日本人ユーザーが多いことで知られる仮想通貨取引所のBybitでは、ここ最近IEOプロジェクトを頻繁に行っています。
そして2021年11月20日から、Bybitのローンチパッド第4弾としてPintuのIEOが開始しました。
Pintuはインドネシアの仮想通貨取引所ですが、日本ではあまり聞き慣れない取引所のため、どんなプロジェクト銘柄なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Pintuの概要や独自トークンであるPTUの購入方法を解説します。
なお、この記事は2021年11月21日時点での情報です。
- Pintuはインドネシアの仮想通貨取引所
- インドネシアでの仮想通貨サービスの普及やユーザーの獲得を目的としている
- 独自トークンのPTUはトレードの他、ステーキングなどにも使われる
- Pintuは短期間で劇的にユーザー数が増えており、将来性も期待できる
BybitでPintuのローンチパッドに参加してみたい人は、ぜひ参考にしてください。
目次
Pintuとは?
まずは、Pintuのプロジェクトについて紹介します。
Pintuはインドネシアの仮想通貨取引所
Pintuは、インドネシアを拠点にしている仮想通貨取引所です。
BAPPEBTIというインドネシア商品先物取引監督庁の許可を受けており、信頼性の高い取引所として注目されています。
ブロックチェーン投資のスタートアップ企業ですが、投資家からシリーズA+の資金調達ラウンドで、3,500万ドル(約38億6,000万円)を調達したことも発表されました。
アメリカのニュースサイト・TechCrunchによると、Pintuの資金調達ラウンドは、Lightspeed Venturesというグローバルベンチャーキャピタル企業が主導しているとのこと。
取引所が設立されて以来、投資家からの資金調達を積極的に行っており、サービス開発やプロジェクトの促進にも力を入れているようです。
設立から1年半で100万人以上のユーザーを獲得
Pintuは2020年4月に設立されており、比較的新しい取引所でありながら、2021年11月21日時点では100万人以上のユーザーがいます。
設立からおよそ1年半で驚異的な数のユーザー数を獲得していて、成長著しいインドネシアの取引所として注目度は高めです。
また、Pintuは専用のアプリもリリースしています。
App Storeでは、インドネシアの仮想通貨アプリの1位にランク付けされているほど人気があり、今後のユーザー数増加も期待できる取引所といえるでしょう。
インドネシアでの仮想通貨サービス拡大を目指している
Pintuはインドネシアの仮想通貨投資家にサービスを提供し、誰もが安心して仮想通貨の取引や資金管理ができる市場の拡大を目指しています。
インドネシアでは、経済的課題や金融商品の関心不足が問題視されることがありますが、仮想通貨を通してそういった金融問題を解決することも目標にしているようです。
将来的には仮想通貨のエアドロップやマーケティングキャンペーンを行い、さらなるサービス拡大も視野に入れているとのこと。
PintuのトークンPTUとは?
続いて、Pintuの独自トークンであるPTUの概要や特徴を紹介します。
概要
トークン名 | Pintu |
---|---|
トークンシンボル | PTU |
トークン総額 | 300,000,000PTU |
ローンチパッド割り当て総額 | 4,000,000PTU |
PTUはイーサリアムブロックチェーンを基盤に開発された、ERC-20規格のトークンです。
PTUトークンの配布総額としては、300,000,000PTUが予定されています。
このうちBybitのローンチパッドに割り当てられているのは、配布総額の1.33%にあたる4,000,000PTUです。
ローンチパッドの上場価格は、0.25ドルに設定されています。
発行の目的
PTUはもともと、Pintuエコシステムやコミュニティの長期的な成長、ビジョンの推進などをサポートするために開発されました。
トークンのリリース後は、Pintuのプラットフォームを使っているユーザーへの報酬付与や、Pintuのシステムに参加する新しいメンバーの獲得を目的としています。
その他、Pintuのプラットフォーム上でトークンの提供を拡大し、トークン化された株式やNFTといった形で金融商品をユーザーに提供することも目標にしているようです。
近い将来、PTUの保有者はステーキング・エアドロップ・紹介プログラムなどでも報酬を獲得できる可能性があります。
ステーキング機能は、2022年の後半に実装される予定です。
また、PTUは市場に流通する通貨の価値を高めるために、バーン(通貨の焼却)も予定しています。
プラットフォーム上にある資産の合計取引額の0.01%〜0.03%に相当するPTUトークンを、毎月購入・バーンするとのこと。
最終的には、全PTUトークンの約20%がバーンすると予想されています。
使用用途
PTUは主に、従来の仮想通貨と同じくトレード用に使われます。
ローンチパッドや取引で獲得したPTUは、各取引所で売買が可能です。
もちろん取引で得た利益は日本円にも換金できます。
また、先述したようにPTUの保有者には、エアドロップや紹介プログラムなどの報酬が与えられる予定です。
2022年後半にはステーキング機能の追加も予定されているので、保有しているPTUを売却せず、そういった他のサービスに使うこともできます。
PTUの購入方法は?
