Bybitは最大100倍のレバレッジをかけられることや、取扱い銘柄数の多さで人気を集めている海外の仮想通貨取引所です。
DMMビットコインは金融庁に登録されている日本の取引所で、多くの日本人ユーザーが利用しています。
どちらも有名な取引所ですが、
「BybitとDMMビットコインってなにが違うんだろう?」
「自分はどちらの取引所を使うべき?」
など悩んでいる人も多いはず。
そこで本記事では、BybitとDMMビットコインの違いやそれぞれの強みを徹底比較しながら紹介します。
記事の後半ではBybitがおすすめな人とDMMビットコインがおすすめな人の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
Bybit(バイビット)とDMMビットコインの比較表
まずはBybitとDMMビットコインではどんな違いがあるのか、表を使って比較してみます。
項目 | Bybit | DMMビットコイン |
---|---|---|
取扱い銘柄数 | 31種類 | 12種類 |
レバレッジの倍率 | 最大100倍 | 最大2倍 |
取引手数料 | メイカー:-0.025% テイカー:0.075% | 無料 (スプレッドはあり) |
日本語対応 | あり | あり |
ゼロカットシステム | あり | なし |
スマホアプリ | あり | あり |
本人確認登録 | 不要 | 必要 |
取扱い柄数を比較すると、Bybitは31種類、DMMビットコインは12種類なので、Bybitのほうがより多くの銘柄でトレードできます。
レバレッジの倍率はBybitが最大100倍、DMMビットコインが最大2倍となっており、こちらにも大きな違いがありました。
また、Bybitは本人確認をしなくてもトレード可能ですが、DMMビットコインは本人確認を済まさないとトレードできません。
その他、ゼロカットの有無や手数料の設定にも違いがあるため、どちらの取引所を使うかよく検討してみるといいでしょう。
Bybit(バイビット)の強み
ここからは、BybitとDMMビットコインはそれぞれどんな強みがあるのかを解説します。
まずはBybitの強みの紹介です。
最大レバレッジ100倍でトレードできる
Bybitの強みはなんといっても、最大100倍のレバレッジをかけてトレードできる点です。
日本では2020年の5月に金融商品取引法が改正された影響で、国内を拠点としているすべての取引所は最大2倍のレバレッジでしかトレードできないよう決められています。
一方のBybitは海外の取引所なので、日本の金融商品取引法の影響を受けていません。
そのため、日本人ユーザーであっても大きなレバレッジをかけてトレードできます。
たとえば手元に10,000円の資金しかなくても、100倍のレバレッジをかければ100万円分の取引が可能。
このように、少額でもハイレバレッジをかけて大きな利益が狙えるのはBybitのメリットです。
ただし、レバレッジの設定を高くすればするほど、損失が出たときの金額も大きくなります。
ハイレバレッジだとロスカットされる水準が厳しくなるというデメリットもあるので、初心者には難易度が高めです。
Bybitでレバレッジ取引を利用するときは、こういったデメリットがあることも知ったうえで、何倍のレバレッジに設定するか決めるといいでしょう。
日本の取引所にはないアルトコインも多く扱っている
日本の取引所にはないアルトコインも多く扱っているのもBybitの強みです。
2021年9月時点だと、Bybitで取り扱っている銘柄数は合計で31種類あり、DMMビットコインの倍以上の銘柄でトレードできます。
たとえばBybitの無期限USDT契約でトレードできるSOL・AAVE・AXSといったアルトコインは、日本の取引所だと取り扱っていません。
また、Bybitでは2021年9月からUNI・SUSHI・YFI・LINKなどの現物取引も新たにスタートしました。
さすが海外の取引所なだけあり、日本では珍しい銘柄を売買できるのはうれしいですね!
