最大100倍のレバレッジ取引や豊富なアルトコインのトレードができ、海外取引所のなかでも多くの日本人から支持されているBybit。
一方のbitFlyerも、bitFlyer Lightningという独自のトレード方法がある取引所として日本では有名です。
しかし、仮想通貨の取引所にそこまで詳しくない人は「BybitとbitFlyerでは一体なにが違うの?」と疑問を持つこともあるでしょう。
そこで本記事では、BybitとbitFlyerの違い、さらにそれぞれの強みを紹介します。
BybitとbitFlyerの具体的な違いを知りたい人やどちらの取引所に登録するべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Bybit(バイビット)とbitFlyer(ビットフライヤー)の比較表
まずは、BybitとbitFlyerではどんな違いがあるのか比較してみましょう。
項目 | Bybit | bitFlyer |
---|---|---|
取扱い銘柄数 | 35種類 | 13種類 |
レバレッジの倍率 | 最大100倍 | 最大2倍 (新規登録者はレバレッジ利用不可) |
取引手数料 | メイカー:0.1% テイカー:0.1% | 0.01~0.15% |
日本語対応 | あり | あり |
ゼロカットシステム | あり | なし |
スマホアプリ | あり | あり |
本人確認登録 | 不要 | 必要 |
取扱い銘柄に関してはBybitが35種類、bitFlyerが13種類と、大きな差があります。
レバレッジの倍率はBybitが最大100倍なのに対し、bitFlyerは最大2倍までと決められており、こちらも違いがありました。
また、Bybitはレバレッジ取引をする際、保有資産以上の損失が出たとしても、取引所がマイナスになった分の損失を負担してくれるゼロカットシステムを採用しています。
一方、bitFlyerは万が一保有資産を超える損失が出た場合、マイナスになった分を追加で支払わなければなりません。
その他の手数料や日本語対応、スマホアプリの有無についてはこれといった違いはありませんでした。
Bybit(バイビット)の強み
ここからは、BybitとbitFlyerの強みをそれぞれ見ていきましょう。
まずはBybitの強みを紹介します。
ハイレバレッジでトレードができる
Bybitでは、最大100倍のレバレッジをかけたトレードができます。
レバレッジとは、口座にある資産を証拠金として担保にし、元金の何倍もの金額で取引する方法のことです。
手元に10,000円しかなくても、レバレッジ100倍にすれば100万円分の取引ができるなど、小額でも大きな利益を狙えるのがメリット。
とくに仮想通貨のトレード経験が豊富な人は、勝負所で高いレバレッジをかける人も多くいます。
bitFlyerは日本の金融商品取引法が改定されたことの影響で、レバレッジの倍率は最大2倍までしか設定できません。
その点、Bybitなら金融商品取引法の影響を受けておらずbitFlyerの何倍ものレバレッジをかけられるので、大きな金額でトレードしたい人にはうってつけの取引所です。
ただし、レバレッジを高くすればするほど、損失が出たときの金額も大きくなります。
初心者がいきなりハイレバレッジでトレードすると、すぐにロストカットされて資産を失うケースも多々あるので、想定外の損失が出ないよう資産管理には注意しておきましょう。
アルトコインの種類が多い
アルトコインの種類が多いのも、Bybitを使うメリットです。
Bybitは2021年10月5日時点だと、合計で35種類の銘柄を扱っています。
BTCやETHといったおなじみの通貨はもちろん、BNBやALGOなど日本の取引所では扱っていない銘柄のトレードも可能です。
また、Bybitは2020年の後半から2021年にかけて、取扱い銘柄が短期間のうちに着々と増えています。
今後はさらに取扱い銘柄が増えることも期待できるので、どんな銘柄をトレードできるのか定期的にチェックしてみてください。
一方のbitFlyerでは、合計13種類の銘柄を扱っています。
日本の取引所としては多いほうですが、それでもBybitに比べると半分以下の銘柄数しかありません。
そのため、いろいろなアルトコインの売買をしたい人は、Bybitを利用するのがおすすめです。
特典やイベントが充実している
特典やイベントが充実しているのも、Bybitの強みです。
仮想通貨の取引所は独自の特典やキャンペーンを行っていることが多いですが、そのなかでもBybitの特典は種類が多く豪華なのが特徴です。
2021年10月5日時点だと、Bybitでは以下のような特典を用意しています。
- 初回入金:口座登録完了から48時間以内に初回入金すると50ドルのクーポン
- 利食い・損切り:利食い・損切り機能を一回以上利用すると5ドルのクーポン
- 累計入金:合計入金量が1BTCを超えると20ドルのクーポン
特典としてもらったボーナスやクーポンは、取引をする際の証拠金、もしくは手数料を差し引くための資金として使用可能です。
また、BybitではBITという新しい銘柄の現物取引がスタートしたことを記念して、以下の期間限定イベントやキャンペーンも行っています。
- Bybitローンチパッド
- Bybitローンチプール
- BITエアドロップ
- 期間限定入金ボーナス
ローンチパッドは既に終了していますが、ローンチプールやBITエアドロップイベントは2021年10月5日現在も開催中です。
イベントに参加して一定条件を満たすと、BITをもらえるチャンスがあります!
