最大100倍のレバレッジ取引や、豊富な特典・イベントがあることで人気を集めている海外取引所のBybit。
TAOTAOは金融庁に登録されており、初心者でも使いやすい日本の取引所として知られています。
どちらも多くの日本人から支持されていますが「具体的になにか違いはあるの?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、BybitとTAOTAOの違いやそれぞれの強みを紹介します。
BybitとTAOTAOの違いを知りたい人やどちらの取引所を使うべきか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
目次
Bybit(バイビット)とTAOTAO(タオタオ)の比較表
それではまず、表を使ってBybitとTAOTAOの違いを比べてみましょう。
項目 | Bybit | TAOTAO |
---|---|---|
取扱い銘柄数 | 35種類 | 5種類 |
レバレッジの倍率 | 最大100倍 | 最大2倍 |
取引手数料 | メイカー:-0.025% テイカー:0.075% | 無料 |
日本語対応 | あり | あり |
ゼロカットシステム | あり | なし |
スマホアプリ | あり | あり |
本人確認登録 | 不要 | 必要 |
取り扱い銘柄数はBybitが35種類なのに対し、TAOTAOは5種類と大きな差がありました。
レバレッジの倍率はBybitは最大100倍、TAOTAOは最大2倍なので、Bybitのほうが高いレバレッジをかけられます。
また、ロスカットシステムや本人確認の有無についても違いがありました。
Bybit(バイビット)の強み
ここからは、BybitとTAOTAOの強みをそれぞれ解説します。
まずはBybitの強みの紹介です。
最大100倍のレバレッジ取引ができる
Bybitの強みといえばなんといっても、最大100倍のレバレッジ取引ができる点です。
レバレッジ取引とは、口座にある資金を証拠金にして、元本の何倍もの金額で取引する方法のこと。
たとえば口座に10,000円の資金がある場合、100倍のレバレッジをかければ100万円分の金額でトレードできます。
日本では2020年5月に、金融商品取引法という法律が改定されたことにより、どの取引所でも最大2倍のレバレッジしか設定できなくなりました。
今回Bybitと比較しているTAOTAOもレバレッジ取引の倍率は2倍です。
しかし、海外の取引所であるBybitは日本の金融商品取引法による影響を受けておらず、日本人でも高いレバレッジでのトレードが可能です。
そのため、少ない資金で大きな利益を狙いたいなら、Bybitのほうが使いやすいでしょう。
ただし、レバレッジ取引は金額が大きくなる分、損失が出たときのリスクも増えます。
思わぬ損失が出てしまわないよう、損切ラインの設定や資金管理は徹底するよう注意が必要です。
扱っている仮想通貨の種類が多い
Bybitの2つめの強みは、扱っている仮想通貨の種類が多いことです。
Bybitでは現物取引とレバレッジ取引をあわせると、合計35種類の銘柄を扱っています。
仮想通貨のなかでもっとも有名なBTCはもちろん、UNI・AVAX・COMPといった知名度がそれほど高くない銘柄もトレード可能です。
日本では扱っていないアルトコインの売買をしたい人にとっては、魅力的な取引所といえますね。
一方のTAOTAOは、現物取引とレバレッジ取引をあわせても合計5種類の銘柄しか取り扱っていません。
海外の取引所に比べると少ないので、アルトコインをメインにトレードしたい人は物足りなさを感じるでしょう。
以上の点をふまえると、取扱い銘柄の豊富さを重視している人にはBybitがおすすめです。
豊富な特典やキャンペーンを利用できる
Bybitを使う3つめのメリットは、さまざまな特典やキャンペーンを利用できること。
Bybitでは、口座を開設したあとに指定された条件を満たすことで、ボーナスやクーポンがもらえる特典を用意しています。
代表的な特典はこちらです。
- 初回入金:口座登録完了から48時間以内に初回入金すると50ドルのクーポン
- 累計入金:合計入金量が1BTCを超えると20ドルのクーポン
- 新たなUSDT取引ペア:新しく追加されたUSDTペア(BTCUSDT以外のUSDT契約)を一回以上取引すると、5ドルのクーポン
特典で獲得したボーナス・クーポンは、取引をする際の証拠金、もしくは手数料を差し引くための資金として使えます。
初回入金は口座に入金するだけでクーポンがもらえるなど、初心者でも利用しやすい特典があるのはうれしいですね!
