMXを購入する際はまずBybitにログインして、ページ上部にある「Trade」のメニューから「GMX/USDTペア」を選びます。
そうすると以下の画面に切り替わるので、右側の項目で購入したいGMXの数量や注文方法を選んでください。
注文方法は、以下3種類のうちいずれかを選べます。
- Limit(指値注文)
- Market(成行注文)
- Conditional(条件付き注文)
損切注文や利食注文といった高度な設定もできるので、慣れてきたらぜひそれらの機能も使ってみるといいでしょう。
なお、BybitでGMXを購入するにはUSDTが必要です。
USDTは別の取引所から仮想通貨を送金する他、クレジットカード入金やE-checkによる銀行振込などで準備できます。
いつでもGMXの取引ができるよう、事前にUSDTの準備も済ませておくといいですよ。
GMXの特別イベントも開催中
BybitではGMXの上場を記念して、期間限定の特別イベントを開催しています。
イベント内容は、GMXを取引&預け入れたユーザーを対象に、総額130,000ドル相当のGMXから一定数量の配当を付与するというもの。
イベント期間は、日本時間の2022年3月8日21:00~3月20日21:00です。
各種特典や条件は以下の2つがあります。
- イベント期間中に現物で合計1,000ドル相当以上のGMX取引を行うと、総額30,000ドル相当のGMXの山分けに参加できる
- イベント期間中に積立ステーキングで2GMX以上を預け入れると、最大100%の年間利回りがもらえる
どちらも期間限定のイベントなので、少しでも多くのGMXを獲得したい人はぜひチェックしてみてください。
Bybitの口座開設がお済みでない方は以下のボタンより行えます。
登録は3分ほどで完了しますよ。
GMX(GMX)の将来性は?
GMXの将来性は、GMXが運営しているDEXがどれほど人気を集めるかによって決まるでしょう。
仮想通貨にはそれぞれで展開しているプロジェクトやサービスがあり、それらの需要が高まれば、プロジェクトも長期的に拡大していきます。
GMXが行っているのは、近年注目されているDeFi分野との関連性が強いDEXプロジェクトです。
DeFi分野は2020年頃から盛り上がりを見せており、世界中で市場を拡大させています。
たとえば2021年は、UniswapやSushiSwapといったDEXが日本でも大きな注目を集めました。
DEXの利用者は年々増加しており、最近では発展途上国でのシェア拡大や、CEXを超える市場規模への成長なども期待されています。
今後DEXのようなDeFi分野の需要がなくならない限りは、GMXの将来性も期待できるでしょう。
ただ、最近はメタバースなど新しい分野も次々に登場しており、数年後にDeFi市場がどれだけ需要を保ったままでいられるかは分かりません。
DEX自体の注目度によっては、GMXの需要が衰退する可能性もゼロではないので、情報収集などもしっかり行いつつ、投資するかどうか判断するとよさそうですね。
なお、ここで紹介している内容はあくまでも筆者独自の見解であり、GMXの将来性を保証するものではありません。
GMX(GMX)の価格上昇が期待できるタイミングは?