BITはBitDAOというDeFiに関連する組織の独自トークンで、仮想通貨界隈でも大きな話題になっている銘柄です。
今後注目度が上がれば、BITの価格高騰も期待できます。
さらに入金ボーナスでは、期間中にBybitの口座へ入金した金額に応じて、最大1,000USDTのボーナスを獲得可能です。
なお、Bybitのイベントやキャンペーンは時期によって内容が変わるので、最新情報や詳細は公式サイトをチェックしてみてください。
トレードバトルを開催することがある
Bybitのもう1つの強みとして、トレードバトルを頻繁に開催していることも挙げられます。
トレードバトルとは名前の通り、各トレーダーがチームや個人に分かれて仮想通貨の売買を行い、それぞれの資産増加率を競う大会のことです。
バトルでランキングの上位に入った人には、豪華な賞金が付与されます。
2021年8月18日~9月17日には、「WSOT」という世界規模のトレードバトルが行われました。
過去には、日本人限定のトレードバトルが開かれたことも。
賞金が懸かっている大会なだけあり、世界中の凄腕トレーダーたちが参加します。
初心者がいきなり上位に食い込むのは難しいですが、チーム戦ならトレード経験が浅い人でも、賞金を獲得できる可能性は十分にあるでしょう。
参加するには一定の資産が必要なものの、参加費として資産が減るわけではなく、誰でもエントリー可能です。
世界中のトレーダーたちが繰り広げる生のバトルを観戦できるという面白さもあるので、気になる人はこういった点にもぜひ注目してみてください。
楽しくお得に仮想通貨トレードするならBybitがおすすめ。
登録は3分ほどで完了します。
bitFlyer(ビットフライヤー)の強み
続いて、bitFlyerの強みを紹介します。
日本円での入出金や操作に対応していて使いやすい
bitFlyerは日本の取引所なので、日本円での入出金はもちろん、通貨ペアもすべて日本円建てに対応しています。
そのため、日本円での操作や売買に慣れている日本人にとっては使いやすいのが強み。
もちろん説明やチャート画面も日本語なので、仮想通貨の初心者でも簡単に操作できます。
Bybitも日本語や日本円の入出金に対応しているものの、入金した時点で資産はUSDTやBTCなどに交換されるため、日本円を口座に保有できるわけではありません。
通貨ペアもUSDTやBTC建てがメインなので、日本円でのトレードに慣れている人にはやや使いづらいのは難点。
資産の管理も含めて日本円メインでトレードしたい人には、bitFlyerがおすすめです。
日本の金融庁に登録されており安心して使える
日本の金融庁に登録されているのもbitFlyerのメリットです。
国内にある仮想通貨取引所の多くは金融庁にサービス提供を許可されており、bitFlyerもそのうちの1つ。
日本の法律で守られているため、ユーザーは安心して仮想通貨の売買ができます。
一方のBybitは海外に拠点を置く取引所のため、金融庁には登録されておらず、日本の法律の管轄外です。
実はBybitは2021年5月に、無登録で日本人に仮想通貨サービスを提供している業者として金融庁から警告を受けたこともあります。
現在のところ警告による影響はとくになく問題なく利用できますが、過去に金融庁から警告された他の海外取引所は、日本人向けのサービス内容を変更・中止したケースも。
Bybitも金融庁からのさらなる警告や法律の改定などがあれば、サービス内容が変わる可能性もゼロとは言い切れません。
そういったリスクがどうしても不安な場合は、金融庁に登録済みのbitFlyerを使うことを検討してみるといいでしょう。
bitFlyer Lightningという高度な取引方法がある
bitFlyerには、他の取引所にはない「bitFlyer Lightning」という独自の取引方法があります。
bitFlyer Lightningでは、仮想通貨の現物取引・FX・先物取引などが可能です。
通常の販売所や取引所とは違い、同じ取引所内でさまざまなトレード方法が利用できるため、とくに仮想通貨の経験者は重宝するでしょう。
ただし、bitFlyerの仮想通貨FXや先物取引は、2020年5月1日より前に本人確認を完了しているユーザーでないと利用できません。
それ以降に新しく登録したユーザーに関しては、たとえ本人確認を済ませても利用できないようです。
新規登録したユーザーは現物取引しかできないのが現状なので、仮想通貨FXや先物取引をしたいなら、Bybitをはじめとする他の取引所を利用するといいでしょう。
独自のサービスを提供している
bitFlyerを利用する4つめのメリットは、独自のサービスを提供している点です。
bitFlyerでは保有しているBTCを使い、電子書籍やゲーム、ビッグカメラの商品などを購入できます。
bitFlyer経由でインターネットサービスを利用すると、BTCがもらえるというユニークなシステムも用意。
保有しているBTCを実際に使えたり、トレード以外の方法で仮想通貨がもらえる取引所はそうそうありません。
他の取引所にはない独自のサービスを使ってみたい人は、ぜひチェックしてみるといいですよ!
