ここ最近で世界中の仮想通貨トレーダーから注目を集め、日本人ユーザーの数も急上昇しているBybit。
そんなBybitと同じく、CryptoGTという取引所も徐々に人気を集めつつあります。
しかし、海外の仮想通貨取引所について詳しくない人からすると、BybitとCryptoGTにはどんな違いがあるのか気になりますよね。
そこで本記事では、BybitとCryptoGTを比較しながら、それぞれの違いや強みを紹介します。
Bybitでの口座開設を検討している人や、CryptoGTに興味のある人はぜひ参考にしてみてください。
記事の後半ではBybitがおすすめな人とCryptoGTがおすすめな人の特徴もお伝えするので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
Bybit(バイビット)とCryptoGTの比較表
まずは比較表を使って、BybitとCryptoGTの違いを比べてみましょう。
項目 | Bybit | CryptoGT |
---|---|---|
取扱い銘柄数 | 25種類 | 18種類 |
レバレッジの倍率 | 最大100倍 | 最大500倍 |
取引手数料 | メイカー:-0.025% テイカー:0.075% | 無料 |
日本語対応 | あり | あり |
ゼロカットシステム | あり | あり |
スマホアプリ | あり | なし (MT5を使用) |
本人確認登録 | 不要 | 不要 |
BybitとCryptoGTの大きな違いはレバレッジの倍率です。
Bybitが最大100倍のレバレッジをかけられるのに対し、CryptoGTのレバレッジは最大500倍のため、CryptoGTのほうがよりハイレバレッジでトレードできます。
取扱い銘柄数は、Bybitが25種類、CryptoGTが18種類なので大きな差はありません。
ただし、それぞれで取引できる銘柄の種類自体は異なるので、詳しい取扱い銘柄は各取引所の公式サイトを確認してみるといいでしょう。
その他の項目については、両者で大きな違いはありませんでした。
Bybit(バイビット)の強み
ここからは、BybitとCryptoGTのそれぞれでどんな強みがあるのか詳しく見ていきましょう。
まずはBybitの強みを紹介します。
チャート画面が見やすく、スマホアプリにも対応
Bybitの強みの1つとして、チャート画面の見やすさが挙げられます。
たとえば仮想通貨の現物取引をする場合、Bybitでは以下のような画面でトレードできるのが特徴です。
チャートはシンプルなロウソク足を使って表示されており、必要であれば移動平均線やMACDといった各種インジケーターを使用可能。
1分足から月足まで時間足の表示も幅広く対応しており、自分のトレードスタイルに合わせて見やすい画面に変更できます。
さらに、Bybitでは買い注文と売り注文の数量を色グラフで表示した、デプスチャートと呼ばれる画面を使えるのも特徴。
上記のように、買いと売りでどちらの注文が多いかを瞬時にチェックできるため、短期的なトレードをする際に役立ちます。
デプスチャートを表示できる取引所は少ないので、いろいろな判断材料を使ってトレードをしたい人にとってはうれしい機能です。
また、Bybitは専用のスマホアプリにも対応しています。
パソコン版の画面と同じく、スマホアプリのチャート画面も非常に見やすいため、仮想通貨の初心者でも迷わず使えますよ!
メイカー注文なら手数料がマイナスになる
メイカー注文なら手数料がマイナスになるのも、Bybitの強みです。
メイカー注文とは仮想通貨の売買をするときに、取引板にはない価格を指定して注文を出す方法のこと。
反対に、取引板に並んでいる既存の価格で約定させる注文方法のことを、テイカー注文といいます。
Bybitの取引手数料は、メイカー注文の場合だと-0.025%で、テイカー注文の場合は0.075%です。
そのため、メイカーとして注文が約定すれば、取引手数料がプラスの収益として受け取れます。
たとえば、10万円分のBTCを売買したとしましょう。
この場合、テイカー注文だと75円の手数料がかかってしまいますが、メイカー注文だと25円分の手数料が報酬としてプラスになります。
日本の取引所だと、GMOコインなどが同じくメイカー手数料をマイナスに設定していますね!
