仮想通貨取引所のBybitでは、2021年の下半期からローンチパッドというイベントを行っており、数々の新規トークンを扱っています。
そして2022年2月17日より、ローンチパッドの第10弾プロジェクトとしてTap Fantasy(タップファンタジー)の上場イベントが始まりました。
ただ、TAPはまだあまり知られていない新規トークンということもあり、プロジェクトの内容や通貨の特徴が気になっている人も多いでしょう。
そこで本記事では、TAPの特徴や購入方法、将来性などを解説します。
なお、この記事は2022年2月19日時点での情報です。
- Tap Fantasyはアドベンチャー系のNFTゲーム
- モンスターと戦ったりアイテムを集めたりなど、さまざまな遊び方がある
- 将来性はゲームが成功するかどうかにかかっている
- TAPトークンはBybitのローンチパッドで購入可能
TAPの価格上昇が期待できるタイミングもお伝えするので、仮想通貨で収益を得たい人はぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
Tap Fantasy(TAP)のプロジェクト概要
まずは、Tap Fantasyの概要を紹介します。
ブラウザ型のNFTゲーム
Tap Fantasyはもともと、2019年に世界中でリリースされたブラウザ型ゲームです。
原作はTapTap Fantasyというゲームで、日本ではIngame社が運営に関わっており、2020年に開催された東京ゲームショーでも注目されていました。
2021年4月にはFacebook内でもっとも人気のあるゲームとして知られるようになり、同年9月には全世界で2,000万人を超えるユーザーを獲得しています。
そんなTapTap FantasyをNFT化したのがTap Fantasyです。
プロジェクトパートナーとしては、ゲームの開発会社やブロックチェーンに関わる企業をはじめ、数々の組織が参加しています。
また、公式サイトにはプロジェクトのロードマップも記載されていました。
2022年2月にBybitへ上場したあと、マルチチェーンシステムやソーシャルシステムといった土地システムの開発や、各財団の発表も予定しているようです。
ゲームのジャンルはアドベンチャー
Tap Fantasyはオドムという架空の惑星を舞台に冒険を繰り広げる、アドベンチャーゲームとしてリリースされます。
今回ローンチされるNFT版では「Free to Play」「Play to Earn」「Design to Earn」の3つのプレイスタイルがあり、ユーザーは好きなやり方を選択可能です。
Free to playならNFTアイテムの購入などは必要なく、初期費用をかけずに遊べるので、気軽にプレイしたい人にもうってつけのゲームでしょう。
ゲームの内容は仲間を集めたり、モンスターと戦ったりしながらストーリーを進めていくというもので、ジャンルとしてはMMORPGに分類されます。
ゲーム画面ではマップ上にマスが広がっていて、特定のマスへと移動する度に各種イベントが発生する仕組みです。
バトルモードになると、フィールドに3人のキャラクターを配置して、各キャラクターをタップしながらモンスターと戦います。
そして3人のキャラクターが全滅すると、負けとなるルールのようです。
他にもキャラクターに食べ物を与えてレベルを上げたり、アイテムを装備させたりなど育成要素もあります。
ゲーム内で使うアイテムはNFTで、現実世界での売買も可能です。
ゲーム内では3種類のトークンが使われる
Tap FantasyはBSC(バイナンススマートチェーン)を基盤に開発されており、ゲームの基軸通貨として以下3種類のトークンが使われます。
- TAP:ゲーム内での報酬となる他、プレイヤーの戦闘力を増やすNFTカードをアップグレードする際にも使われる
- GOLD:ゲーム内ではステーブルコインとして使われ、USDTと交換する形で入手可能
- MC:ゲーム内のトレジャーエリアで生産されるトークンで、アイテムや戦闘力をアップグレードするために使う
上記のうち、Bybitに上場するのはゲームの報酬としても使われるTAPトークンです。
Tap Fantasy(TAP)のトークン情報
ここからは、TAPトークンの基本情報や使い道について解説します。
概要
項目 | Tap Fantasyの詳細情報 |
---|---|
トークン名 | Tap Fantasy |
トークンシンボル | TAP |
トークン総額 | 1,000,000,000TAP |
TAPのトークン総額は10億枚です。
このうち、総供給量の0.75%にあたる750万枚がBybitのローンチパッドで配布されます。
ローンチ時の価格は、1TAPあたり0.04ドルのレートが適用されるとのこと。
発行の目的
TAPが発行された主な目的は、ゲームの基軸となる通貨をつくることで、ユーザーがよりゲームを楽しめるようにすることです。
ただゲームをプレイするのではなく、トークンを発行することにより実際に遊んで稼げるPlay to Earnのゲームとしてユーザーの獲得を目指しているのでしょう。
また、TAPトークンはTap FantasyにおけるDAOのガバンストークンとしても機能します。
ガバナンストークンとは、ネットワークの運用や開発についての投票に参加する機能を付与したトークンのことです。
つまり、TAPトークンがあることで一部のユーザーはTap Fantasyのコミュニティや投票に参加でき、プロジェクトの運営に関われます。
このように、ゲームの基軸通貨をつくることで多くのユーザーを獲得することや、プロジェクトの発展を促進させることなどが、TAPが発行された理由といえるでしょう。
使用用途
TAPのメイン用途は、ゲーム内でのNFTカードのアップグレードです。
ゲームをプレイする際、TAPを使って特定のNFTカードをアップグレードすることにより、キャラクターを育成できます。
その他、保有しているTAPを使ってDEX(分散型取引所)内でNFTアイテムを売買したり、ガス代として使ったりなどの用途も。
先述したように、購入したTAPを売却せずに保有しておきTap FantasyのDAOに参加して、プロジェクトの投票に参加するという使い方もあります。
もちろん従来の仮想通貨と同じように、取引所でただ売買をするだけのトークンとしても活用可能です。
Tap Fantasy(TAP)の購入方法は?