それではここから、Bybitで実際にPintuを購入する方法を紹介します。
今回Bybitでは、IEOプロジェクトの一環としてPintuのローンチパッドを行いますが、参加するためにはBITという通貨を保有していなければなりません。
そして自分が保有しているBITをコミット(特定の通貨をロックしておくこと)すると、その数量に応じたPTUが獲得できます。
具体的な流れは以下の通りです。
- BybitでBITを購入し、現物アカウント、もしくはByFiアカウントに保有しておく
- アカウントにあるBITの残高がスナップショットとして計測される(日本時間の2021年11月20日9:00~11月25日8:59)
- Bybitでコミットボタンを押し、BITをロックする(2021年11月25日12:30〜19:59)
- 対応するPintuと残りのBITが現物アカウントに振り込まれる(2021年11月25日20:00〜20:59)
獲得できるPintuの数量は、以下の式で計算されます。
実際に獲得できるPTUの数量=(コミットしたBIT数量÷参加者全員がコミットしたBIT)×ローンチパッドに割り当てられたPTUのトークン数
なお、コミットしたBITはロックされ、配布期間が終わるまでは払い戻し・売買・振替などはできません。
ロックしている間にBITの価格が変動する可能性もあるので、その点もふまえてどれくらいの数量をコミットするか決めるといいでしょう。
Pintuの配布期間が終わったあとは流動性の条件に達し次第、2021年11月25日21:00頃からPTU/USDTの現物ペアの取り扱いが始まる予定です。
前回行われたBybitのローンチパッドでは、予定した時刻よりも数十分遅れてGENEの取引が可能になりました。
そのため、取り扱いが始まったあとすぐにPintuの売買をしようと考えている人は、予定時刻以降はこまめに取引可能かどうか確認することをおすすめします。
Bybitの口座をお持ちでない場合、以下のボタンより開設できます。
登録は3分ほどで完了します。
PTUの将来性は?
PTUは取引所の独自トークンとして発行されるので、Pintu自体の知名度や人気が高まれば、将来性も期待できます。
2020年・2021年はBinanceのBNBやFTXのFTTなど、多くの取引所トークンが注目を集めました。
こういった取引所に直接関連している通貨の場合、価格の上昇度はその取引所自体の人気や需要に左右される傾向があります。
実際に、Binanceは世界トップの取引所ということもあり、その独自トークンであるBNBの知名度は一気に上昇。
そして2020年の年末あたりから2021年11月までのおよそ1年間で、BNBの価格は20倍以上になっています。
また、Pintuは日本だとそれほど知名度は高くありませんが、インドネシアでは非常に人気のある取引所です。
約1年半でユーザー数が100万人を超えるなど、著しい成長も見せています。
上記のような理由を考えると、PTUの将来性は十分にあるといえるでしょう。
ただし、ここで紹介している内容はあくまでも筆者独自の見解であり、PTUの将来性を保証するものではありません。
PTUに投資をするかどうかは、プロジェクトや通貨の詳細なども調べながら自己判断のもと検討してみてくださいね。
PTUの価格上昇が期待できるタイミングは?