メイカー手数料として得られる収益は少額ですが、手数料なども含めて少しでも多くの利益を出したいと考えているトレーダーにとっては大きなメリットです。
仮想通貨の現物取引が可能
仮想通貨の現物取引が可能なのもBybitの強みといえます。
とくに仮想通貨の初心者は、レバレッジをかけた取引ではなく、まずは現物取引から始めようと考えている人も多いでしょう。
しかし、取引所によっては仮想通貨の現物取引ができず、仮想通貨FXなどのレバレッジをかける取引しかできないことがあります。
ここでBybitと比較しているCryptoGTも、実は現物取引ができません。
その一方、BybitではBTC・ETH・XRP・EOSの4銘柄は現物取引ができます。
数は多くないものの、レバレッジ取引ではなく現物取引をしたい人にとってはうれしい点です。
豪華なボーナスプログラムが利用できる
豪華なボーナスプログラムを利用できるのも、Bybitの魅力です。
ボーナスプログラムやキャンペーンを行っている取引所は数多くありますが、Bybitはそのなかでもとくに豪華なボーナス特典を用意しています。
Bybitで利用できる代表的なボーナスプログラムは、以下の通りです。
- 新規取引ボーナス:合計100ドル以上の取引をすると5ドル相当のボーナス
- SNSボーナス:BybitのSNSアカウントフォローなど条件を満たすと、5ドル相当のクーポン
- 紹介プログラム:Bybitに友達を紹介して一定の条件を満たすと、紹介者と紹介された人の双方に20ドル相当のボーナス
上記の他、期間限定の初回取引キャンペーンや、累計入金キャンペーンなどを行っていることもあります。
獲得したボーナスは、取引をする際の証拠金や取引手数料を差し引くための資金として利用可能です。
付与されたボーナスをうまく使えば、原資だけで取引をするよりも大きな利益を出せる可能性があります。
ただ、ボーナスは証拠金と取引手数料の両方に使えますが、クーポンは取引手数料の差し引きにしか使えません。
また、ボーナスを使って取引をした際に、そこから得られた利益は出金できますが、ボーナス自体は出金できない点も覚えておきましょう。
大規模なトレードバトルを開催している
大規模なトレードバトルを定期的に開催しているのも、Bybitの強みです。
トレードバトルとはその名の通り、参加したトレーダーたちが個人やチームに分かれて仮想通貨の売買を行い、資産の増加率を元にランキングを競う大会のこと。
バトルでランキング上位に入った人は、BTCやUSDなどの豪華な賞金を獲得できます。
Bybitでは頻繁にトレードバトルを開催しており、過去には日本人向けの大会が開かれたこともありました。
2021年8月18日からは「WSOT取引大会 2021」という世界規模のトレードバトルを開催しており、賞金総額はなんと750万USDT。
初心者にはややハードルが高いものの、世界中の凄腕トレーダーたちが繰り広げるバトルを見られるので、参加するだけでも価値があります。
ちなみに、Bybitのトレードバトルに参加するためには一定の資産が必要ですが、参加費用として資産を支払うわけではありません。
参加するだけなら資産が減ることもないので、興味のある人はBybitの公式サイトやTwitterでトレードバトルの詳細をチェックしてみるといいでしょう。
BitDAOへの支援を行っている
BybitがBitDAOへの支援を行っていることも、注目しておきたいポイント。
BitDAOとは、DeFii分野の事業をサポートするために立ち上げられた分散型組織のことです。
BitDAOでは、世界中の企業や投資家などから資金を集め、その資金を使って将来有望なDeFiに関連する事業への投資・サポートを行っています。
そんなBitDAOの資金集めにひと役買っているのがBybitです。
Bybitは、BitDAOに対し年間1,000億円規模の出資を行うことを発表しています。
そのため、実質的にBitDAOが集めている資金の大半はBybitが支援しているといっても過言ではありません。
また、BitDAOでは「BIT」という独自トークンを発行しています。
BybitはBitDAOに多額の出資をしているため、仮想通貨トレーダーの間では「近々BITはBybitに上場するのでは」という声も。