とくに2021年以降、Bybitはユーザー数が急激に増加しているせいか、取扱い銘柄の数も短期間で増えており、今後はさらなら増加も期待できます。
有名な銘柄だけでなく、知名度の低いアルトコインのトレードもしたい人は、Bybitを利用するのがおすすめです。
現物取引・レバレッジ取引の両方とも板取引に対応
現物取引とレバレッジ取引の両方が板取引に対応しているのも、Bybitの強みとして挙げられます。
板取引とは、同じ取引所を利用しているユーザー同士で仮想通貨の売買を行うトレード方法のことです。
別名「取引所形式」などと呼ばれることもあり、以下のように注文量や価格が表示される「板」というものを使ってトレードを行います。
各ユーザーはそれぞれで自分が買いたい・または売りたい価格を設定できるため、買い価格と売り価格に大きな差がありません。
そのため、ユーザーは自分の希望する価格帯により近い金額で売買できるのがメリットです。
一方のDMMビットコインは、板取引でのトレードはできません。
板取引にこだわってトレードしたい人は、Bybitの利用を検討してみることをおすすめします。
定期的にトレードバトルを行っている
Bybitを使うもう1つのメリットは、定期的にトレードバトルを行っている点です。
トレードバトルは名前の通り、仮想通貨のトレーダー同士が個人やチームに分かれて、利益の増加率を競う大会のこと。
ランキングの上位に入ると、BTCやUSDTの現物といった賞金を獲得できます。
日本ではあまり馴染みがありませんが、海外ではトレードバトルを開催している取引所がいくつかあり、なかでもBybitのトレードバトルは規模が大きいのが特徴です。
2021年8月18日~9月17日には、Bybit主催の「WSOT」という世界規模のトレードバトルが行われ、賞金総額750万USDTをかけて多くのトレーダーが競い合いました。
過去には、日本人向けのトレードバトルが開催されたこともあります。
Bybitのトレードバトルは参加費を払う必要がなく、一定の資金を保有していれば誰でも参加可能です。
初心者がいきなりランキング上位を狙うのは難しいですが、通常のトレード以外で資金を増やしてみたい人は、ぜひトレードバトルの情報もチェックしてみるといいですよ!
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DMMビットコインの強み
続いて、DMMビットコインの強みを紹介します。
日本円でのトレードがしやすい
DMMビットコインの1つめの強みは、日本円でのトレードがしやすいことです。
DMMビットコインは日本の取引所なので、入出金や通貨ペア、さらにチャート画面もすべて日本円に対応しています。
日本人にとっては使いやすく、操作方法やテクニカル分析などで迷うことなくトレードできるでしょう。
Bybitも日本円入金には対応しているものの、入金した時点でUSDTなど他の通貨に変換されるため、日本円をそのまま口座に保有できるわけではありません。
また、トレードできる通貨に日本円ペアはなく、日本円建てのチャート画面にも対応していないので、他の通貨建てチャートに慣れていない人はやや使いづらく感じることも。
日本円をウォレットに保有しておきたい人や、日本円建てのトレードをメインに行い人にとって、DMMビットコインは使いやすい取引所といえます。
レバレッジ取引の銘柄数が国内最多
レバレッジ取引の銘柄数が国内最多なのも、DMMビットコインを使うメリットです。
国内ではそもそも仮想通貨のレバレッジ取引ができる取引所自体が限られており、さらにレバレッジ取引は現物取引に比べると取扱い銘柄が少ない傾向にあります。
日本だとGMOコインなどがレバレッジ取引でも多くの銘柄をトレードできますが、それでも取扱い銘柄は10種類です。
その点、DMMビットコインのレバレッジ取引ではBTCやETHをはじめとした合計12種類の銘柄を取り扱っています。
Bybitに比べると劣りますが、国内でいろいろなアルトコインのレバレッジ取引をしたいなら、ぜひDMMビットコインを選択肢に入れてみるといいでしょう。
初心者にも簡単な販売所形式のトレードができる
販売所形式のトレードができるのも、DMMビットコインの強みです。
Bybitの強みで板取引に関する解説をしましたが、販売所形式のトレードは板取引とは違い、取引所とユーザーで売買を行います。
各銘柄の価格は取引所が指定しており、ユーザーは「買い」「売り」のボタンを押すだけで簡単に仮想通貨のトレードが可能です。
注文すればすぐさま取引は成立し、自分の希望する銘柄が品切れになることもありません。
板取引のように成行注文や指値注文など複雑な操作もないので、初心者でも簡単に仮想通貨の売買ができます。
ただし販売所形式でトレードする場合、スプレッドがかかる点には注意が必要です。
スプレッドとは売値と買値の差額のことで、仮想通貨を買うときは市場の値段よりも少し高い値段に、売るときは安い値段になるよう設定されています。
スプレッドは各通貨や時間帯によって異なりますが、銘柄の価格が大きく変動すると、スプレッドの幅も広がることも。
そのため、ユーザーからすると板取引でトレードするよりも、販売所形式でトレードするほうが若干儲かりづらい仕組みです。
販売所形式はすぐに注文が成立して初心者でも気軽にトレードができる反面、上記のようなデメリットがあることも覚えておきましょう。
日本の金融庁に登録済みで信頼性が高い
DMMビットコインを利用するもう1つの強みは、日本の金融庁に登録済みで信頼性が高いことです。
日本にある取引所の多くは金融庁にサービス提供を許可されており、DMMビットコインも2017年12月に金融庁に登録されました。
そのため、急にサービスを終了するなどのリスクが少なく、安心して利用できるというメリットがあります。
Bybitは海外の取引所ということもあり、日本の金融庁には登録されていません。
過去にBybitは無登録で日本人ユーザーに仮想通貨交換業を行う取引所として、金融庁から警告を受けたこともあります。
現在のところ、Bybitでは金融庁からの警告による影響はとくになく、日本人でも問題なくサービスを利用可能です。
ただし、日本の金融庁から警告を受けた他の海外取引所では、日本人ユーザーへのサービス提供を一部停止した事例などもあります。
今後、Bybitの日本人ユーザーに対するサービス内容が変わる可能性もゼロではありません。
こういったリスクが心配な人は、安心して利用できるDMMビットコインを選ぶのが無難です。
仮想通貨デビューするならDMMビットコインがぴったり。
登録は無料です。
結局どちらの取引所を選ぶべき?
