2022年8月、Bybitのローンチパッドで新しく上場することが発表されたDEFY(ディーファイ)。
DEFYはMove to earnジャンルに分類されるゲーム銘柄の1つで、AR技術を駆使したタワーのハッキングやミニゲームなど、独自の要素があることで注目されています。
しかし、現状だと知名度はまだ低く、Move to earnのなかでもそれほど人気があるゲームとはいえません。
そのため、Bybitに上場するということで気になってはいるものの、具体的なゲーム内容やトークン情報を知ってから購入するかどうか判断したい人も多いはず。
そこで本記事では、DEFYの特徴やトークンの購入方法、将来性などを解説します。
なお、この記事は2022年8月6日時点での情報です。
- DEFYはAR技術を取り入れたMove to earnゲーム
- タワーのハッキング・ミニゲーム・ドローンとの攻防といった独自の要素がある
- 他のアプリとは違った強みがあり、将来性を期待している人も多い
DEFYの価格上昇が期待できるタイミングについても言及しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
DEFY(DEFY)のプロジェクト概要
まずは、DEFYがどんなプロジェクトなのか解説します。
AR技術を採用したMove to earnゲーム
DEFYは、運動しながら仮想通貨を稼げる「Move to earn」というジャンルのゲームです。
ゲームにはAR(拡張現実)技術が組み込まれていて、たとえばポケモンGOのように現実世界とゲームの世界をリンクしながらプレイできるのが特徴。
ゲーム内でユーザーは工作員となり、街中を歩きながらタワーをハッキングすることで仮想通貨を獲得できます。
また、タワーをハッキングする際はパズルの読解が必要だったり、ドローンと戦いながらゲームを進めたりなど、他のMove to earnにはない要素が多いです。
ゲームをプレイする際はエネルギーという体力ゲージがあり、エネルギーがなくなるとゲームを続行できなくなります。
消費されたエネルギーは、一定時間が経つと自動的に回復する仕組みです。
現時点でDEFYはα版ゲームがリリースされており、2022年第3四半期にはβ版ゲームや正式版ゲームのローンチが予定されています。
β版ゲームのローンチと同時期には「Free to play」の要素も導入する予定のようです。
ゲーム内ではNFTを使う
DEFYをプレイするには、マスクと呼ばれるゲーム専用のNFTを保有しておく必要があります。
また、ゲーム内で登場するドローンもNFT化されており、上記のマスクとあわせてどちらもNFTマーケットプレイスで購入可能です。
なお、マスクにはジェネリックマスクとプレミアムマスクの2種類があります。
ジェネリックマスクは、ゲームプレイ開始時に無料で付与されるマスクです。
プレミアムマスクは、ゲーム内にある特定のプレイや機能に使えたり、アップグレードして新しいマスクを作成したりなど、より優れたメリットがあります。
2種類の独自トークンがある
DEFYは、FCOINとDEFYの2種類のトークンを発行する、デュアルトークンシステムを採用しています。
ゲーム内では、タワーのハッキングやタスクをクリアすることでFCOINを獲得可能です。
プレミアムマスクを持っているユーザーは、獲得したFCOINをKha0sと呼ばれるウォレットのような場所に送ることで、DEFYトークンに交換できます。
また、集めたFCOINはゲームアイテムの購入やアップグレードにも使えるようです。
しかし、ただ街中を歩き回るだけでFCOINを獲得できるわけではありません。
歩きながらアクセスポイントに到達し、なおかつそこでミニゲームをクリアすることで、はじめてFCOINがもらえます。
一般的なMove to earnアプリとは違って、運動とパズルゲームの特徴を併せ持ったゲームといえますね。
DEFY(DEFY)のトークン情報
ここからは、DEFYのメイン通貨であるDEFYトークンの詳細を解説します。
概要
項目 | DEFYの詳細情報 |
---|---|
トークン名 | DEFY |
トークンシンボル | DEFY |
トークン総額 | 2,500,000,000DEFY |
DEFYは、ゲームのユーティリティトークンおよびガバナンストークンです。
ガバナンストークンとは、プロジェクトの運営や方針を決定するための投票権を付与された通貨のことをいいます。
総発行枚数は25億枚で、供給割合は以下の通り。
ゲーム内で配布される他、流動性の供給やチーム・アドバイザーへのインセンティブなどでも供給されるようです。
発行の目的
DEFYのホワイトペーパーによると、DEFYトークンは特定の機関やクレジットなどの仲介なしに、ユーザー同士が便利で安全な支払いや決済ができるようにすることを目的に発行されました。
DEFYのエコシステムやゲームに参加したユーザーに対し、公平な報酬を与えることもDEFYを発行した目的のようです。
また、DEFYにはガバナンストークンとしての役割もあることから、ユーザーが参加してプロジェクトの運営や方針を決めることも、DEFYが生成された理由の1つと予測できます。
使用用途
DEFYは主に、ゲーム内NFTを購入する際に使います。
上記の他、DEFYDAOという分散型組織を介し、ガバナンストークンとして使うことも可能です。
一定枚数以上のトークンを保有しているユーザーは、DEFYプロジェクトの方針や開発を決める投票に参加できます。
DEFYDAOについては、現時点だとまだ開発段階のようです。
また、DEFYを扱っている取引所なら他の仮想通貨と同じように、トレード用の通貨としてもDEFYを使えます。
DEFY(DEFY)の購入方法は?