もしもBITがBybitに上場すれば、通貨としての価値も大きく上がるでしょう。
今後のBitDAO・Bybitの動向や、BITの値動きなどにもぜひ注目してみてください。
仮想通貨デビューを果たすなら、使いやすく魅力満載のBybitがうってつけです。
登録は3分ほどで完了します。
CryptoGTの強み
次に、CryptoGTの強みを紹介します。
最大500倍のレバレッジで取引できる
CryptoGTの強みはなんといっても、最大500倍のレバレッジをかけた取引ができること。
Bybitのレバレッジ倍率は最大100倍なので、CryptoGTではBybitの5倍のレバレッジをかけられます。
たとえば手元にある資金が10万円の場合、CryptoGTなら最大5,000万円での取引が可能です。
日本の仮想通貨取引所では、金融商品取引法により最大でも2倍のレバレッジしか設定できないよう決められています。
海外の取引所なら日本よりも規制がゆるいためハイレバレッジもかけられますが、それでも500倍のレバレッジをかけられる取引所はそうそうありません。
とくに「少ない資金で大きな利益を出したい」という人にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
しかし、高いレバレッジをかければ、その分マイナスになったときの損失額も大きくなります。
資産管理などを徹底していないと、あっという間に資産がなくなってしまうケースも多々あるので、そういったリスクも十分に理解しておきましょう。
取引手数料がかからない
取引手数料がかからないのも、CryptoGTの強みです。
Bybitの取引手数料に関する項目で解説したように、ほとんどの取引所では取引をする際、メイカー手数料・テイカー手数料などがかかります。
その点、CryptoGTではメイカー手数料やテイカー手数料などもかからず、実質的な手数料はゼロです。
Bybitのようにメイカー手数料がマイナスなわけではありませんが、「とりえあず手数料で損をしたくない」という人にとってはうれしいメリットですね!
ただし、CryptoGTも他の取引所と同じく、スプレッドやスワップポイントはかかります。
スプレッドは買値と売値の差額で、スワップポイントは仮想通貨FXをする際に発生する金利差のことです。
取引所によっては、各銘柄の値動き次第でスワップポイントがプラス収益になる場合もあります。
しかし、CryptoGTの仮想通貨銘柄は売り注文も買い注文もマイナス設定のため、銘柄を保有したままだと、基本的には金利差を手数料として支払わなければなりません。
また、CryptoGTは入出金手数料が無料ですが、送金する際にマイナーに対して支払う、トランザクションフィーという手数料は発生します。
メイカー・テイカー手数料はかからないものの、上記のような手数料が必要なことは覚えておきましょう。
50種類以上の通貨ペアを用意
CryptoGTを利用するなら、通貨ペアの多さも注目ポイントです。
CryptoGTではBTC建てのペアをはじめ、LTC/USD・BCH/ETH・XRP/EURなど、50種類以上の通貨ペアで取引ができます。
Bybitの通貨ペアはおよそ28種類なので、CryptoGTのほうがより多くの通貨ペアでトレード可能です。
また、従来の仮想通貨ペアに加えて、シンセティックペアという珍しい通貨ペアもあります。
シンセティックペアでは、BTC/XAU・BTC/TWR・BTC/DOWなど、他の取引所ではあまり見ないような通貨ペアを用意。
その他、USD建てのDeFIトークンなどもあります。
日本円建てでトレードできる
先ほどCryptoGTの通貨ペアについて紹介しましたが、実はCryptoGTでは日本円建ての通貨ペアにも対応しています。
CryptoGTで取引できる日本円建ての通貨ペアは、BTC/JPY・ETH/JPY・XRP/JPYなどをはじめとした約12種類です。
日本円以外の通貨ペアだとドルベースなどでチャートを見なければならず、初心者には難易度が高くトレードしづらいことがありますよね。
その点、日本円建てだとそのまま円ベースでチャートを見られるため、日本人にとってはうれしいポイントです。
残念ながらBybitのほうは、日本円建ての通貨ペアには対応していません。
