日本の仮想通貨取引所に慣れてくると、海外の取引所に移行するトレーダーも多くいます。
そんな海外にある取引所のなかでも、日本人ユーザーの数が多い取引所として知られるのがBybitです。
そしてBybitと並び、OKExという取引所も世界中で人気を集めています。
しかし、海外の取引所にそれほど詳しくない人からすると、BybitとOKExはいったいなにが違うのか分かりませんよね。
そこで本記事では、BybitとOKExの違いやそれぞれの強みを徹底比較します。
これから海外の仮想通貨取引所を利用しようと考えている人や、Bybit・OKExの違いについて詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
記事の後半ではBybitがおすすめな人とOKExがおすすめな人の特徴もお伝えするので、ぜひ最後まで目を通してくださいね。
目次
Bybit(バイビット)とOKExの比較表
それではまず、BybitとOKExではなにが違うのか、表を使って比べてみましょう。
項目 | Bybit | OKEx |
---|---|---|
取扱い銘柄数 | 25種類 | 100種類以上 |
レバレッジの倍率 | 最大100倍 | 最大100倍 |
取引手数料 | メイカー:-0.025% テイカー:0.075% | メイカー:0.02% テイカー:0.05% |
日本語対応 | あり | なし |
ゼロカットシステム | あり | あり |
スマホアプリ | あり | なし |
本人確認登録 | 不要 | 不要 |
比較した結果、もっとも違うのは取扱い銘柄の数で、Bybitが25種類なのに対し、OKExでは100種類以上の銘柄を扱っています。
また、Bybitは公式サイトやスマホアプリが完全に日本語対応ですが、OKExでは日本語に対応していません。
英語が苦手な日本人からすると、Bybitのほうが使いやすい取引所といえそうです。
その他、BybitとOKExはどちらも本人確認不要で仮想通貨のトレードを始められますが、OKExでは本人確認をしていないと出金ができません。
OKExで口座に入っている資金を出金するためには、基本的な本人確認を済ませて、少なくとも本人確認レベルを1にしておく必要があります。
ちなみに、Bybitでは本人確認をしていなくても、1日に2BTC以下の資金なら出金可能です。
他の項目についてはこれといった違いはなく、ほぼ同じでした。
Bybit(バイビット)の強み
BybitとOKExの違いがざっくりと分かったところで、ここからはそれぞれの強みを具体的に見ていきましょう。
まずはBybitの強みを紹介します。
取引手数料が安い
Bybitの強みとしてまず挙げられるのは、取引手数料の安さです。
基本的に仮想通貨の取引所は、トレードをする際に手数料を設定しています。
主な取引手数料は、メイカー手数料とテイカー手数料の2つです。
メイカー手数料とはいわゆる指値注文のことで、取引板にない価格で注文を出す方法のこと。
テイカー注文は成行注文のことを指し、取引板にある既存の価格ですぐに約定される注文方法のことです。
Bybitの取引手数料は、メイカー注文だと-0.025%、テイカーだと0.075%に設定されています。
つまり、メイカーとして注文が約定されると、0.025%分の手数料が利益として受け取れるということです。
OKExの取引手数料も他の取引所に比べると安いですが、Bybitのように取引手数料がマイナスになるわけではありません。
そのため、多くの取引をするのであれば、マイナー注文だと手数料分が利益になるBybitのほうが安い手数料で済むでしょう。
世界規模のトレードバトルに参加できる
Bybitでは、定期的に仮想通貨のトレードバトルを開催しています。
トレードバトルとは、仮想通貨の売買による資産の増加率を競い、ランキングの上位に入れば豪華な賞金がもらえる大会のことです。
2021年8月18日からは、ドラゴンクエストをテーマにした「WSOT」というトレードバトルを開催中しています。
WSOTの賞金総額は750万USDTで、日本人も多く参加していますよ!
トレードバトルでは個人戦やチーム戦などさまざまなバトル形式があり、世界屈指の仮想通貨トレーダーたちが繰り広げる生のバトルを観戦できます。
参加するだけなら資産が減ることもないので、興味のある人はBybitの公式サイトなどで詳細をチェックしてみるといいでしょう。
種類豊富なボーナスキャンペーンを実施している
種類豊富なボーナスキャンペーンを実施しているのもBybitの魅力。
ボーナスキャンペーンを行っている取引所は数多くありますが、そのなかでもBybitのキャンペーンは数が多いうえに、なおかつ内容も豪華です。
Bybitは2021年8月29日時点だと、以下のようなボーナスキャンペーンを行っています。
- 新規取引ボーナス:合計100ドル以上の取引をすると5ドル相当のボーナス
- 累計取引ボーナス:取引日数が累計7日間に達すれば5ドル相当のクーポン
- 累計入金ボーナス:合計入金量が1BTCを超えれば20ドル相当のクーポン
上記の他、WSOTに参加している人はWSOTのスペシャルキャンペーンや、利食い・損切り機能を利用するだけでボーナスがもらえるキャンペーンなども実施中です。
キャンペーンで獲得したボーナスは、取引をする際の証拠金として、もしくは取引手数料を差し引くための資金として使えます。
クーポンは証拠金としては使えませんが、手数料の差し引きに利用可能です。
その他にも、Bybitではさまざまな期間限定キャンペーンを行っていることがあるので、公式サイトで最新情報やキャンペーンの詳細もぜひチェックしてみてください。
日本語に完全対応
日本語に完全対応しているのも、Bybitを利用するメリットです。
日本の取引所とは違い、海外の仮想通貨取引所は日本語に対応していない場合があります。
今回Bybitと比較しているOKExも、現時点では日本語に対応していません。
その点、Bybitでは公式サイトはもちろんスマホアプリやサポートセンターも日本語対応のため、英語が苦手な日本人でも迷わず使えるのが特徴。
チャート画面の操作ボタンなどもすべて日本語で表記してくれており、初心者でも問題なく使えますよ!