上記の他、Bybitでは期間限定のキャンペーンを行っていることもあります。
2021年8月には、はじめて入金したユーザー全員を対象に10ドル相当のクーポンを付与する「トレードデビュー応援キャンペーン」を開催していました。
Bybitのキャンペーン内容は時期によって変わることが多いので、詳しい内容や最新情報は公式サイトを確認してみてください。
さまざまなイベントを実施している
さまざまなイベントを実施しているのも、Bybitの強みです。
一部の仮想通貨取引所は期間限定のイベントを開催することがありますが、なかでもBybitは多種多様なイベントを行う取引所として知られています。
2021年10月時点では、9月の後半からBITという新しい銘柄の取扱いが始まったことを記念して、以下のようなイベントを実施中です。
- Bybitローンチプール
- BITエアドロップ
ローンチプールでは、保有しているBITをBybitに預け入れると、その報酬として一定数のBITを受け取れます。
エアドロップは、期間中にBybitで取引した合計金額に応じてBITが獲得できるというもの。
どちらも新しく上場したBITがもらえるイベントということで、多くのユーザーが参加しています。
Bybitでは上記の他、USDTやBTCの賞金がもらえるトレードバトルや、アフィリエイトマラソンなどのイベントを行うことも。
日本の取引所では見ないようなユニークなイベントも多いので、気になる人はどんなイベントが開催されているかぜひチェックしてみるといいでしょう。
海外取引所であるBybitでは日本にない自由なトレードが可能です。
登録は3分程度で完了します。
TAOTAO(タオタオ)の強み
続いて、TAOTAOの強みを紹介します。
金融庁に登録されており安心して使える
TAOTAOの強みとしてまず挙げられるのは、日本の金融庁に登録されていること。
日本を拠点にしている知名度の高い取引所の多くは金融庁にサービスの提供を許可されており、TAOTAOもそのうちの1つです。
公的機関に登録されている取引所は、サービスが突然終了したり詐欺に遭ったりなどのリスクが少なく、ユーザーは安心して利用できます。
しかし、Bybitをはじめとする海外の取引所は日本の管轄外なので、金融庁には登録されていません。
金融庁からの許可を受けていなくても実質的な影響が出ることは少ないので、過剰に心配をする必要はないでしょう。
とはいえ、過去には金融庁からサービス内容に関する警告を受け、日本人向けのサービス提供を停止・中止した海外取引所もあります。
実はBybitも2021年5月に、無登録で日本人に仮想通貨交換業務を行う取引所として、金融庁から警告を受けました。
2021年10月現在では警告による影響はほぼなく、日本人でも以前と同じようにサービスを利用できます。
ただ、今後サービス内容の変更や規制がかかる可能性もゼロとは言い切れません。
海外の取引所を使うと、どうしても日本の法律に関わる問題が懸念されるため、上記のようなリスクが心配な人はTAOTAOを利用するのが無難です。
日本円での資金管理やチャート分析がやりやすい
日本円での資金管理やチャート分析がやりやすいのも、TAOTAOを使う利点でしよう。
TAOTAOは日本の取引所なので、日本円を入金する際は銀行振込が可能です。
入金した資金はそのまま日本円として口座に保有でき、トレードでいくらの損益が出て、何円の資産を保有しているのかもすぐに把握できます。
Bybitも日本円での入金には対応していますが、入金した時点でUSDTやBTCなど他の通貨に変換されるため、口座に日本円を保有することはできません。
具体的な資産も、USDTが日本円でいくらなのかその都度確認する必要があり、資産管理はやや大変です。
また、TAOTAOでは日本円建ての通貨ペアがあるのはもちろん、チャート画面では各銘柄の価格がすべて日本円で表示できます。
ドル建てベースでのチャート分析をしなくても簡単に値動きをチェックできるのは、日本人にとってはうれしいポイントでしょう。
BybitはUSDTやBTC建ての通貨ペアがメインのため、日本円を軸に資金管理やチャート分析をしたいならTAOTAOがおすすめです。
初心者でも簡単に操作できる
TAOTAOの3つめの強みは、初心者でも簡単に操作できることです。
TAOTAOはユーザー同士ではなく、取引所とユーザーで仮想通貨の売買を行う、販売所形式を採用しています。
板取引とは違って板の厚さや注文数量などを確認する必要がなく、現物取引なら買い・売りのボタンを押すだけですぐに仮想通貨のトレードが可能です。
また、TAOTAOがリリースしているスマホアプリは非常に見やすく、誰でも操作しやすい仕様です。
アカウント管理や入出金、お知らせなどもすべてアプリからアクセスでき、ストレスなく使えます。
販売所だけの取引だとスプレッドが高くなりやすいというデメリットはあるものの、とにかくシンプルさを重視している人には使いやすい取引所です。
Bybitも専用アプリがありますが板取引がメインのため、初心者だと若干使いづらさを感じることがあります。
Bybitの取引方法は、現物取引・インバース無期限・USDT無期限・インバース型先物など専門用語が多く、各取引方法の詳細を覚えるのもはじめは大変です。
そのため、初心者でもすぐに使える取引所を探しているなら、TAOTAOを検討してみるのもありでしょう。
ロスカットを含めて手数料が安い
TAOTAOを使うもう1つのメリットは、手数料の安さです。
TAOTAOではレバレッジの建玉手数料はかかりますが、それ以外の取引やロスカットでの決済、入出金には一切手数料がかかりません。
手数料とはいえ、大きな金額を扱う場合や、頻繁に取引している人だと手数料の額が大きくなることもあるため、無料で取引できるのはうれしいですよね!