ここからは、実際にTAPを購入する方法を紹介します。
Bybitローンチパッド(IEO)
今回TAPは、Bybitのローンチパッドで上場します。
ローンチパッドとは、新しく発行されるトークンを安く買える、取引所主体のトークンセールのことです。
Bybitはこれまでにさまざまな新規トークンをローンチパッド枠で扱っており、今回のTAPイベントはその第10弾プロジェクトとして開催されます。
取引所によってローンチパッドのルールは異なりますが、Bybitの場合はBITという通貨で新規トークンを購入する仕組みです。
ローンチパッドに参加する際は、計測期間・コミット期間・配布期間の3つの手順に分かれており、順番にステップを踏むことでTAPを購入できます。
具体的なローンチパッドの流れは以下の通りです。
- 計測期間:アカウントに保有しているBITの数量が計測される(日本時間の2022年2月17日9:00~2月22日08:59
- コミット期間:コミット期間中にコミットするBITの数量を入力して「今すぐコミット」ボタンを押す(2022年2月22日12:30~19:59)
- 配布期間:コミットしたBITから対応する金額が引かれ、購入できたTAPと残りのBITが現物アカウントに振り込まれる(2022年2月22日20:00~20:59)
実際に購入できるTAPの数量は、以下の計算式に基づいて決まります。
購入できるTAPの枚数=(ユーザーがコミットしたBIT÷参加者全員がコミットしたBIT)×ローンチパッドの割り当て数量(TAP)
計測期間で計測されるのは、現物アカウント・デリバティブアカウント・ByFiアカウントにあるすべてのBIT残高です。
ただし、ByFiアカウントについては同アカウント内にあるBIT残高および、ByFiアカウントでローンチプールもしくは積立ステーキングに預け入れているBITのみが計測されます。
ByFiアカウントでも、上記以外のプロダクトに保有しているBITは計測対象になりません。
また、ユーザー1人あたりが購入できるTAPの数量は8,750枚までと条件が決められています。
より多くのBITをコミットしたほうが購入できるTAPの枚数も多くなるものの、上限に達するとそれ以上のTAPは購入できません。
そのため、TAPのローンチパッドに参加する際は購入上限のことも考慮しつつ、コミットするBITの数量を決めるといいでしょう。
Bybit上場後
TAPの配布期間が終了すると、Bybitで新たな現物取引ペアとして「TAP/USDT」の取扱いが始まります。
上場時間は流動性の条件に達し次第、2022年2月22日の21:00を予定しているとのこと。
TAPを売却するだけならそのまま取引できますが、購入したい場合はUSDTが必要なので、事前に準備しておくといいですよ。
なお、ローンチパッドでTAPのような新しいトークンが発行されるときは、上場予定の時間ぴったりに現物取引の扱いが始まるとは限りません。
場合によっては予定時刻よりも少し遅れて上場することもあります。
過去にBybitのローンチパッド枠で上場した新規トークンのなかには、予定時刻よりも30分以上遅れて現物取引が始まった銘柄もありました。
上場が遅れる場合はBybitのTwitterなどでアナウンスされることが多いので、時間通りに取扱いが始まるかどうか気になる人は、SNSでの情報もチェックしてみてください。
Bybitの口座をお持ちでない方は以下のボタンより開設可能です。
登録は3分ほどで完了しますよ。
Tap Fantasy(TAP)の将来性は?
TAPの将来性については、ゲームが成功するかどうかによって決まるでしょう。
仮想通貨の銘柄はそれぞれでプロジェクトや特徴があり、TAPの場合はNFTのゲーム銘柄として発行されます。
そのため、ゲームが成功すればTAPの価格は上がりますが、ゲームの人気が出なければ将来性はあまり期待できません。
TAPの場合、前身のTapTap Fantasyは既に多くのユーザーがゲームをプレイしており、今回のプロジェクトはそのNFT版です。
替えのきかない非代替性トークンであるNFTは仮想通貨界隈で非常に注目されていて、アート・ゲーム・キャラクタービジネスなどさまざまな分野で活用されています。
Tap FantasyもNFTゲームとしての注目度は高いので、NFTの需要が下がらない限りは、TAPの将来性も期待できるのではないでしょうか。
なお、ここで紹介している内容はあくまでも筆者独自の見解であり、TAPの将来性を保証するものではありません。
Tap Fantasy(TAP)の価格上昇が期待できるタイミングは?