BybitとDMMビットコインではメリットやデメリットに違いがあるため、結局どちらの取引所を選ぶべきか悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで、Bybitがおすすめな人とDMMビットコインがおすすめ人の特徴をそれぞれまとめてみました。
Bybit(バイビット)がおすすめな人
Bybitがおすすめな人は以下の通りです。
- 高いレバレッジをかけて大きな利益を狙いたい人
- 日本の取引所にはないアルトコインの売買をしたい人
- 板を使ったトレードをしたい人
Bybitは、最大100倍のレバレッジをかけてトレードできることを強みとしています。
そのため、高いレバレッジをかけて大きな利益を狙いたい人にはBybitがおすすめです。
アルトコインの銘柄数が豊富なため、日本の取引所にはない仮想通貨のトレードをしたい場合もBybitが適しているでしょう。
また、BybitはDMMビットコインとは違い、現物取引とレバレッジ取引の両方とも板取引に対応しています。
板を使ってトレードをしたい人も、ぜひBybitに登録してみてください。
ハイレバレッジやアルトコインの取引ができるのは海外取引所であるBybitならでは。
楽しく自由度の高いトレードができますよ。
DMMビットコインがおすすめな人
以下のような人には、DMMビットコインがおすすめです。
- 入出金や仮想通貨の売買をすべて日本円で行いたい人
- 販売所形式でトレードしたい人
- 金融庁に登録済みで信頼性の高い取引所がいい人
DMMビットコインは入金はもちろん、チャート画面もすべて日本円に対応しています。
したがって、日本円での資金管理やトレードをしたい人にはDMMビットコインが好適です。
さらにDMMビットコインでは、販売所形式のトレードを採用しています。
まだ仮想通貨に慣れていない人や、初心者でも気軽に仮想通貨の売買をしたい場合は、DMMビットコインを選ぶのもありです。
海外取引所に不安があるなら、まずはDMMビットコインで仮想通貨デビューし、慣れたらBybitでもトレードすると良いかもしれないですね。
本格投資を始めるならBybit×DMM ビットコインを組み合わせるのが最強
ここまでBybitとDMMビットコインの強みを紹介しましたが、仮想通貨の本格投資を始めるなら、両方の取引所に登録しておくのがおすすめです。
そもそもBybitは海外の取引所、DMMビットコインは日本の取引所なので、メリット・デメリットが大きく異なります。
しかし、両方の取引所に登録しておけばそれぞれの利点や欠点を活かしつつ、自分の手法やそのときの相場状況に合わせた臨機応変な取引が可能です。
たとえば、ここぞというときに最大100倍のレバレッジをかけられるBybitでトレードすれば、より大きな利益が狙えますよね。
逆に相場状況があまり読めないときは、日本円でスムーズに入出金や売買ができるDMMビットコインを使うと、初心者でも無理のないトレードができます。
上記の他、日本の取引所にはないアルトコインの売買はBybitで行い、それ以外の銘柄はDMMビットコインでトレードするなど、口座を別にして使い分けるのもおすすめです。
もちろんどちらか一方だけの取引所を使うのもいいですが、両方の取引所を組み合わせて使うと、より本格的な投資ができますよ!
まとめ
海外の取引所であるBybitには、最大100倍のレバレッジや、日本の取引所にはないアルトコインを扱っているなどの強みがあります。
頻繁にトレードバトルを開催しているので、仮想通貨の大会に参加して賞金を獲得してみたい人なども、Bybitを使うのがおすすめです。
DMMビットコインは日本円での資金管理やトレードがしやすく、なおかつ日本の金融庁に登録済みで信頼性が高いというメリットがあります。
レバレッジ取引の銘柄数が国内最多なことや、Bybitにはない販売所形式のトレードができる点にも注目してみてください。
なお、BybitとDMMビットコインはそれぞれで特徴が異なるため、どちらか1つだけを使うとトレードの手法や対応が偏ってしまいがちです。
本格的な投資をしたいのであれば、BybitとDMMビットコインの両方に登録することもぜひ検討してみてくださいね!