そのため、日本円ベースでトレードしたい人はCryptoGTの利用を検討してみるといいでしょう。
ただし、CryptoGTが日本円建てのトレードができるといっても、日本円での入出金に対応しているわけではありません。
あくまでもチャート表示や価格表記などを日本円建てでチェックできるというだけで、実際の売買には他の通貨を利用する必要があります。
取引ツールにはMT5を使用
CryptoGTでは仮想通貨の取引をする際、MT5というツールを使用します。
MT5は正式名称を「Meta Trader5」といい、2011年にロシアのメタクオーツ社が開発したFX用のトレードツールです。
同じようなトレードツールとしてMT4などがありますが、MT5はFT4の後続ツールとして開発されました。
MT5のメリットは、各種インジケーターや自動売買プログラムのEAなどを無料で使えること。
パソコン版のMT5なら、時間足は21種類、標準インジケーターは30種類もあり、自分のトレードスタイルに合わせて自由自在にカスタマイズできるのが魅力です。
MT5はスマホアプリもリリースしており、外出先でも気軽に仮想通貨トレードができます。
また、MT5は1台のパソコンやスマホアプリ内で、別業者の口座を複数登録することも可能です。
そのため、従来のように取引所専用の画面でトレードするのとは違い、ワンタップで別の口座に切り替えができます。
Bybitもサブアカウントの登録などはできますが、別業者の口座管理まではできないので、その点ではCryptoGTのほうが自由度が高いといえますね!
CryptoGTにも他の取引所にないメリットがたくさんあります。
登録は無料です。
結局どちらの取引所を選ぶべき?
BybitとCryptoGT、それぞれの強みが分かったところで、結局どちらの取引所を選ぶべきなのかまとめてみました。
Bybit(バイビット)がおすすめな人
まずBybitがおすすめなのは、以下のような人です。
- 難しい操作が苦手な人
- 手数料なども含め、少しでも多くの利益を出したい人
- 仮想通貨の現物取引をしたい人
- ボーナスを活用したい人
- トレードバトルに興味のある人
Bybitは売買するときの操作方法などが簡単で、なおかつスマホアプリも使いやすいため、どちらかというと仮想通貨の初心者が使うのに向いています。
メイカー注文だと取引手数料が報酬として受け取れるので、指値注文をして少しでも利益を増やしたい人にはおすすめの取引所です。
また、Bybitでは入金ボーナスやSNSボーナスなど、さまざまなボーナスプログラムを用意しています。
他の取引所に比べても種類豊富なボーナスがあるので、ボーナスを活用したい人はBybitに登録してみるといいでしょう。
迷っているならまずは初心者に優しいBybitから始めてみましょう。
豪華なボーナスはしっかりと受け取ってくださいね。
CryptoGTがおすすめな人
CryptoGTがおすすめな人の特徴は、以下の通りです。
- ハイレバレッジで取引したい人
- 取引手数料を安く抑えたい人
- さまざまな通貨ペアで取引したい人
- 日本円建てでトレードしたい人
CryptoGTは最大500倍のレバレッジをかけられるのが特徴なので、ハイレバレッジでトレードしたい人に向いています。
取引手数料が無料のため、なるべく手数料を安く抑えたい人にとっても使いやすいでしょう。
また、50種類を超える通貨ペアに対応しているのもCryptoGTの強みです。
日本円建てのペアをはじめ、さまざまな通貨ペアでトレードしたい人も、CryptoGTの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
どちらの取引所にもそれぞれの良さがあります。
良いとこどりしたいなら、2か所同時に登録して使い分けると良いですよ。
まとめ
BybitとCryptoGTはそれぞれに強みがあります。
初心者でも使いやすい取引所を探している人や、仮想通貨の現物取引をしたい人、ボーナスプログラムを利用したい人などはBybitに登録するのがおすすめです。
ハイレバレッジでトレードしたい人や、日本円建ての取引をしたい人などは、CryptoGTに登録してみるのもいいでしょう。
ここで紹介したBybitとCryptoGTの違いも参考にしつつ、自分と相性のいい取引所を使ってくださいね!