ここからは、どんなときにPTUの価格上昇が期待できるかを紹介します。
取引所としての知名度が上がったとき
PTUの価格が上がるタイミングとしてまず考えられるのは、取引所としての知名度が上がったときです。
先述したようにPTUは取引所の独自トークンなので、通貨としての価値は取引所の知名度や人気に左右されます。
もし今後、PTUの知名度が上がりさらにユーザー数なども増えれば、価格も上昇するでしょう。
他の取引所トークンの例を見ると10倍以上の価格に上昇する可能性もあるので、今後の値上がりに期待したいですね!
大手取引所に上場して注目されたタイミング
大手取引所に上場したタイミングでも、大きな価格上昇が期待できるでしょう。
PTUに限ったことではありませんが、仮想通貨は特定の銘柄が有名な取引所に上場すると、価格が一気に上昇する傾向があります。
これは大手の取引所で売買されると取引高が上がり、流動性も高くなるのが理由です。
とくにBinance・Coinbase Exchange・FTXなど、取引高の高い世界トップクラスの取引所に上場した場合は、知名度も急激に上がります。
もしPTUがそういった有名取引所に上場することになれば、価格の高騰が期待できるでしょう。
ちなみに、今回PTUが上場するBybitはBinanceやFTXに比べると若干劣るものの、デリバティブ商品の取引高ランキングでは世界トップ10に入る取引所です。
最近ではIEOプロジェクトも頻繁に実施しており、多くのユーザーから注目されています。
上場直後から価格が上がる可能性も高いので、PTUを保有したい人は早めに参加しておくといいですよ。
通貨のアップデート
PTUが通貨のアップデートを行うときにも要注目です。
仮想通貨はそれぞれの銘柄に機能や仕組みがあり、定期的に新しい機能の追加や不具合の修正などを実施しています。
たとえばビットコインを例に挙げると、2021年11月14日に「Taproot(タップルート)」と呼ばれる大型アップデートが実装されました。
このアップデートによる影響かは定かではありませんが、アップデートの1週間前あたりからビットコインの価格は急騰しています。
上記のようなケースを考えると、PTUもアップデートが行われる前後は価格が上昇する可能性が高いでしょう。
なお、PTUは今後ステーキングやエアドロップなど、新しい機能の追加を既に計画しています。
PTUを長期的に保有しようと考えている場合は、そういった新機能やサービスの追加にもぜひ注目してみてください。
仮想通貨市場全体の価格上昇
仮想通貨市場全体の価格が上昇したタイミングでも、PTUの価格が上がる可能性が高いです。
仮想通貨は特定の銘柄だけが高騰することもありますが、それとは別に市場全体が盛り上がると、ほとんどの通貨が値上がりする傾向にあります。
たとえば、2021年は仮想通貨バブルといわれ市場が大きく盛り上がり、ビットコインをはじめとする多くのアルトコインの価格が急上昇しました。
こちらは、2020年9月~2021年11月にかけての仮想通貨全体の時価総額を表したチャートです。
チャートを見ると、2021年5月と2021年11月に時価総額が高値をつけているのが分かりますね。
この5月・11月のタイミングでは、多くの銘柄が史上最高値を記録しました。
上記のように市場全体の価格が上がったときは、PTUの価格もそれにつられるような値上がりが期待できます。
絶好のタイミングを逃さないためにも、事前にBybitの口座開設をしておきましょう。
登録は無料です。
まとめ
Pintuはインドネシアの取引所で、インドネシア内での仮想通貨サービスの普及やユーザー獲得を目標にしています。
PTUはPintuの独自トークンなので、BNBやFTTなどのように取引所トークンとして知名度が上がれば、価格上昇も期待できるでしょう。
なお、PTUを購入するためにはBybitでBITという仮想通貨を保有しておく必要があります。
ただ保有するだけでなく、期間内にコミットボタンを押すなどの作業が必要なので、具体的な購入方法もチェックしておいてくださいね。
- BybitでBITを購入して現物アカウント、もしくはByFiアカウントに保有しておく
- アカウントにあるBITの残高が計測される(スナップショット)
- コミット期間中に、Bybitでコミットボタンを押す
- 対応するPintuと残りのBITが現物アカウントに振り込まれる
まずはBybitの口座開設が必須です。
登録方法は以下の記事でわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。