日本円や日本語対応している仮想通貨で取引したいならbitFlyerがぴったり。
登録は無料で行えます。
結局どちらの取引所を選ぶべき?
BybitとbitFlyerは強みにしているポイントが異なるため、結局どちらを選ぶべきか悩んでしまう人もいますよね。
そこで、Bybitがおすすめな人とbitFlyerがおすすめ人の特徴をそれぞれまとめてみました。
Bybit(バイビット)がおすすめな人
以下のような人には、Bybitがおすすめです。
- ハイレバレッジをかけてトレードしたい人
- アルトコインが豊富な取引所がいい人
- 特典やキャンペーンを積極的に活用したい人
Bybitは日本の金融商品取引法の影響を受けておらず、最大100倍のレバレッジをかけてトレードできます。
高いレバレッジで大きな利益を狙いたい人には、Bybitが向いているでしょう。
Bybitは合計35種類の銘柄を取り扱っているため、豊富なアルトコインをトレードしたい人にもうってつけの取引所です。
また、Bybitはさまざまな特典やイベントを用意しています。
2021年10月5日時点ではBITの取り扱い開始を記念した期間限定のイベントなども行っているので、それらのイベントやキャンペーンを活用したい人にもBybitがおすすめです。
ハイレバレッジトレードやいろんな種類のアルトコインでの取引を行えるのは海外取引所であるBybitならでは。
豪華な特典もしっかりと受け取ってくださいね。
bitFlyer(ビットフライヤー)がおすすめな人
bitFlyerがおすすめな人は以下の通り。
- 資産管理やトレードを日本円メインで行いたい人
- 高度な取引方法を利用してみたい人
- 独自サービスを使ってみたい人
bitFlyerは入出金だけでなく、資産の保有や通貨ペアもすべて日本円に対応しています。
そのため、資産管理やトレードを日本円メインで行いたい人にはおすすめの取引所です。
bitFlyer Lightningというさまざまな取引方法がある取引所も利用できるので、高度な方法でトレードしたい場合も重宝するでしょう。
さらに、bitFlyerでは保有しているBTCを買い物に使ったり、インターネットサービスを利用するとBTCがもらえたりする独自サービスがあります。
他の取引所にはないユニークなサービスを使ってみたい人も、bitFlyerの登録を検討してみてはいかがでしょうか。
独自のトレード方法やサービスがあるのは嬉しいポイント。
bitFlyerでは他にはない魅力を味わうことができますよ。
本格投資を始めるならBybit×bitFlyerの取引所を組み合わせるのが最強
BybitとbitFlyerの違いや強みを紹介してきましたが、本格投資を始めるなら両方の取引所を組み合わせることをおすすめします。
なぜなら、複数の取引所に登録しておけば自分のトレードスタイルや値動きに応じて、臨機応変な対応ができるからです。
たとえばBybitにしか登録しないと、日本円建てのペアがなく日本円での資産管理も難しいため、初心者だと慣れるまではうまく使いこなせない場合があります。
反対にbitFlyerだけしか使っていないと、ここぞという場面でも最大2倍のレバレッジでしかトレードできず、それ以上の大きな利益は狙えません。
その点、両方の取引所に登録しておけばそのときの相場状況を見つつ、各取引所の利点を活かしたトレードができます。
1つの取引所だけを使うのもいいですが、自分の手法や選択の幅をより広げたいなら、ぜひBybitとbitFlyerを組み合わせて使うといいですよ!
まとめ
Bybitは最大100倍のレバレッジでトレードができ、アルトコインも豊富にある取引所です。
特典やキャンペーンを積極的に活用したい人や、トレードバトルに興味がある人にもBybitがおすすめ。
bitFlyerは金融庁に登録されているため安心して利用でき、なおかつ日本円での資産管理やトレードも簡単に行えます。
保有しているBTCを買い物に使ったり、インターネットサービスを利用するとBTCがもらえたりといった独自のシステムがあるのも魅力です。
なお、BybitとbitFlyerの両方に登録しておけば、より自分のトレードスタイルや選択の幅を広げられます。
本格投資をするなら、それぞれの取引所を組み合わせることもぜひ検討してみてください!