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Bybit vs Binanceを22項目で比較【どっちが初心者におすすめ?】

9 min

数ある取引所のなかでも、世界中の人が利用しているBybit(バイビット)とBinance(バイナンス)。

どちらも仮想通貨界隈で知らない人はいないほど有名な取引所ですが、「BybitとBinanceってなにが違うの?」「海外の取引所を利用するならどっちを選ぶべき?」といった疑問を持っている人も多いはず。

そこで本記事では、BybitとBinanceを22の項目に分けて比較し、どちらがおすすめなのかを徹底検証します。

なお、この記事は2022年7月27日時点での情報です。

BybitとBinanceの比較まとめ
  • 取り扱い銘柄の数や1日の取引高はBinanceが圧倒的に多い
  • Binanceには独自チェーンや独自トークンがあるものの、Bybitにはない
  • 取引手数料は両者に大きな差はない
  • キャンペーンやイベントは、Bybitのほうがやや充実している
  • 操作画面のシンプルさや使いやすさで定評があるのもBybit

この記事を読めばBybitとBinanceの違いが明確にわかり、自分にぴったりの取引所で仮想通貨のトレードができますよ。

Bybit(バイビット)とBinance(バイナンス)の比較表

まずは、BybitとBinanceの比較表を紹介します。

今回は取り扱い銘柄の数・手数料・キャンペーンやイベントの充実度合いなどをはじめ、全22項目に分けて比較しました。

比較項目BybitBinance
取り扱い銘柄の種類約200種類約370種類
最大レバレッジ100倍125倍
1日の取引量約410億円約1兆8,000億円
独自チェーンなしあり
独自トークンなしあり
現物取引の手数料テイカー:0.1%
メイカー:0.1%
テイカー:0.1%
メイカー:0.1%
デリバティブ取引の手数料取引内容やVIPレベルによって異なる取引内容やVIPレベルによって異なる
入金方法・他の取引所から仮想通貨を送金
・クレジットカード、デビットカードで入金
・E-checkというサービスを使った銀行振込
・他の取引所から仮想通貨を送金
・クレジットカード、デビットカードで入金
入金手数料無料無料
送金方法仮想通貨での送金仮想通貨での送金
送金手数料各銘柄によって異なる各銘柄によって異なる
資産運用方法・Bybitステーキング
・流動性マイニング
・デュアル資産投資
・ローンチプール
・DeFiマイニング
・セービング
・ステーキング
・ファーミング
・デュアル資産投資
日本人の利用
日本語対応ありあり
スマホアプリありあり
キャンペーンやイベントの充実度
取引履歴のダウンロード
NFTの対応ありあり
カスタマーサポートありあり
操作画面の使いやすさ
ブログの有無ありあり
コミュニティ