また、Bybitの公式ブログでは仮想通貨トレーダーの金ちゃんという女性が、Bybitでの操作方法や相場分析などに関する初心者向けの記事を書いています。
これだけ徹底して日本人でも使いやすいよう配慮している海外の取引所はそうそうありません。
とくに仮想通貨のトレード経験が浅い人や、海外の取引所を使うのに不安がある人などは、日本人でも簡単に使えるBybitに登録してみるといいでしょう。
BitDAOへの出資をしている取引所として注目されている
BybitがBitDAOへの出資をしていることも、注目しておきたいポイントです。
BitDAOとは、DeFi関連のプロジェクトを支援するために立ち上げられた分散型組織のこと。
簡単にいうと、世界中の投資家や企業から資金を集め、これからの将来性が期待できるDeFi分野のプロジェクトに支援を行っている組織です。
そしてBybitはBitDAOに、年間1,000億円規模の出資をすることを発表しました。
BitDAOに出資していている投資家や企業は他にもありますが、出資するためには「Bybitと交流があること」という条件が定められています。
このことからも、BitDAOへの出資はBybitが主導権をもっているといえるでしょう。
また、BitDAOではBITという独自のガバナンストークンを発行しています。
ガバナンストークンとは、BitDAOのプロジェクトに関する新しい機能の追加や意思決定などの権利を付与するためのトークンです。
BybitはBitDAOに大規模な出資をしているため、「BITは近々Bybitに上場するのでは」という声も挙がっています。
もしもBITがBybitに上場すれば、通貨としての価値も爆上がりすることが期待できるので、今後のBybit・BitDAOの活動にもぜひ注目してみてください。
完全に日本語対応で圧倒的に使いやすいBybitは初心者におすすめです。
登録は以下のボタンより3分程度で行えます。
OKExの強み
次に、OKExの強みを紹介します。
取扱い銘柄が100種類以上ある
OKEx最大の強みは、取扱い銘柄の豊富さです。
BTCやETHといった有名な銘柄はもちろん、知名度の低いマイナーコインも豊富に扱っています。
OKExでトレードできる銘柄の数は100種類を超えており、さらにトレーディングペア数は400種類以上。
最近話題を集めているDeFi銘柄やNFT銘柄など、幅広い通貨の取引が可能です。
Bybitで取引できる銘柄は25種類なので、知名度の低いアルトコインの売買においては、OKExのほうが優秀といえます。
取引方法が豊富
取引方法が豊富なのも、OKExの魅力です。
OKExでは以下5種類の取引方法があります。
- 現物取引
- レバレッジ取引
- 先物取引
- パーペチュアルスワップ
- オプション取引
1つの取引所でこれほど多くの取引方法に対応しているのは珍しく、なかでも注目なのがオプション取引というトレード方法。
オプション取引は従来のトレードと違い、将来のある時点において、あらかじめ決めていた価格で売買する権利の取引をします。
オプション取引では、たとえ目をつけていた通貨の価格が下がったとしても、売買の権利を放棄すればマイナスになるのは権利代だけなので、大きな損失にはなりません。
日本の取引所ではあまり馴染みのない取引方法ですが、多額の資産をもっている投資家などはよく利用しています。
Bybitでもいろいろな取引方法が利用できますが、OKExのほうが取引方法や銘柄の種類は多いので、幅広い取引をしたいならOKExに登録してみるといいでしょう。
デリバティブの取引高が世界トップクラス
デリバティブの取引高が多いのも、OKExの強みといえます。
コインマーケットキャップの情報を参考にすると、仮想通貨のデリバティブ取引高ランキングの1位はBinanceで、2位がOKExです(2021年8月29日時点)。
OKExは数ある取引所のなかでも、デリバティブ取引にはとくに強い取引所といえるでしょう。
24時間のデリバティブ取引高は1兆円を超えることもあり、これだけ取引高が高いと板も厚いので、トレードもスムーズに行えます。
ちなみに、Bybitのデリバティブ取引高は世界4位で、BinanceやOKExにも引けを取りません。
ただ、現時点ではOKExのほうが1日の取引高は多く、希望通りの価格で仮想通貨の売買をするという面では、OKExが優れているといえます。
独自トークンのOKBを保有していれば手数料が割引される
OKExでは独自トークンのOKBという銘柄を発行しており、OKBの保有量に応じて手数料が割引になるシステムを採用しています。
OKExはもともとの手数料が低めに設定されているので、さらに手数料が安くなるのはうれしいですね!