それでは、実際にDEFYトークンを購入する方法を見ていきましょう。
ローンチパッド
DEFYは、Bybitが開催するローンチパッドというイベントで上場します。
ローンチパッドとは、取引所を介して新しいトークンを先行販売する、トークンセールイベントのことです。
Bybitのローンチパッドは、BITを預け入れて申し込む方法と、USDTを預け入れて申し込む方法で条件や手順が異なるため、それぞれ詳しく解説します。
ちなみに、BITとUSDTの両方でローンチパッドへの参加はできないので、各条件を確認したうえで、どちらの方法で参加するか事前に決めておくといいでしょう。
BITを預け入れて申し込む方法
BITを預け入れる場合、まず5日間の計測期間中に、アカウント内にあるBITの残高がスナップショットとして記録されます。
計測期間は、日本時間の2022年8月10日9:00~2022年8月15日8:59です。
そして計測されたBITの数量に応じて、購入できるDEFYの枚数が決まります。
1人あたりが購入できるDEFYの上限は18,750枚です。
計測期間中の日次平均BIT残高は、最低でも「50BIT以上」にしておく必要があります。
計測の対象となるのは以下のアカウントです。
- 現物アカウント
- デリバティブアカウント
- 資産運用アカウント(ローンチプール・積立ステーキング)
資産運用アカウントについては、デュアル資産投資などのローンチプールと積立ステーキング以外のアカウントにあるBITはカウント対象になりません。
計測期間が終わると、BITをBybitに預け入れるコミット期間(2022年8月15日12:30~19:59)というものがあります。
コミット期間になったら該当ページで「今すぐコミット」のボタンを押し、任意数量のBITをコミットしてください。
コミットしたBITはロックされ、配布期間が終了するまで振替・出金・取引はできません。
USDTを預け入れて申し込む方法
USDTを預け入れて申し込む場合は、抽選で当たった人のみがDEFYトークンを購入できる仕組みです。
計測期間中は、アカウントにあるUSDTの残高がカウントされます。
日次平均USDT残高の最低ラインは100USDTです。
計測期間が終わったら、コミット期間中に「コミットボタン」を押して100USDTをコミットし、1人につき1枚の抽選チケットを受け取ります。
抽選に当選すると、1人あたり450DEFYを入手可能です。
コミット済みのトークンのうち、購入に使われなかったぶんのUSDTは現物アカウントに戻されます。
抽選に外れた場合は、コミットした100USDTが全額戻されるとのこと。
その他、計測対象となる口座・計測期間・コミット期間などの条件は、BITで参加する場合と同じです。
現物購入
コミット期間が終わると2022年8月15日20:00~20:59の配布期間内に、それぞれの参加条件に応じた数量のDEFYトークンが現物アカウントへ振り込まれます。
そのあと流動性の条件に達し次第、新たな現物ペアとして「DEFY/USDT」が上場する予定です。
上場時刻は、2022年8月15日21:00が予定されています。
上場後は売却を含め、DEFYの現物取引が可能です。
まだBybitの口座をお持ちでない方は以下のボタンよりお手続き可能です。
登録は3分ほどで完了します。
DEFY(DEFY)の将来性は?
DEFYの将来性については、ゲームがこの先どれだけ人気を集めるかによって決まるでしょう。
2022年に入ったあたりから、DEFYのようなMove to earnゲームは仮想通貨界隈で多くの人から注目されています。
とくにMove to earnのなかで代表的な存在となったSTEPNは、一世を風靡するほどの大人気ゲームとなりましたよね。
STEPNが話題になって以降、同じく運動して稼げるさまざまなMove to earnアプリが登場しています。
そのなかでもDEFYは単に運動するだけでなく、パズルの謎解きやミニゲーム、さらにはドローンとの攻防など、独自の要素を取り入れているのが特徴です。
現状ではそれほど多くの人から注目されているわけではないものの、上記のような独自要素がユーザーに評価されれば、人気になる可能性はあるでしょう。
ただし、DEFYはまだα版をリリースしたばかりの段階であり、正式版ゲームのローンチ時にどれだけのユーザーを獲得できるかは現時点だと予測できません。
STEPNの人気がやや衰退している現状を考えると、思ったようにユーザーを獲得できない可能性もあります。
大手取引所のBybitで上場することもあり期待値は高めですが、今後の運営の動向や、どれくらいのユーザーがゲームに参加するかなどにも注目しておきたいですね。
なお、ここで紹介している内容はあくまでも筆者独自の見解であり、DEFYの将来性を保証するものではありません。
DEFY(DEFY)の価格上昇が期待できるタイミングは?