Bybit(バイビット)とBinance(バイナンス)を22項目で比較

それではここから、BybitとBinanceの違いを各項目ごとに詳しく比較していきましょう。

取り扱い銘柄の種類

まず取り扱い銘柄の種類については、Binanceではおよそ370種類以上の仮想通貨に対応しています。

他の取引所ではあまり扱っていない銘柄も豊富にあり、マイナーなアルトコインでトレードしたい人にとってはうってつけといえるでしょう。

Bybitの取り扱い銘柄は、約200種類です。

日本の取引所とは比べ物にならないほどの種類がありますが、Binanceとは100種類以上の差があります。

単純な銘柄数の数で比較した場合、Binanceのほうが優秀といえそうですね。

最大レバレッジ

Binanceの最大レバレッジは、125倍です。

登録してから60日までの間は、最大レバレッジ20倍の制限がかけられています。

Bybitの最大レバレッジは100倍です。

最大レバレッジの倍率を比較すると25倍の差があるので、より大きな利益を狙うなら、Binanceのほうが使いやすいといえるでしょう。

なお、Binanceで125倍のレバレッジに設定できるのは、BTCでトレードするときのみです。

BTC以外の銘柄でレバレッジ取引をする際は、最大レバレッジの倍率はやや低くなります。

たとえばBinanceのUSDⓈ-MでETH/USDTペアの取引をする際、最大レバレッジは100倍です。

一方、Bybitの無期限契約にあるETH/USDTペアの取引も最大レバレッジは100倍なので、Binanceとレバレッジ倍率は変わりません。

銘柄ごとに最大レバレッジは異なるため、詳しい倍率は各取引所で確認してみてください。

1日の取引量

CoinMarketCapの情報を参考にすると、Binanceの1日の取引量は約1兆8,000億円(記事執筆時点)です。

Bybitの取引量は、約410億円でした。

やはり世界最大手の取引所なだけあり、取引高に関してはBinanceが圧倒的に多いことがわかります。

注文の約定のしやすさや、板取引の厚さでいえば、Binanceのほうが優れているといえそうですね。

とはいえ、Bybitも世界水準で見ると十分な取引高があります

もちろん取引自体もスムーズに行えるので、1日の取引量は参考程度に留めておくといいでしょう。

独自チェーン

Binanceでは、BNB(Build and Build)という独自チェーンを展開しています。

BNBはUSDTやUSDCをはじめとする多くのステーブルコインにも対応しており、非常に利便性の高いチェーンです。

ちなみに、Binanceの独自チェーンは以前までBSC(Binance Smart Chain)という名称でしたが、エコシステムの拡大や分散化を目指すため、2022年2月から現在のBNBに名前を変更しています。

Bybitのほうは、現時点だとBinanceのような独自チェーンはありません

独自トークン

BinanceはBNBチェーンを基軸にした、BNB(バイナンスコイン)という独自トークンを発行しています。

Binanceを使う際にBNBを保有していると、取引手数料が割引になったり両替ができたりなど、さまざまな用途がある通貨です。

Bybitでは、取引所独自のトークンは発行していません。

ただし、BitDAOという分散型組織が発行している、BITトークンを扱っています。

BITは、主にBybitが主体となってプロジェクトを支援しているトークンです。

Bybitで行われる各種イベントやローンチプールなどの基軸通貨にもなっているため、実質的にはBITがBybitの独自トークンに近い役割を持った通貨だといわれています。

現物取引の手数料

Binanceの現物取引手数料は、メイカー・テイカー共に一律で0.1%です。

BNBで手数料を支払うと25%オフになり、さらにユーザーのVIPランクに応じて手数料は安くなります。

Bybitの現物取引手数料も、一律で0.1%です。

Binanceのように独自トークンによる手数料の割引はありませんが、こちらもVIPランクによって基本の手数料よりも安くなります。

デリバティブ取引の手数料

デリバティブ取引の手数料は、取引方法の種類によって差があります

Binanceのデリバティブ取引手数料は以下の通りです。

  • USDⓈ-M先物取引:メイカー0.02%、メイカー0.04%(USDT建ての場合)
  • COIN-M先物取引:メイカー0.01%、テイカー0.05%

取引ペアやVIPレベルによって、上記より手数料が安くなることもあります。

Bybitのデリバティブ取引手数料はこちらです。

  • USDT無期限契約:メイカー0.075%、テイカー0.01%
  • USDTインバース契約:メイカー0.06%、テイカー0.01%
  • USDCオプション取引:メイカー0.03%、テイカー0.03%