また、OKBの保有者には以下のようなメリットもあります。
- 保有者にトークンを配るイベントへの参加権が与えられる
- OKExに上場する銘柄の投票権が付与される
- OKExの基軸通貨として活用できる
- ステーキング報酬としてOKTトークンが配布される
OKBは口座に保有しているだけでもさまざまなメリットがあるので、取引所の独自トークンに興味がある人は、こういった点にも注目してみるといいでしょう。
日本版の取引所が使える
OKExは海外の取引所ですが、実は同じOKグループが運営元の「OKCoinJapan」という、日本人向けの取引所もあります。
OKExとは違い、OKCoinJapanは公式サイトや売買を行う操作画面などもすべて日本語に対応しているため、日本人でも使いやすいのが特徴。
また、OKCoinJapanは日本の金融庁に登録されているので、海外の取引所に比べると安心して使えるのも魅力です。
OKCoinJapanの取扱い銘柄は7種類とやや少ないものの、最近では日本国内でも徐々に注目を集めています。
2021年6月からは、日本ではじめてOKBの取扱いもスタートしました。
もし海外の取引所に登録するのが不安な場合、まずはOKCoinJapanに登録することを検討してみてはいかがでしょうか。
マイナーコインが豊富で独自トークンを発行しているOKExは中級者〜上級者にぴったりです。
登録は以下のボタンより無料で行えます。
結局どちらの取引所を選ぶべき?
ここまでBybitとOKExの強みを紹介しましたが、結局どちらの取引所を選ぶべきか迷ってしまう人もいるはず。
そんな人のために、それぞれの取引所におすすめな人の特徴をまとめてみました。
Bybit(バイビット)がおすすめな人
Bybitがおすすめなのは、以下のような人です。
- 取引手数料を安く抑えたい
- トレードバトルに参加してみたい
- ボーナスキャンペーンを使ってトレードしたい
- 日本語に対応している取引所を使いたい
Bybitはメイカーとして注文が約定されると、手数料をプラス収益として受け取れます。
そのため、手数料をできるだけ安く抑えながら、少しでも多くの利益を出したい人におすすめです。
トレードバトルに興味のある人や、ボーナスキャンペーンを使ってトレードしたい人にも向いているでしょう。
また、Bybitは公式サイトやアプリなど完全に日本語対応なので、英語に自信のない人にもぴったりの取引所です。
まずは初心者に嬉しいメリットがいっぱいのBybitに登録して仮想通貨デビューを果たしましょう。
ボーナスはしっかりと受け取ってくださいね。
OKExがおすすめな人
OKExがおすすめなのは、以下のような人です。
- マイナーなアルトコインの取引もしたい人
- いろいろな取引方法を活用したい人
- 取引高の多い取引所がいい人
- 独自トークンを保有してみたい人
OKExは取扱い銘柄の数が100種類以上と多いため、有名な銘柄だけでなくマイナーなアルトコインの取引もしたいという人にはうってつけ。
取引方法も豊富にあるので、とくに仮想通貨のトレードにある程度慣れている中級者~上級者にはおすすめの取引所です。
デリバティブの取引高は世界トップクラスのため、安定した取引板で仮想通貨の売買をしたい人にも向いているでしょう。
また、OKExではOKBというトークンを発行しており、保有していれば手数料の割引やトークン配布イベントの参加権が与えられるなど、さまざまなメリットがあります。
取引所の独自トークンに興味がある人も、OKExに登録してみるといいでしょう。
仮想通貨に慣れたらOKExにもチャレンジすると良いかもしれません。
2つの取引所を使い分けることで良いとこどりができますよ。
まとめ
BybitとOKExはそれぞれにメリットがありますが、とくにトレードバトルに参加してみたい人やボーナスキャンペーンを活用したい人などはBybitがおすすめです。
また、Bybitは日本語に対応しており、公式サイトのブログでは操作方法や相場分析などに関する記事も読めます。
そのため、仮想通貨のトレードにあまり慣れていない初心者も、Bybitに登録してみるといいでしょう。
一方のOKExは100種類を超える銘柄を扱っていることや、独自トークンのOKBを発行しているなどのメリットがあります。
マイナーなアルトコインの取引をしたい人や独自トークンを保有してみたい人などはOKExもおすすめです。