Bybitも手数料は安めに設定されているものの、現物なら0.1%、レバレッジ取引のテイカーなら0.075%の手数料が必要です。
レバレッジ取引のメイカーとして注文が約定すれば手数料がもらえることもありますが、主に現物取引やテイカー注文を行う場合は、一定額の手数料がかかります。
そのため、TAOTAOは「とにかく手数料を安く抑えたい」「できる限り手数料無料のところがいい」という人にはおすすめの取引所です。
TAOTAOは日本人や初心者に優しい国内取引所です。
登録は無料で行えます。
結局どちらの取引所を選ぶべき?
BybitとTAOTAOはそれぞれでメリットがあるため、結局どちらの取引所を使うべきか悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで、Bybitがおすすめな人とTAOTAOがおすすめな人をまとめてみました。
Bybit(バイビット)がおすすめな人
以下のような人にはBybitがおすすめです。
- 3倍以上のレバレッジをかけてトレードしたい人
- アルトコインをメインに売買したい人
- 各種特典やイベントに興味がある人
Bybitでは最大100倍のレバレッジをかけられますが、TAOTAOでは2倍のレバレッジでしかトレードできません。
そのため、3倍以上のレバレッジをかけて取引したい人にはBybitがおすすめです。
Bybitでは合計35種類の仮想通貨を扱っているので、アルトコインをメインでトレードしたい場合にも向いています。
また、Bybitは各種特典をはじめ、期間限定のイベントも頻繁に開催しています。
特典を活用したい人や、イベントに参加してみたい人も、ぜひBybitに登録してみるといいですよ。
「せっかくやるなら仮想通貨を思う存分楽しみたい!」という人はBybitが最適です。
豪華特典も忘れずにゲットしてくださいね。
TAOTAO(タオタオ)がおすすめな人
TAOTAOがおすすめな人はこちら。
- 金融庁に登録されている取引所を使いたい人
- 資金管理やチャート分析を日本円で行いたい人
- 手数料を安く抑えたい人
TAOTAOは金融庁に登録されており、サービス内容の変更や規制などのリスクが少ない取引所です。
そのため、日本人でも安心して使える取引所がいい人には適しています。
TAOTAOは口座の保有資産やチャート画面がすべて日本円に対応しているので、資金管理やチャート分析を日本円で行いたい場合にもおすすめです。
また、TAOTAOは取引や入出金、ロスカットでの決済などに手数料がかかりません。
手数料を安く抑えたい人も、TAOTAOを使ってみてはいかがでしょうか。
「仮想通貨は初めてだから色々と不安…」という人はTAOTAOがぴったり。
手数料がかからないのも嬉しいポイントですね。
本格投資を始めるならBybit×TAOTAOの取引所を組み合わせるのが最強
ここまでBybitとTAOTAOの強みを紹介してきましたが、本格投資を始めるなら両方の取引所に登録しておくのがおすすめです。
たとえばBybitだけしか登録していないと、入出金に手間取ってしまいせっかくのトレードチャンスを逃してしまうことがあります。
また、万が一Bybitのサービス内容に変更があったり規制がかかったりした場合、口座に保有している資金を慌てて移動しなくてはなりません。
逆にTAOTAOしか使っていないと、最大でも2倍のレバレッジ取引しかできないため、大きな利益を狙うのは難しいでしょう。
取扱い銘柄もそれほど多くないので、目をつけているアルトコインの売買ができないこともあります。
その点、BybitとTAOTAOを組み合わせながら使えば、自分のトレードスタイルや各通貨のチャートを見つつ、柔軟な対応が可能です。
いきなり複数の取引所を使うのが不安な場合はどちらか1つだけでもいいですが、仮想通貨のトレードに慣れてきたら、ぜひ両方の取引所への登録を検討してみてください。
まとめ
Bybitは最大100倍のレバレッジ取引ができることや扱っている仮想通貨の種類が多いという強みがあります。
特典やキャンペーンを活用したい人、イベントに興味がある人にもおすすめの取引所です。
TAOTAOは金融庁に登録されており安心して使える点や日本円での資金管理・チャート分析がしやすいといったメリットがあります。
手数料のほとんどが無料なので、できるだけ手数料を安く抑えたい人にも向いているでしょう。
なお、両方の取引所に登録しておけば、それぞれのメリットを活かした柔軟な対応ができます。
仮想通貨に慣れてきたら、ぜひBybitとTAOTAOを組み合わせながらトレードするといいですよ!