BybitもBinanceと同様、VIPレベルが上がれば取引手数料も安くなります。

それぞれ取引の種類が違うので比較するのが難しいですが、取引手数料だけを見れば両者で大きな違いはありません

1度に大きな金額で取引する人や、短期間に何度もトレードする人以外は、過度に気にする必要はないでしょう。

入金方法

日本人が利用する場合、Binanceでは以下の入金方法に対応しています。

  • 他の取引所から仮想通貨を送金
  • クレジットカード・デビットカードで入金

海外に銀行口座がある場合は銀行振込も可能ですが、日本からの銀行振込は実質的にできません。

Bybitの主な入金方法はこちらです。

  • 他の取引所から仮想通貨を送金
  • クレジットカード・デビットカードで入金
  • E-checkというサービスを使った銀行振込

Bybitでは他の取引所からの送金とクレジットカードに加えて、E-checkというサービスを使えば日本の銀行から銀行振込もできます。

そのため、銀行から直接入金して取引を始めたい場合は、Bybitがおすすめです。

入金手数料

BybitとBinanceは、どちらも基本的に入金にかかる手数料は無料です。

ただし、クレジットカードやデビットカードなど一部の方法で入金する際は、各種カード・サービスの決済手数料がかかります

カードブランドごとに決済手数料は異なるので、詳しくは各取引所の公式サイトを確認してみてください。

送金方法

送金方法についてはBybitとBinanceどちらも、保有している仮想通貨を他の取引所に送金するしかありません

ウォレットにある仮想通貨を日本円に換金したい場合は、一度日本の取引所に送金し、そこで通貨を売却して日本円に換える必要があります。

送金手数料

送金手数料はどちらの取引所も、各銘柄によって異なります

Binanceでは以下のように、公式サイトで銘柄ごとの最低出金額と出金手数料がチェック可能です。

Bybitでは各銘柄の出金画面を開くと、それぞれの出金手数料を確認できます。

ちなみに、送金手数料は銘柄で異なる他、送金する際に選ぶチェーンでも変わるので、その都度確認してみるといいでしょう。

資産運用方法

Binanceでは大きく分けて、以下4つの資産運用方法があります。

  • セービング
  • ステーキング
  • ファーミング
  • デュアル資産投資

Bybitで利用できる資産運用は、主に以下の5つです。

  • Bybitステーキング
  • 流動性マイニング
  • デュアル資産投資
  • ローンチプール
  • DeFiマイニング

ステーキングやマイニングなどだいたいの資産運用法は同じですが、Bybitではローンチプールというサービスを利用できます。

ローンチプールは、特定の銘柄を預け入れることで、新しいトークンを無料で獲得できる資産運用方法です。

Bybitも以前はローンチプールを行っていましたが、記事執筆時点では開催されていません。

Bybitでは頻繁にローンチプールを開催していることが多いので、より多くの方法で資産運用をしたいなら、まずBybitをチェックしてみるといいでしょう

日本人の利用

BybitとBinanceは、どちらも日本人の利用が可能です。

ただし、両方とも日本の金融庁には登録されていません

過去にBybitは1度、Binanceは2度、日本人向けに無登録で仮想通貨サービスを提供している業者として、金融庁からの警告を受けたことがあります。

今後、金融庁からの警告により日本人向けサービスの提供を終了する可能性もあるので、そういったリスクがあることも念頭に置いておきましょう。

日本語対応

BybitとBinanceは、両方とも日本語に対応しています。

それぞれの公式サイトで言語設定を切り替えると、日本語表示が可能です。

他の取引所に比べると、どちらも自動翻訳より高いレベルで日本語に対応しているため、とくに問題なく使えます。

スマホアプリ

BybitとBinanceは、どちらもスマホアプリをリリースしています。

両方ともiOSとAndroidそれぞれのアプリがあるので、誰でもスマホから操作が可能です。

キャンペーンやイベントの充実度

時期によってそれぞれの取引所で開催されているキャンペーンやイベントは異なるため、どちらが充実しているかという明確な判断はできません

ただ、記事執筆時点ではBybitのほうがローンチパッドやローンチプールを頻繁に開催しており、資産を増やせるチャンスは多いでしょう。

また、Bybitでは個人やチームに分かれてトレードの利益率を競い合う、トレードバトルを開催することもあります。

Binanceでは大規模なトレードバトルを開催することはあまりないため、仮想通貨トレードの大会に参加してみたい人にはBybitがおすすめです。

キャンペーンに関してはどちらの取引所もさまざまなボーナスや特典を用意しているので、その都度確認してみることをおすすめします

取引履歴のダウンロード

取引履歴は、どちらの取引所でもダウンロードできます

Binanceの場合は各取引の履歴画面を開き、右上にある「Export」のボタンを押すと、任意の期間内のトレード履歴をダウンロード可能です。

Bybitではページ右上の「Orders」メニューから注文履歴のページを開いて、期間を設定したあと「Export」をクリックすれば、履歴をダウンロードできます。

NFTの対応

BybitとBinanceは、どちらも独自のマーケットプレイスを展開しています