せっかくGMXを購入するなら、価格が上がったタイミングで売却して大きな利益を出したいと考えている人も多いはず。
そこで、GMXの価格上昇が期待できるタイミングを解説します。
GMXがDEXとして注目されたとき
GMXの価格上昇が期待できる1つめのタイミングは、GMXがDEXとして注目されたときです。
将来性の項目でも少し触れましたが、仮想通貨は独自で行っているプロジェクトの需要が高まるほど、長期的な事業拡大が期待できます。
GMXはDEX銘柄なので、DEX自体のユーザー数や人気度合いがトークンの価格に直接影響する可能性が高いです。
たとえば2021年は、仮想通貨界隈でUniswapというDEXが人気を集めました。
そしてUniswapの独自トークンであるUNIのチャート表がこちらです。
上の表は2021年1月~2021年12月にかけてのチャートですが、年明け前後は500円ほどだった価格が、5月にはおよそ8倍の4,000円台に到達しています。
現時点では価格は1,000円程度にまで下がっているものの、それでも時価総額ランキングでは30位以内に位置するほどの人気通貨になりました。
GMXもUniswapのように多くのユーザーがいるDEXになれば、トークンの価格上昇が期待できるはずです。
大手取引所への上場
GMXが大手の取引所に上場したときも、トークンの値上がりが期待できるでしょう。
すべての銘柄にいえることですが、仮想通貨は有名な取引所に新しく上場すると、トークンの価格が暴騰する傾向があります。
これはユーザー数の多い取引所で売買されるようになると、取引高や流動性が上がるためです。
とくにBinanceやFTXといった世界でもトップクラスの取引所に上場すれば、1日で30%以上の価格上昇が起きることも珍しくありません。
最近のケースでいうと、2022年2月28日にASTRというトークンがBinanceに上場するというニュースが流れました。
以下は2021年2月23日~3月1日までのASTRのチャート表です。
上場が発表された2月28日に、価格が20%以上の高騰を見せているのが分かります。
このように、大手の取引所に上場すると価格が短期的に上昇する可能性が高いです。
GMXはBybitやDEXといった一部を除き、まだ大手の取引所ではほとんど扱われていません。
今後Binanceのような取引所への上場が決まれば、大きな値上がりが期待できるでしょう。
ただし、先ほどのチャート表を見ても分かる通り、上場による値上がりは短期的で終わることが多く、実際に上場したあとは一旦価格が下落する可能性も高いです。
上場ニュースが出たからといって価格が上がったときに購入すると、高値掴みになってしまうこともあります。
取引所への上場はあくまでも値上がりが期待できる目安として考え、チャンスを逃した場合は無理に売買せず、別の機会をうかがうのが無難です。
仮想通貨がバブル期になったタイミング
GMXが価格上昇する可能性が高い3つめのタイミングは、仮想通貨全体がバブル相場になったときです。
仮想通貨はバブルといわれるほど市場全体の価格が上昇すると、それにつられてあらゆる銘柄の価格も上がりやすくなります。
現に2021年は数年ぶりの仮想通貨バブルの到来といわれ、BTCやETHといった主要銘柄だけでなく、それまでは無名だった多くのアルトコインも史上最高値を更新しました。
日本でもDOGEやSHIBといった動物系コインが驚くほどの価格上昇を見せ、話題になりましたよね。
2021年のような市場全体が盛り上がる時期に突入すると、プロジェクトや通貨の性能などがあまり注目されていなかった銘柄も、大きく値上がりすることがあります。
そのため、仮想通貨に再度バブルと呼ばれるような時期が来れば、GMXの値上がりも期待できるはずです。
ただ、残念ながら仮想通貨のバブルはいつまでも続くわけではなく、一定期間が経つと終わりが来ます。
バブルが崩壊すると高値の半分以下の価格まで下落する可能性もあるので、いろいろな通貨の価格が上がっているからといって安易に購入するのは危険です。
場合によっては急騰銘柄のピーク時に買いを入れてしまい、そのあと何年も売れないままでいる「塩漬け」という状況になることも。
そういったことにならないよう、損切や資産管理、チャート分析もしっかり行いつつ、売買するタイミングを見極めてくださいね。
絶好のチャンスを逃さないためにも、今のうちにBybitには登録しておきましょう。
まとめ
GMXはスワップ・現物取引・レバレッジ取引などができるDEXです。
ArbitrumとAvalancheの2つのネットワークを採用しており、従来のDEXよりも安いガス代で取引できるのが特徴。
独自トークンにはGMXとGLPがあり、各通貨を使ってステーキングやイールドファーミングを行うことも可能です。
今後はさらに注目度が増すであろう期待のDEXなので、気になる人はぜひチェックしてみるといいでしょう。
なお、GMXはBybitの現物取引で購入できます。
BybitではGMXの上場を記念した特別イベントも行っているので、お得にGMXを獲得したい人は、そちらのイベントにもぜひ参加してみるといいですよ。
- GMXはBybitの現物取引で購入できる
- GMXの上場を記念した特別イベントも開催中
- GMXのレバレッジ取引については現時点だと発表されていない
Bybitの登録方法がわからない方は以下の記事を参考にしてください。
画像付きでわかりやすく解説しています。