せっかくBybitのローンチパッドに参加してTAPを購入するなら、価格が高くなったときに売却してなるべく大きな利益を得たいですよね。
そこで、TAPの価格上昇が期待できるのはどんなタイミングなのかを紹介します。
Bybitで上場した直後
TAPの価格上昇が期待できるタイミングとして第一に注目すべきは、Bybitで上場した直後です。
Bybitのローンチパッドは新規トークンを安く購入できるイベントのため、上場した直後は流動性が一気に上がり、価格が高騰する傾向にあります。
以下は前回のローンチパッドで発行されたGGMという銘柄が、Bybitに上場した日のチャート表です。
ローンチ時の価格である0.025ドルから瞬間的に0.6ドルあたりまで値上がりしており、20倍以上の上昇率なのが分かりますね。
上場直後は価格の乱高下が激しいですが、上場した数時間後も10倍以上の価格帯を推移しています。
このようにローンチパッド銘柄は上場直後に価格が急激に高騰しやすく、短期的に売買をして利益を狙いやすいのが特徴です。
ただし、銘柄によっては上場したあと長期的に値上がりすることもあるので、必ずしもすぐに売却するのがいいとは限りません。
たとえば過去にBybitのローンチパッドで発行されたGGMという銘柄は、上場した日の10日以上あとに最高値を記録しています。
すぐに売買せず、しばらくの間保有していたほうが大きな利益になる可能性もあるため、銘柄の将来性なども考慮しつつ、どのタイミングで取引するか判断してみるといいでしょう。
ゲームが人気になってユーザーが増えたとき
Tap Fantasyのゲームが人気になってユーザーが増えたときも、TAPの価格上昇が期待できるタイミングの1つです。
将来性の項目でも解説したように、TAPはゲーム銘柄なので、トークンの価格もゲームの知名度や人気度に大きく左右されます。
たとえば2021年は、Axie InfinityというNFTゲームが仮想通貨トレーダーの間で大人気となりました。
こちらはAxie Infinityの独自トークンであるAXSの、2021年1月~2021年12月までの価格推移を表したチャートです。
年度の前半は50円前後を推移していた価格が、ゲームの人気が出るのと共に上がり続け、1年足らずで18,000円台まで上昇しています。
価格の上昇率でいうと、なんと360倍以上です。
このように、ゲーム銘柄はゲームの知名度が上がるとトークンの価格も高騰しやすいという特徴があります。
TAPも上記で紹介したAXSのように、もしゲームとして成功すれば長期的な値上がりが期待できるでしょう。
大手取引所に上場したタイミング
TAPの価格上昇が狙えるもう1つのタイミングは、大手の取引所に上場したときです。
今回TAPはBybitのローンチパッド枠で発行されますが、しばらくしてから他の取引所にも上場するでしょう。
そして上場するのが世界トップクラスの知名度を誇る取引所だった場合、短期的な価格の高騰が期待できます。
大手の取引所に上場するとトークンの価格が上がる理由は、ユーザー数の多い取引所で扱われるようになると、取引高や流動性が上がるためです。
とくにBinanceやFTXなど、世界中で多くの人が使っている取引所に上場すれば、1日で100%を超える価格高騰が起きることも珍しくありません。
TAPはまだ上記のような取引所では扱われていないため、もし大手の取引所に上場することが決まれば値上がりが期待できるはずです。
ただ、価格上昇は取引所へ上場するニュースが発表されたタイミングで起きることが多く、実際に上場したあとは価格がやや下落しやすい傾向があります。
そのため、価格が上がったあとに購入してしまうと高値掴みになり、含み損を抱えてしまうことも。
TAPが他の取引所へ上場したときにトークンを保有していなかった場合は、焦って取引をする必要はありません。
ひとまず静観しながら別の機会を狙うなど、冷静な判断のもと取引をしてくださいね。
仮想通貨で収益をあげるためにはタイミングを逃さないことが大事です。
目の前のチャンスを素早く掴むためにも、せめてBybitにはあらかじめ登録しておきましょう。
まとめ
Tap Fantasyはオドムという架空の惑星で冒険を繰り広げる、ブラウザ型のNFTゲームです。
ゲームにはFree to Play・Play to Earn・Design to Earnといったスタイルがあり、自分の好きなやり方でプレイできます。
ゲームを進めるとTAPやMCといったトークンを獲得でき、取引所で売買すれば実際の利益も獲得可能です。
プロジェクトのガバナンストークンであるTAPは、Bybitのローンチパッドで購入できます。
Bybitのローンチパッドに参加するにはBITという通貨が必要なので、事前に準備しておくといいでしょう。
- BybitでBITを購入し、自分のアカウント内に保有しておく
- 5日間にわたって、アカウントにあるBITの残高が計算される
- コミット期間になったらコミットボタンを押して、ロックするBITの数量を入力する
- 実際に購入できたTAPと残りのBITが現物アカウントに配布される
Bybitの登録方法がわからないという方は以下の記事を参考にしてください。
画像付きでわかりやすく解説しています。