各公式サイトのページ上部に「NFT」のボタンがあるので、気になる人は確認してみるといいでしょう。

カスタマーサポート

Binanceでは「Help Center」というページで、取引所の使い方や操作方法を確認できます。

わからないことがあれば「Submit a request(リクエスト提出」というページで、チャットツールを使った質問も可能です。

Bybitでも「Help Center」の画面で、基本的な操作方法や取引のやり方を学べます。

「Submit a Request(リクエスト送信)」のページを開くと、困ったことや疑問をBybitに直接質問もできますよ。

どちらの取引所もカスタマーサポートは充実しているので、問題なく使えるでしょう。

操作画面の使いやすさ

Binanceの場合、たとえば現物取引だと以下のような画面で操作します。

注文方法は成行注文・指値注文・ストップリミットの3つがあり、海外取引所としては標準的な操作スタイルです。

一方のBybitでは、以下のような画面を採用しています。

注文方法は成行注文・指値注文・条件つき注文の3つで、Binanceとそれほど大きな差はありません。

ただ、Binanceとは違って現物取引とデリバティブ取引の画面が完全に分かれているぶん、ややシンプルです。

口コミでも「BinanceのUIが使いづらい」という意見はいくつかありますが「Bybitの操作画面が使いづらい」という人はあまりいません。

そのため、操作画面の使いやすさを重視するなら、どちらかというとBybitのほうがおすすめです。

ブログの有無

BybitとBinance、どちらの取引所にも公式ブログがあります

各ブログでは新しいイベントや取引に関する情報を配信しているので、ぜひ定期的にチェックしてみるといいですよ。

ただ、Bybitのブログは日本語対応ですが、Binanceのブログは基本的に英語表記です。

そのため、Binanceのブログを見るときはGoogle翻訳を使うなど、工夫する必要があります。

コミュニティ

TwitterやDiscordといったコミュニティの人数も比較してみました。

Binanceのコミュニティ人数はこちらです。

Bybitのコミュニティ人数は以下の通り。

Binanceのほうは世界最大手の取引所なだけあり、多くの人が参加しています。

とくにTwitterとインスタグラムのフォロワー数は何倍もの差があるので、コミュニティが充実しているのはBinanceといえそうですね。

Bybit(バイビット)とBinance(バイナンス)はどっちがおすすめ?

ここまでの内容を踏まえて、Bybitがおすすめな人と、Binanceがおすすめな人の特徴をそれぞれまとめてみました。

Bybit(バイビット)がおすすめな人

下記のような人には、Bybitがおすすめです。

  • 使いやすさを重視している初心者
  • 極端にマイナーな銘柄でトレードする予定がない人
  • いろいろな手段で資産運用がしたい人
  • トレードバトルに参加してみたい人

Bybitでは操作画面がわかりやすく、さらにブログやカスタマーサポートもすべて日本語に対応しています。

そのため、仮想通貨投資にまだそれほど慣れておらず、使いやすさを重視している初心者にはおすすめです。

また、大規模なトレードバトルを定期的に開催しているため、そういったイベントに興味のある人はBybitを使ってみるといいでしょう。

まずは「使いやすい!お得!楽しい!」の3拍子がそろったBybitで仮想通貨のトレードデビューを果たしましょう!
登録は3分ほどで完了します。

Binance(バイナンス)がおすすめな人

以下のような人は、Binanceを使うのがおすすめです。

  • マイナーなアルトコインの取引もしたい人
  • 仮想通貨トレードにある程度慣れている中級者~上級者
  • 取引高やコミュニティが充実している取引所を使いたい人
  • 取引所の独自トークンを保有したい人

BinanceはBybitよりも取り扱い銘柄が豊富なため、マイナーなアルトコインの売買をしたい人には向いています

世界トップクラスの取引量やユーザー数も強みなので、取引高の多さ・コミュニティの充実度にこだわる人も使いやすいでしょう。

その他、取引所の独自通貨を保有してみたい人も、Binanceを検討してみてください。

2つの取引所を使いわけることでいいとこ取りができます。
Binanceではアルトコインや独自トークンでの資産運用にチャレンジしましょう!

まとめ

今回BybitBinanceを比較した結果、銘柄数・取引量・使いやすさ・イベントの充実度合いなどで差がありました

ただ、それぞれの取引所に強みがあるので、必ずしもどちらか一方のみを選ぶ必要はありません。

むしろ両方に登録しておけば儲けのチャンスが増えるだけでなく、市況に応じてメインで使う取引所を変えながら投資できるというメリットもあります。

登録も簡単なので、迷ったときはひとまず両方の取引所で口座を開設しておくといいですよ

BybitとBinanceの比較まとめ
  • 取り扱い銘柄はBinanceが多いものの、使いやすさで定評があるのはBybit
  • 取引高やコミュニティの人数が充実しているのはBinanceだが、イベントの多さ重視ならBybitがおすすめ

どちらの取引所にも強みがあるため、可能であれば両方の取引所に登録しておき、自分のトレードスタイルに合わせて使い分けるのがおすすめですよ。

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