最後に、DEFYの価格上昇が期待できるのはどういったタイミングなのか解説します。
ローンチパッドで上場した直後
DEFYの価格上昇が期待できるタイミングとしてまず注目すべきは、Bybitのローンチパッドで上場した直後です。
ローンチパッドは新規上場のトークンを安く購入できるイベントなので、上場後は流動性が確保され、トークンの価格は一気に高騰する傾向があります。
例として、DEFYの前にBybitのローンチパッドで上場したSLGという通貨のチャート表を見てみましょう。
上場価格の0.03ドルから0.3ドルあたりまで瞬間的に値上がりしており、上昇率にするとおよそ10倍です。
その他、過去にBybitのローンチパッドで上場した通貨のなかには、一時的ではあるものの20倍以上の上昇率を記録したケースもありました。
上記の例を考えると、DEFYもローンチパッドで上場した直後は大きく価格が上昇する可能性が高いでしょう。
ただし、銘柄によっては上場してしばらくすると、価格が徐々に下がっていったものもあります。
取引のタイミングによっては、損失が出る可能性があることも念頭に置いたうえで、いつ売買するか判断してみてください。
他の大手取引所に上場したとき
Bybit以外の大手取引所に上場したときも、DEFYの価格上昇が期待できるでしょう。
DEFYに限らず、仮想通貨は有名な取引所に上場すると、価格が高騰しやすい傾向にあります。
これはユーザー数の多い取引所で扱われると流動性が上がり、それがトークン価格の上昇に繋がるためです。
とくにBinanceやFTXといった世界トップクラスの取引量を誇る取引所に上場すると、メディアにも取り上げられて注目度が上がるため、トークンの価格にも大きな影響を与えます。
今回DEFYが上場するのはBybitのみで、現状だと他の取引所に上場するというニュースは発表されていません。
つまり、今後他の有名な取引所に上場すれば、さらに大きく価格が高騰する可能性を秘めているということです。
もし他の取引所へ上場するニュースが流れる前にDEFYを購入できていれば、利益を得られる可能性もあります。
Bybitで上場したあと、DEFYの公式や各取引所からそういった情報が発表されていないかも、定期的にチェックしてみるといいでしょう。
DEFYのゲームが注目を集めたタイミング
DEFYトークンの価格が上がりやすいもう1つのタイミングは、DEFYのゲーム自体が人気になったときです。
仮想通貨にはさまざまな特徴を持つ銘柄がありますが、なかでもゲーム関連の通貨は、独自ゲームの人気度やユーザー数が、トークン価格に直接的な影響を与えます。
記事内で何度か取り上げたSTEPNも、ゲームが人気になるのと比例するように、独自トークンの価格も急激な価格高騰を見せました。
そのため、DEFYもゲームが注目されて多くのユーザーが参入すれば、トークンの価格も伸びやすくなるはずです。
DEFYがSNSで話題になっているか、どれだけのユーザーがゲームをプレイしているかといった点も、投資するかどうかの判断材料にしてみるといいですよ。
このようなチャンスを逃さないためにも、あらかじめBybitには登録しておきましょう。
まとめ
DEFYは、AR技術を取り入れたMove to earnジャンルのゲームプロジェクトです。
ただ運動するだけでなく、街を歩きながらタワーをハッキングしたり、ミニゲームをクリアしたりといった独自の要素があります。
数あるMove to earnのなかでもやや変わった特徴を持つゲームなので、今後どれだけの人気を集めるかにも注目しておきましょう。
なお、DEFYトークンはBybitのローンチパッドに参加することで購入できます。
Bybitのローンチパッドは、BITとUSDTのどちらで参加するかによってリスクや購入できるDEFYの数量が異なるので、それぞれの参加方法の詳細も確認してみてくださいね。
- DEFYはBybitのローンチパッドで購入可能
- BITとUSDTのどちらをコミットするかで購入できるDEFYの数量や条件が異なる
- 上場後はDEFYの購入だけでなく、売却もできるようになる
Bybitの登録でつまずいているという方は以下の記事を参考にしてください。
どこよりも詳しく解説しています。